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2009-11-13 18:58:56 | Weblog
再生医療に応用、心筋細胞判別の目印を物質 国循チーム
2009.11.13 13:13
 ES細胞(胚性幹細胞)を分化させた多種多様な細胞の中から心臓の筋肉となる細胞を選び出すために必要な目印を、国立循環器病センター研究所(大阪府吹田市)の森崎隆幸バイオサイエンス部長らの研究チームが発見した。心臓の再生医療を進める上で重要な成果で、12日付の米国心臓協会誌「サーキュレーション・リサーチ」(電子版)に発表した。

 心臓の再生医療にES細胞やiPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の細胞を使うためには、培養で増やしたさまざまな細胞の中から心筋に成長する「心筋前駆細胞」を見分けて集める必要がある。これまでは心筋前駆細胞に特有の目印が知られていなかったため、元のES・iPS細胞を遺伝子操作して心筋前駆細胞に目印を組み込んで選別する必要があった。

 森崎部長らはマウスのES細胞からの分化が始まって約1週間後に、あるタンパク質が心筋前駆細胞の表面だけにできていることを発見。この目印を利用して、他細胞の混入を1割以下に抑えて心筋前駆細胞を集めることに成功した。

 研究チームの日高京子遺伝子工学研究室長は「元のES細胞を遺伝子操作する必要がなくなり、安全性が高まるメリットもある。今後は心筋前駆細胞だけを集める精度をさらに高めたい」と話している。




鍼灸では経絡という概念を使って思いがけない場所からのアプローチがある。
経絡は発生学の方面からの研究がなされてもいいな、と思っていた。
細胞膜を作る脂質やたんぱく質、その表面にある糖鎖をつぶさに調べていくと見えてくるかもしれないな、とふと思えた記事。

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