ニュースと最近の更新
日本でペーパーバックを印刷できるようになりました
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help?ref_=TN_help
ペーパーバックの書式設定
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201834190
海外ではすでに対応していましたが、ついに日本でも!
紙の本をオンデマンドで、つまり、注文を受けてから印刷される方式で販売できるようになったのです。
早速、出版直前までの工程を、テストデータを作って体験してみました。
「ペーパーバックの詳細情報」の編集については Kindle 本のときとそれほど変わりません。
問題は「ペーパーバックのコンテンツ」の編集です。
この部分について、これから書いて行きたいと思います。
【ISBN について】
ISBN については KDP 専用のものを無料で取得できます。
既に取得していれば、それも使えます。
ISBNを取得し 、原稿、表紙とアップロードするとファイル処理が開始されます。
ここで注意が必要です。
ISBN を取得すると本棚からデータを削除できなくなります。
取得した ISBN は、裏表紙に自動的にバーコードとともに印刷されます。
【各種設定について】
以下のように設定しました。
・インクと用紙のタイプ
本文:白黒
用紙:白
・判型
148 x 210 mm (A5版に相当)
・裁ち落とし設定
裁ち落としなし
・ペーパーバックの表紙仕上げ
光沢なし
・ページを読む方向
右から左(縦書き)
【本文の原稿について】
Kindle 本のときは、いつも docx 形式で原稿を作ってアップロードしていました。
ペーパーバック用の原稿は、日本語だと PDF のみ対応しています。
今回は docx 形式で原稿を作り、PDF に変換してからアップロードすることにしました。
docx 形式の原稿については以下のページからテンプレートをダウンロードできます。
ペーパーバックとハードカバーの原稿テンプレート
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201834230
このテンプレートに従って編集しました。
PDF に変換すると正常にアップロードできました。
プレビューアで確認すると Word で編集した原稿の通りになっていました。
ページ数も同じです。
ただし、ここでも注意が必要です。
PDF ファイルを作るときに、商用利用可能なフォントを埋め込む必要があります。
フォントが正しく埋め込まれていないと、アップロード後のファイル処理で、Amazon がフォントを埋め込みます。
それでエラーにはなりませんが、プレビューアで確認したときに、左のウインドウにメッセージが表示されます。
フォントが変わると表示が崩れるなどする可能性がありますのでチェックが必要になります。
それから、原稿のページ数が最小でも 24 ページ必要です。
【表紙について】
表紙は PDF のみ対応です。
Word で編集し、PDF に変換してアップロードしました。
変換した表紙は正常にアップロードできました。
ただし、サイズに注意が必要です。
本が 79 ページ以上:表紙原稿=表紙+背表紙+裏表紙
本が 79 ページ未満:表紙原稿=表紙+裏表紙
となります。
アップロードする表紙原稿のサイズは以下のページで自動計算できます。
印刷用の表紙計算ツールとテンプレート
https://kdp.amazon.co.jp/cover-calculator
【作成した本の確認について】
プレビューアで確認します。
プレビューアで承認ボタン押さないと「ペーパーバックの価格設定」にすすめません。
エラーがあると承認ボタンを押せません。
プレビューアの左ウィンドウにエラー内容が表示されます。
プレビューアで承認ボタンを押すと、本のデータとともに印刷コストが表示されます。
【印刷コストについて】
A5、本文31ページ、本文は文字のみで、標準的な仕様に設定しました。
これで印刷コストは400円でした。
印刷コストについては、以下のページに詳しく記載されています。
下部に計算ツールのページに飛ぶボタンがあります。
ページ数の少ない方が割高になるのかも知れません。
ペーパーバックの印刷コスト
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201834340#calc
今日、試してみたのはここまでです。
「ペーパーバックの価格設定」についても編集ページの仕様は Kindle 本のときとそれほど変わりませんでした。
以上です。
皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事をお読みになられて、わたくしの作品に興味を持たれた方が、もし、おられましたら、以下のリンクから Amazon Kindle ストアのわたしの著者ページを訪れてみてください。わたしの作品の一覧があります。各作品についての説明も掲載されています(PC版のみ)。
また、各作品へのリンク、書影などは、このブログのカテゴリー「新刊案内」の記事にも掲載されています。それらの記事には、gooへの登録が無くてもコメントできるようになっています。作品を読んだ感想など頂けると有難いです。
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