見出し画像

絵を描きました

海の中へ⋆④

「おじさん、これは・・・」
    小さいけれど・・・
「それ、サワラ」
「そうだよね!」

知っているような、
知らないような、
と思ったのは顔を知らないんだ。
ほとんど切り身でしか見ない。



小ぶりのサワラ一匹は、
二枚おろしの二つ切り。
半分味噌漬けにしよう。


ハモ、



の湯引きはよく知っている。
けれどやっぱり顔は知らなかった。
「よし」
おじさん、包丁を二度三度変える。
また変える。
ザッザッザッ
ザッザッザッ
長い、
骨切りの音。


アジがあるとたいてい買う。
たぶんいちばん食べている魚。
だけどこんな形でこんな尻尾で、
こんなひれで、
顔で。



今、こうして描くまで
知らなかった気がする。


アジか、それともイボダイか。
どちらもあると悩む。
それくらい親しんでいるイボダイ。
え、知りませんか?
こんな魚です。



エボダイ!
ウボゼ!
シズ!
ボウゼ!
などなど名前がいっぱいある魚。




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「物語」カテゴリーもっと見る