2月5日(火曜日)
お笑い番組で好きな一つに、読売テレビの「踊る!さんま御殿!!」がある。今夜のゲストに、サバンナ八木君が兄貴と一緒に出ていた。八木君の家は、我が家から車で5分のお隣さんだ。父親も母親も知っている。母親は愛妻と京都女子高の同級生で友達だった。新婚の頃2度ほどお邪魔したことがある。昨年の秋には八木君が近所の田んぼでロケをやっていて、私一人でそれを見ていた。こんなロケも珍しいことだろう。
1年前には関西テレビの「よーいドン!」で、近所でロケがあり、八木君の母、八木定子(68歳)さんは、めでたく”となりの人間国宝”さんに認定された。
両親はちょこちょこテレビで見かけるが、兄は今夜が初めてのテレビ出演のようだ。
サバンナ八木君は、母親の定子さんとそっくりな顔をしている。兄は大人になって初めて見たが、父親ととても良く似ている。若い頃の父親は男前のいい男だった。母親は20歳の成人式の時に旦那さんに惚れて、猛烈なアタックの末めでたく結ばれたと愛妻は言っていた。
「踊る!さんま御殿!!」で、兄貴は弟がお笑い芸人でいるのが不思議と言っていた。何故かと言えば、ギャグのネタは、兄貴が小さい頃に言っていたことのパクリがいくつかあるそうだ。そのことは以前、母親がテレビで話をしたので本当の話だ。サバンナ八木君をテレビで初めて見たときは、そんなにオモロイことを言うわけでもなく、何年もつかだろうかと思ってたが10年は経過した。このところサバンナは、関西テレビの「よーいドン!」の月曜日のレギュラーで登場している。何で使ってもらっているのか、考えて見るが分からない。おもろないところが受けるのか?相方の高橋君のトークで持っているのかどっちだろう。シニアの笑いと若者の笑いのツボは異なると言うのは、最近分かってきたが、何故このトークで笑えるかは、今だ理解出来ないことが多々ある。
2月3日(日曜日)
節分を迎えると京都市内の社寺では、色々な節分行事が始まる。次の三つは特に有名だ。
・壬生寺では、「厄除け節分会」で賑わいを見せる。 厄除けの炮烙(ほうらく・ほうろく)に「家内安全」「無病息災」などの願い事を書いての奉納。鬼払い狂言「節分」の上演。
・吉田神社では、厄祓いの儀式である節分の「追儺式(ついなしき)」。境内を暴れまわる三匹の鬼を、方相氏(ほうそうし)が見事に退治して厄を祓っていきます。
・八坂神社では芸舞妓たちの舞踊奉納、豆まきが二日間に渡って繰り広げられる。
昨年初めて壬生寺の節分に行ったので、今年は華やかな芸舞妓さんが見れる、八坂神社に行くことにした。
芸舞妓さんの豆まきは1時から始まるので、少し早めに行って前側に陣取ることにした。八坂神社に正午に到着。
境内には露天が数軒出ているが、人が多くなると歩くのに邪魔になる。
参拝客が福を求めて次々にやってくる。節分限定授与の立て看板には、「節分は、冬と春の境目であり陰と陽が混じり会う特別な日です。この日の厄災を祓うと一年間無事に過ごせると言われています。串札○○。御剣守○○」。日本人は”限定”の言葉に弱い。先着何名様。何百個限定。
一番売れていたのは「福まめ」だった。何と言っても一袋300円の手軽さがうけているようだ。これを買えば空クジなしの福引が引ける。
外人の方も沢山見えている。上の写真の外人女性は、とても魅力的な女性だった。言葉を聞けば中東の女性のようだ。時間とともに福引の前には長蛇の列が出来ていた。
やること無しで待てば、1時間は無茶苦茶長く感じる。夢中で何かに興じていれば、1時間なんてそれこそアッと言う間だ。1時15分前に20歳前後の娘さん5人連れがそばに来た。彼女達の会話を聞いていると面白い。脱毛をすると毛が濃くなるだの、一人暮らしをすると食事の偏りで女性ホルモンが少なくなるだのと、次々に話題が変わる。舞妓さんは豆まきするとき、こうやってまくのと違うと仕草をして見せた。 「まくえホイッ!」思わず笑ってしまった。笑いに連れられ、私に同意を求めてきた。「そんなまきかただったら前列まで届かないよ。こんな感じてまくのと違う?」と言って、まく真似をしてやった。1時になると舞殿に芸舞妓さん、宮司、年男、年女などが次々に上がる。
写真を撮るにはこちらが良いだろうと、南側に陣取ったが舞妓さんは北側に。裃を着た12人が舞妓さんを遮り写真が撮れない。今更移動は人が多過ぎて身動きできない。しまったしまった島倉ちよこ。
宮司がマイクで注意事項やら芸舞妓さんの説明をする。「舞殿の芸舞妓さんは祇園甲部 の○豆さん、豆○さん」と名前を言うが覚えれるはずも無い。豆まきに先立ち舞いの奉納があった。
芸妓さんの三味線に合わせて、舞妓さんは2曲舞った。最後の「祇園小唄」 は、誰でも知っているお馴染の曲だ。終わるといよいよ豆まきが始まった。当初は写真撮影だけで、豆拾いはしないつもりだったが、目の前に「福まめ」の袋が飛んで来れば手も出したくなる。人が多いとそう簡単にはゲット出来ない。前から3列目なので、ポジション的には良い場所だった。
上の写真の女性は年女だ。根性で2袋ゲッツ!
終わると横の女性が「福まめ欲しかった」と悔しがっていた。友達はどなたも1袋は拾えたようだ。そこで出てくるのはいい男。「お姉ちゃんこれどうぞ」と1袋差し上げた。 「嬉しい!いただいていいですか?」 と言って抱きついてきた(願望の妄想)。
八坂神社の節分行事は華やかだった。2日3日と四花街による舞踊奉納、豆まきは天候にも恵まれ、参拝客のどなたも福を呼び込めたはず。
帰宅し、夕食は恵方巻を南南東に向かって腹一杯食べた。持ち帰った豆は京都では有名な老舗「豆政」のもので、スーパーで売っている外国産の安価な物とは違うようだ。
40年前の新婚の頃が懐かしい。節分には恵方に向かって、巻寿司1本丸かじりが掟だった。それも食べる終えるまで無言でいなければならない。
2月3日(日曜日)
京田辺市の農産物販売所「普賢寺ふれあいの駅」に、節分の恵方巻を注文していたので、朝早くから引き取りに行った。帰宅すると我が家から鬼に扮した息子が出てきた。出勤前に、「鬼は外!」をやると言う。写真を撮るにはグッドタイミングだ。息子の家に「恵方巻」を持って行くと若嫁だけいた。子どもは2階で遊んでいるという。どうやって子どもを1階の部屋に来させようかと相談する。相談の結果、寿司でつろうと言う事になった。2階の子どもに向かって「爺爺が寿司を持って来たよ!下りて来なさい!」と若嫁は叫んだ。
2階から孫が二人下りて来た。「晴太はいお寿司!」「有難う!」
さあ子どもは揃った。いよいよ鬼の出番だ。家と車の間に鬼がちらっと顔を出した。
家の中から赤鬼を見つけた”ひより”は「鬼や!」と大声を上げた。若嫁は「鬼を退治しなさい!」と声を張り上げ窓を開けた。ひよりは鬼をめがけて豆を投げる。「鬼は外!鬼は外!鬼は外!」 と絶叫しながら豆を投げる。
「晴太も鬼を退治しなさい!」と若嫁が言うが、晴太は怖がりで「イヤ!」と叫び、台所の隅にうずくまってしまった。
ころあいを見計らって鬼は退散した。
退散しても「鬼は外!鬼は外!鬼は外!」と言って豆を投げ続ける。もったいないので、「もう鬼は退散していなくなったよ」と言って、ようやく豆まきは終わった。「ひより鬼をやっつけたな」と言ってやるが興奮さめやらぬ状態だ。
小学校1年生になっても鬼は怖い存在のようだ。 いつになったら”福は内~”を言えるでしょうね。息子は着替えて、「行ってきま~す」と言って出勤した。
2月2日(土曜日)
畑の柵の周りには、あちこちニホンズイセンが生えている。
何も手入れはしていないが、年々増える一方だ。今年は気温が低い日が多かったので、例年よりも開花は遅い。
年末あたりからボチボチ咲き、2月一杯は花を楽しめる。
ニホンズイセンは、この時期に我が家で生け花に使える貴重な花。玄関の大きなツボにはド~ンと生け、トイレには一輪挿しだ。水仙は上品な芳香を放ち、清楚な花は心を和ましてくれる。
満月兄弟ジルーの嫁junkoさんは、このスイセンが一番好きと3年前に知った。今年はまだ差し上げていないので、近々宅配する予定だ。
欲しい方は我が家に来ていただければ、いつでも差し上げますよ。
【参 考】
ニホンズイセン(日本水仙)
科名:ヒガンバナ科
属名:スイセン属
学名:Narcissus spp.
英名:narcissus
原産地:地中海沿岸
花言葉:「ナルシスト」(自己愛)
1.学名のNarcissusはギリシャ神話がその由来である。美少年ナルキッソスの名からきていて、彼は池に写った自分の顔に恋い焦がれ、それを捕らえようとして死んでしまった。
2.室町時代以前に、中国を経由して日本に入ったと考えられている。
3.色々な種類を総称して言うときはスイセンで「ス」が濁らないが、種類で呼ぶときは「○○ズイセン」と濁る。
4.群生地で有名な所
(1) 兵庫県
灘黒岩水仙郷 兵庫県南あわじ市(1月中旬から2月中旬)
立川水仙郷 兵庫県洲本市(1月中旬から2月中旬)
(2)福井県
越前海岸(1月下旬から2月下旬)
(3) 千葉県
江月水仙ロード(12月下旬から2月初旬)
をくずれ水仙郷(12月下旬から2月初旬)