アカデミー賞2部門にノミネートされた「Flow」は、ラトビアのアニメーション界から世界に向けて放たれた意欲作です。本作は、カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに、アヌシー国際アニメーション映画祭での4冠達成、そしてゴールデングローブ賞受賞と、世界的な評価を次々と獲得しています。
インディペンデント制作ながら実現した圧倒的なクオリティ
注目すべきは、本作が比較的小規模な制作体制で作られたという点です。一般的な大手スタジオの作品と比べると予算は約6億円と控えめですが、オープンソースソフトウェアBlenderを活用し、40~50人という少数精鋭のスタッフによって、驚くべき映像美が実現されています。
洪水の世界を旅する猫の物語
物語の中心となるのは、洪水に襲われた世界を生きる一匹の猫です。その旅路には様々な動物たちとの出会いが待ち受けており、それぞれのキャラクターが独自の魅力を放ちながら成長していく様子が描かれます。ギンツ・ジルバロディス監督自身の経験も反映された、深い人間性を感じさせる作品となっています。
世界が注目する新時代のアニメーション
巨匠ギレルモ・デル・トロ監督が「アニメーションの未来の壮大な幕開け」と評したように、本作は従来のアニメーションの概念を覆す革新的な作品として注目を集めています。3月14日の日本公開を前に、アニメーションファンだけでなく、映画ファン全体の期待が高まっています。
【作品情報】
「Flow」 3月14日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー 監督:ギンツ・ジルバロディス 第97回アカデミー賞 長編アニメーション賞・国際長編映画賞ノミネート 第81回ゴールデングローブ賞 アニメーション映画賞 受賞
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