東京絵の具

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玉川上水

2014年01月17日 | 東京都
※小平市・山家橋から見た玉川上水。

所在地:羽村市、福生市、昭島市、立川市、小平市、小金井市、武蔵野市、西東京市、
三鷹市、杉並区、世田谷区、渋谷区、新宿区
備考:国指定史跡(羽村取水口から大木戸まで約43kmのうち、下流部の暗渠を除いた約30km)

東京都水道歴史館

玉川上水(たまがわじょうすい)は、かつて江戸市中へ飲料水を供給していた上水で、
現在でも一部区間は、東京都水道局の現役の水道施設として活用されている。

羽村取水堰で多摩川から取水し、四谷大木戸(現在の新宿区四谷四丁目交差点付近)
に付設された「水番所」(水番屋)を経て市中へと分配されていた。

承応元年(1652年)11月、幕府により江戸の飲料水不足を解消するため上水開削が計画され、
玉川兄弟(庄右衛門・清右衛門)が工事を請負い、羽村から四谷までの標高差が約100mしか
なかったこともあり、引水工事は困難を極めたが、約半年で羽村・四谷大木戸間を開通した。

※このブログは気晴らしに自分が歩いた場所だけの写真なので中途半端な紹介になっています。

上流部(羽村取水堰から小平監視所まで)

羽村取水堰
羽村市郷土博物館

羽村市・羽村取水堰から玉川上水の桜並木


福生市では、玉川上水を横切る石橋も見られた。


中流部 (小平監視所から浅間橋(杉並区久我山と高井戸の境)まで)

小平監視所は、水路の管理、水質の監視をしています。玉川上水は、小平監視所で
上水道としての役目を終える。これより下流は下水処理水が放流されている。


清流復活の碑。甦る水100選に選ばれている。


放流地点。小平監視場から下流、杉並区浅間橋までの18kmは清流復活区間になる。


小平監視所直下にある上水小橋は玉川上水で唯一水辺に下りて行ける場所である。


玉川上水・小金井桜
国木田独歩 文学碑

急な傾斜でも根を張り生きる木々


下流部(浅間橋から水道局新宿営業所付近まで)

三鷹市の牟礼橋の横にある煉瓦造りの古いアーチ橋「どんどん橋」。1849年築造。


杉並区からは玉川上水の川は姿を消し、陸はこのような支柱や公園などになっている。これを暗渠(あんきょ)という。


杉並区の多摩川上水第二公園


玉川上水と現在の地図などの案内もある。ここは本来、玉川上水の上だと云われなければ分からない。


明治大学付近には大きな水道管がある。


玉川上水水番所跡・四谷大木戸跡碑

汐留遺跡の上水施設の資料。羽村から遺跡までの距離は50kmあり、比高差124mほどの
傾斜を利用して引かれています。桶と枡と木桶を繋いで配置されています。


千代田区紀尾井町の清水公園にある江戸水道の石枡。千代田区麹町で出土した
玉川上水幹線(本管)の一部が展示されている。


文化服装学院(渋谷区代々木)前の広場にある煉瓦造りのアーチ。玉川上水跡地にあり、
「玉川上水の記」の説明文があり、明治31年(1898)、東京の近代水道創設に伴い、
杉並区和泉町から淀橋浄水場に新水路が開削されたため、和泉町から四谷大木戸までの
下流部は導水路としての役割を終え、余水路として使用されることとなったとある。

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