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学校だより「拓道」より、先生方のエッセイをご紹介します。
柔 軟 な 心
最近、毎週ひそかに楽しみにしているテレビ番組があります。
それは、『秘密のケンミンSHOW』です。
芸能人が出身地、日本各地の、その土地だけで行われている行事・習慣を紹介するのですが、同じ日本なのに都道府県によってこんなにも違いがあるのかと毎回驚き、感心してしまいます。
たとえば、方言。関西弁、特に大阪弁は「なんでやねん!」「あかん、あかん!」など大阪独特のイントネーション、勢い、オーバーアクションで表現するのが特徴です。北海道の方言では、「なまら」「ばくる」「押ささる」などたくさんありますね。食べ物のことを挙げれば、もうきりがありません。
先日も『さばの味噌煮』は関西地方では食べることがなく『さばの醤油煮』が一般的だと番組内で紹介されました。そこで、味噌煮に親しんできた芸能人たちが本当においしいのか半信半疑で醤油煮を試食したところ、『おいしい~!』『こっちのほうがご飯に合う!』との大絶賛でした。(実は私も醤油煮しか食べたことがない県民です)
私は、この番組の一番の魅力はここにあるのだと思うのです。自分とは異なる文化(この場合は食文化)を、実際に体験、判断し、最終的にはそれを認める。または受容する。小さな国の中でさえも多くの違いがあるのだから、世界に目を向けると日本の常識が覆されるような違いがあるのは言うまでもありません。
今月、町の国際交流派遣事業として、町内18名の中学生がオーストラリアを訪問する機会に恵まれました(本校から5名)。きっと日本とは異なる文化を思う存分味わってきたことでしょう。私は、未来を背負っていく子どもたちに心から願います。異文化を受け入れるところまではいかなくても、積極的に違いを理解しようとする柔軟性のある心をもつことを。
柔 軟 な 心
最近、毎週ひそかに楽しみにしているテレビ番組があります。
それは、『秘密のケンミンSHOW』です。
芸能人が出身地、日本各地の、その土地だけで行われている行事・習慣を紹介するのですが、同じ日本なのに都道府県によってこんなにも違いがあるのかと毎回驚き、感心してしまいます。
たとえば、方言。関西弁、特に大阪弁は「なんでやねん!」「あかん、あかん!」など大阪独特のイントネーション、勢い、オーバーアクションで表現するのが特徴です。北海道の方言では、「なまら」「ばくる」「押ささる」などたくさんありますね。食べ物のことを挙げれば、もうきりがありません。
先日も『さばの味噌煮』は関西地方では食べることがなく『さばの醤油煮』が一般的だと番組内で紹介されました。そこで、味噌煮に親しんできた芸能人たちが本当においしいのか半信半疑で醤油煮を試食したところ、『おいしい~!』『こっちのほうがご飯に合う!』との大絶賛でした。(実は私も醤油煮しか食べたことがない県民です)
私は、この番組の一番の魅力はここにあるのだと思うのです。自分とは異なる文化(この場合は食文化)を、実際に体験、判断し、最終的にはそれを認める。または受容する。小さな国の中でさえも多くの違いがあるのだから、世界に目を向けると日本の常識が覆されるような違いがあるのは言うまでもありません。
今月、町の国際交流派遣事業として、町内18名の中学生がオーストラリアを訪問する機会に恵まれました(本校から5名)。きっと日本とは異なる文化を思う存分味わってきたことでしょう。私は、未来を背負っていく子どもたちに心から願います。異文化を受け入れるところまではいかなくても、積極的に違いを理解しようとする柔軟性のある心をもつことを。