こんにちは。
前回に引き続き、登山男君の話をしていきます。
山頂で美味しくカレーを食べ終えた後、下山することになり、荷物をリュックに詰め込み、登山男君と友人と一緒に下山開始。
下山中も話をしながら歩いていたのですが、私がこけないか気を使ってくれる登山男君。
「一体、この短時間で、どれだけ私の中でも印象を良くしてくるんだ!」
うれしい悲鳴を心の中で叫びつつも、ニヤニヤする表情をこらえながら、
「大丈夫です、ありがとうございます」
と、少し冷ややかな対応を取ってしまう。こんな時に甘えることができるタイプの女性はモテるんだろうけど、私は甘えることが苦手なので、大丈夫と答えてしまった。
まあ、本当に大丈夫だったので嘘はついていません(笑
そんなこんなで、下山の終了が近づいてきた頃に、なんで自分がモテないのかという話になったのです。
「私は甘えることが苦手だし、男性に対しての気遣いが下手くそだからかな」
と、自分を客観的に見て、自分のことを話したのですが、その後の登山男君の一言で、一気に幻滅。
「整形するとかは考えたことないの?」
・・・
・・・
・・・
「え?」
この一言を言われた瞬間、私の中で時が止まったような感覚に陥ったのは今でも覚えている。
「整形するとかは考えたことないの?」って、人生で初めて言われたことだし、その一言を言うってことは「あなたの顔は整形でもしないと彼氏ができないよ」と、遠回しに言っているようなもんですよね・・・。
もう、下山なんてどうでも良くなりましたよ。
泣きそうになりながらも、
「整形は考えたこともない」
と、答える私。
この日は、これにて解散。
登山男君も悪気があって言ったわけではないと思うんだけど、さすがにショックすぎて、その後、その一言を仕事中や日常生活中に頭の中をぐるぐる回ってしまいました。
登山の翌日
「昨日の登山、楽しかったね。今度ご飯でも食べに行こうよ」
と、2回目のデート(2人だけで)を誘われたのですが、私は登山男君の一言に木津ついてしまい、とても会いたいと言う気持ちになれずにお断りしました。
当時はかなり凹みましたけど、今となっては、
「かなり失礼な男だな!!」
と、自分の心の中で見下しています(笑
初対面の女性に対して、整形しないのって聞くのはデリカシーなさすぎですよね。普段紳士的であっても、この一言で紳士という要素はかき消されますよ、本当に。
次は、もっといい出会いがないかなと思いつつ、今は自粛するしかないので、恋活アプリの男性の写真を見て気を紛らわしている。
これが意外と面白い。
いろんな男性の回写真を見ているだけで、メッセージのやり取りはしない。今はこれだけでもなぜか満足している(笑
自粛中に心をリフレッシュさせよう!!と、無理やり気持ちを切り替えています😁
登山男君「完」
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