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玉川上水・羽村取水堰

2012年04月15日 | 東京多摩
所在地:東京都羽村市玉川
交通:JR青梅線羽村駅西口から徒歩15分
備考:国指定史跡
関連記事:玉川上水・小金井桜羽村市郷土博物館、玉川上水

羽村取水堰(はむらしゅすいせき)は、多摩川の堰で、玉川上水の取水口(水源)である。

この堰は固定堰と投渡堰(なげわたしぜき)の2つの堰で構成されている。投渡堰とは
堰の支柱の桁に丸太や木の枝を柵状に設置する方法であり、大雨時に多摩川本流が
増水した場合、玉川上水の水門の破壊と洪水を回避する目的で、堰に設置した丸太等を
取り払って多摩川本流に流す仕組みになっている。この仕組みは堰が設置された
1654年(承応3年)からほぼ変わらず現在に至っている。

こちらは羽村市郷土博物館で撮影した全体図。多摩川の水を玉川に集めているのが分かる。


第一水門、第二水門


小吐水門は、流量調整のため一旦取り込んだ水を多摩川に戻すためのものである。


牛枠(川倉水制)。水の勢いを弱め、堤防が壊れるのを防ぐ技術。


羽村取水堰から玉川上水土手の約1kmの間は桜の名所でもある。


玉川上水の送水管


サージタンク


大勢の花見客が訪れ、屋台も数多く出店されている。


玉川上水の開削を請負った玉川兄弟の銅像が建立されている。兄は庄右衛門、弟は清右衛門。
多摩川沿いの地域の農民であったが、功績により「玉川」の姓が与えられた。

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