玄関先にドロぬぐいのマットがある。
どうもそこは近所のノラ猫の座布団にもなっているらしい。
そこをめぐって争いが起きている…わけではない。
ノラの中でも比較的小生に慣れたものが鎮座していることが多い。
それは白地に灰色のトラ模様がかかったメスである。
それにちょっかいを出している一回り大きい真っ黒なオスがいる。
時を選ばず彼女を探しているようで、夜中でも鳴き歩いている。
迷惑なのだが、日中は玄関先に集まってくる。
甘い声を出しているのだが、メスのほうはケンカ腰の警戒声を発声して威嚇している。
そのやり取りを耳だけで観察している。
見ようとすると愛のささやき(♂)と威嚇の声(♀)を止めてこちらをじっと見つめるのだ。
オスの甘い声はやたら大きく、迷惑なのだが、それを断り続けているメスの威嚇声を聞くと、好きなだけ鳴け…、と同情を誘う。
あわれなやつよのぅ…。
あぁ、人のことは言えない。
自分はその威嚇の声を聞くのが怖くて怖気ている…。
あのクロを笑う立場ではないのだ。
あ、また引っかかれている…。
どうもそこは近所のノラ猫の座布団にもなっているらしい。
そこをめぐって争いが起きている…わけではない。
ノラの中でも比較的小生に慣れたものが鎮座していることが多い。
それは白地に灰色のトラ模様がかかったメスである。
それにちょっかいを出している一回り大きい真っ黒なオスがいる。
時を選ばず彼女を探しているようで、夜中でも鳴き歩いている。
迷惑なのだが、日中は玄関先に集まってくる。
甘い声を出しているのだが、メスのほうはケンカ腰の警戒声を発声して威嚇している。
そのやり取りを耳だけで観察している。
見ようとすると愛のささやき(♂)と威嚇の声(♀)を止めてこちらをじっと見つめるのだ。
オスの甘い声はやたら大きく、迷惑なのだが、それを断り続けているメスの威嚇声を聞くと、好きなだけ鳴け…、と同情を誘う。
あわれなやつよのぅ…。
あぁ、人のことは言えない。
自分はその威嚇の声を聞くのが怖くて怖気ている…。
あのクロを笑う立場ではないのだ。
あ、また引っかかれている…。