看護師の仕事は職業柄、腰痛になりやすいといわれています。
なぜ、看護師の方が腰痛になりやすいのか、そこには業務に関わるいくつかの理由が考えられます。
1つ目は、肉体的負担です。
看護師の業務は、病院に来院もしくは入院される患者さんのお世話が中心となります。
お世話というのは、身体を支える介助も含まれており、なかなか身体負荷がかかる肉体労働になります。
特に入院している患者さんのお世話は、中腰姿勢で行うことが多いため、腰への負担が大きくなってしまうのです。
2つ目は、ストレスです。
ストレスと腰痛は関係ないと思われがちです。
しかし、近年の研究データから、ストレスからくる自律神経の乱れにより、腰痛が発生することがわかっています。
自律神経は身体のあらゆる機能を調整している重要な神経であるため、これが乱れてしまえば、腰痛のみならずさまざまなことに支障をきたすようになってしまいます。
そして3つ目は、不規則な生活リズムです。
特に病棟で働く看護師は、24時間体制で患者さんを見守り、ケアしています。
当然、夜勤も発生します。
その結果、生活リズムが乱れてしまって、体力の回復が追いつかなくなるケースも原因として考えられます。
こうした疲労の蓄積を考えると、看護師の方が腰痛になりやすいのも納得できるのではないでしょうか。
腰痛は慢性的になると、なかなか治癒せず、仕事や生活にも支障を及ぼします。
自身の身を守りたいのなら、夜勤勤務のない病院へ転職したり、重労働が少ない科への配属を希望したりといった対策を取りましょう。
それが難しい場合は、整体やマッサージに通い、日々の生活の中にストレッチを取り入れて、凝り固まった筋肉ほぐしを習慣化することが大事です。
当記事を執筆する中で、腰痛情報の参考になるサイトを発見したので、併せてリンクを貼っておきます。[放っておかないで!看護師に多い職業病【腰痛】]