日本一の大きさを誇る琵琶湖の北西に位置する白髭神社。
そのシンボルとなるのは
朱塗りの湖中大鳥居で
神社境内から国道161号をまたいだ琵琶湖中に鎮座しています。
私が好きなのは夕ぐれ時の
空がピンクや紫のグラデーションに包まれたとき、
そして朝焼けの鳥居の真ん中に日の出が見られる時です。
幻想的で優しい世界に包まれるようですね。
この鳥居は元々は湖に面していて階段からも下りていけたのですが
現在は国道に寄って境内と寸断されて
湖上の鳥居を見に行く為には
交通量の多い国道を横断しなければいけません。
国道には横断歩道がなくスピードも出る区間で
カーブの手前という悪条件から事故も多いのです。
神社も心を痛めて境内から見渡せるように
見晴らし台も作ってくれています。
ただ車の行きかう国道を横切る歩行者も多くて
いたちごっこのようですね。
琵琶湖に浮かぶ沖島を背景に佇む鳥居は
その季節や時間帯によっては本当に絵になる風景です。
何とか良い解決案が見いだされるといいですね。
いつも思うのですが
人のマナーの悪さから囲いがされたり
柵で制限されたりロープが張られたり
安全のための方策で美しいものを美しいまま享受できなくなるのは
とても残念なことです。
全国でもそういった例は多いのでしょうが
皆で知恵を出し合って少しでも原風景を
守っていけたらいいのにな・・・と願います。