先生方のエッセイ 「拓道」６月号より

　　　　　　　　「 夏 」

　いよいよ７月。北海道の短い夏が始まります。昨年は暑い日が多く、「夏」を実感できた年でした。今年も暑い夏だといいなあと思っています（ほどほどに）。

　今年は特に、「節電」「超クールビズ」など、エコで夏を乗り切ろうという機運が高まっていますが、夏に関しては、私はずっとエコでした。生れてから今まで、家には扇風機もエアコンも無い生活でした。「扇風機もないの？」とよく言われますが、ずっとそういう生活だったので、今のところまだ必要性を感じていません。風が欲しいときは、うちわか、自然の風で十分です。外の日陰や、家でも北側の部屋などはけっこう涼しいものです。
　本州の、湿度も気温も高く、本当に蒸し暑い環境では、体のためにもエアコンも必要だと思いますが、北海道の短い夏は、そのまま体感して楽しみたいと思っています。
　しかし、寒さに関しては全く逆です。ちょっと肌寒いと、家を温める程度にすぐストーブをつけてしまいます。冬場の本州の家は、寒くて苦手です。

　本州人の夫は、私とは逆のパターンで、夏に弱く、冬に強いです。生活していく上での「暑さと寒さどちらが耐えられるか？」という問題は、解決しそうもありませんが、夏にしても冬にしても、エコな生活を心がけたいなと思います。
（３０度以上の日には、外で冷たいかき氷が食べたいです！！）