yuzuの記

優しい風に誘われて

高木義夫画伯の世界

2020-11-14 17:34:32 | 絵画

 

 

こんな時だからたまには良い宿に泊まってみよう と

go-toを利用して大町の老舗ホテルに宿泊しました。

私の旅の目的は写真を撮る事なので

出かける回数も多く夜中の出立などもあり

ほとんど出入り自由のビジネスホテルが主でしたが

この35パーセントオフは魅力です。

普段はスルーするワンランク上の宿を利用する人が増えていますね。

ロビーに立ち入った際、格式の高さがうかがわれ

流石に老舗のホテルの品位を思ったものです。

みるとフロントの手前に畳の座敷が備えてあり

そこに日本画の美人画が対で展示されていました。

あれっ 上村松園の絵かな ??

日本画に造詣も深くない私は

単に自分の知っている人を思い浮かべたのですが・・・

 

 

家に戻ってからもどこか気になっていたので

ホテルの方に電話してあの絵の作者さんを尋ねました。

「 ああ あの絵は高木義夫画伯のもので本物なんですよ 」と

フロントの人が丁寧に教えて下さいました。

10代で日本画の大家、伊東親水に師事して

日展の特選を複数回受賞した有名な画伯だそうです。

検索してみると上村松園の絵と遠目にはよく似ていますが

顔の描き方とかやはり異なっていましたね。

老舗ホテルとはいえロビーにこんな高価な絵が

飾られているなんて正直驚きでした。

 

でも、やはり日本人ですね。

日本古来の伝統とか文化に触れると

どこか届いてくるものがあって

思わず目を留めてしまいます。

高木義夫画伯の絵は全く初めてでしたが

強く印象に残った作品でした。

 

コメント (2)
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