一枚の本革に図案を写して表現します。
『裸婦像後ろ姿』
フィギャーカービングの作品。
カエル、カワセミ、カメとカエルとトンボ、裸婦
ツバメ、ブルドッグ、龍
フィギャーカービングで彫ったビーグル犬を色塗りして完成。額装の制作工程です。
ボード板を二枚重ねて額縁にします。牛本革をかぶせるので、少し大きめに裁断します。
裁断が終わりました。トレースに書いた木目調の図案を革を湿らせて写していきます。
べベラ一本で木目調の表現をしていきます。しっかりと木目に立体感をつけていきます。
木目の彫りが終わり、革を曲げる角の裏にあらかじめ溝を入れて曲りやすくしておきます。
いよいよ色塗りです。色塗りは何度やっても不安です。革に染色を染み込ませます。
まだ完璧ではないですが、乾いたら額装を作品にかぶせ、貼り付けていきます。
貼り付けは、万能ボンドを使いました。額装の四隅の角がぴったりと合ってよかったです。
レザークラフト、フィギャアーカービィング
オードリー・ヘップバーン、
この作品は生徒に挑戦させてやらせたものを、手を加えて修正したものです。
レザークラフトの作品の完成度、出来ばえの良し悪しは、スェーベルカッターの
使い方と、ベベラで滑らかにたたいてきれいなラインをしっかり出すことに尽きる
と言っても過言ではありません。
立体感を出すためには、深く浅くの表現を頭に入れてカッティングしましょう。
ベベラを木槌でたたく場合も強く弱くを使い分けて表現力を磨きましょう!。
牛革の作品 「オードリーヘップバーン」 たたき方で革の色合いをだします。
この作品はカレンダーの写真をトレーシングペーパーに描いて、やはり革を湿らした
上に重ねて先が丸い鉄筆で写します。カットを入れる時は、表現する部分によって
深く切り込み入れたり浅くしたり工夫をします。表現方法は工具を使って叩いて革を
へこませます。渇いても元に戻る事はありません。
クラフト展出品作品!
今から24年前に昆陽寺に行き脚立の上に乗って吽形と阿形の
横顔と納骨堂の中をのぞきながら観音様をスケッチしました。
それを元にトレーシングペーパーにイメージした図案を描き、
草書(くずした)文字は仏教の教えの本から四字熟語を選びました。
横幅が80cmぐらいの大きな作品です。拡大してご覧下さい。
阿と吽左右の仁王を出来るだけ深くカットを入れ迫力が出るようにした。
田舎の実家の玄関を入った右側の壁に飾ってあります。いい色になっていました。
四字熟語は草書の見本を半紙に書いたものをトレースに写して皮に重ね
両面スリム鉄筆を使って力を込め押え付けるようにして表現する。
額縁の模様は仏具展に行ってスケッチしたものから図案を構成した。
観音様は出来るだけ柔和で穏やかで崇高な顔になるようにしました。
作りたいと思った構想から工芸展に出展まで約3カ月要しました。
額縁も牛革です。サイズは37インチぐらいの大きさです。