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トトロの森・狭山丘陵

2010年10月09日 | 埼玉県
ナショナル・トラスト(National Trust)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ナショナル・トラストは、歴史的建築物の保護を目的として英国において設立された
ボランティア団体で、現在は同様の趣旨を持って活動する運動、あるいは理念を指しており、
日本では、1964年に古都鎌倉を乱開発から守るために、大佛次郎が立ち上がったのが
始まりとされ、現在は日本全国各地に55の団体が活動をしている。

東京都東村山市、埼玉県所沢市に広がる狭山丘陵は、開発計画でレジェー施設が作られ、
住宅開発が現在も進められているが、宮崎駿監督「となりのトトロ」の舞台のモデルとされた
狭山丘陵の自然と文化財を守るためにトトロのふるさと財団のナショナルトラスト運動
「トトロのふるさと基金」が設立され、狭山丘陵の自然を買い取り、自然破壊の住宅開発に
歯止めをかけ、現在、そして後世に自然を残すために活動をしている。

記憶に新しい活動では、宮崎駿監督がアニメ映画「となりのトトロ」の構想を練った場所とされる
「淵の森緑地」の宅地開発化が進められてきたが、宮崎駿監督が会長を務める市民団体
淵の森保全連絡協議会が緑地を買い取り、行政も動かして公有地化を目指す動向となった。

トトロのふるさと財団は、1991年に埼玉県所沢市上山口雑魚入351にある土地を
約6,400万円でトラスト取得しており、「トトロの森1号地」と名づけられている。

狭山丘陵いきものふれあいの里センター・虫たちの森エリアの近くにトトロの森はあります。


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