鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

親鸞と唯円の生々しい問答(歎異抄9条)

2023年12月26日 | 宗教、哲学
事務所で使っているマグカップサンウルブズとカープの珍しいコラボ親鸞と唯円の生々しい問答(歎異抄9条)歎異抄は五木寛之氏、吉本隆明氏、司馬遼太郎氏、遠藤周作氏、梅原猛氏といった著名人だけでなく、多くの人に感銘を与え、虜にしてきた、宗教の垣根を越えて読み継がれてきた異色の宗教書だそうだ。今回のオンライン講座では、親鸞聖人とこの書を書いた唯円の生々しい対話を記録した歎異抄の9条を学んだ。「念仏まふしさふ . . . 本文を読む

大病した時に自分は凡夫としてどう向き合うのだろう?

2023年12月20日 | 宗教、哲学
【2023年4月のブログより】異義を唱える者に反論するでもなく怒るわけでもなく、優しく包み込み、そし考えを諭す親鸞聖人の優しさ。これもこの書の魅力なのだろうと思った次第だ。歎異抄の学びから - 鍼灸師「おおしたさん」のブログです毎週水曜日の午後、オンライン講座で浄土真宗を学んでいる。今回は歎異抄を学んだ。親鸞聖人がご在世の時代にも教義を勝手に解釈(異義)して門徒に混乱が生じたのだが、親...goo . . . 本文を読む

罪とか運命とか、今思っていることを

2023年11月29日 | 宗教、哲学
写真はお昼前に撮った外苑前の歩道橋からの写真です。今日はとっても良い天気でした!!【2023年4月のブログより】恥の文化は神道と武士道から理解できそうな気がする。しかし欧米で言うところの罪と、日本でいうところの蔑視された民の悲哀といった、親鸞から紐解かれる罪や悪。そこが全く見えてこない。その違いがわかれば少しは理解が深まりそうなので、これから罪や悪について少しばかり調べてみようと思っている。恥と罪 . . . 本文を読む

人生は短いから不幸でいる暇なんてない

2023年11月13日 | 宗教、哲学
昨日の東京ウィメンズプラザフォーラムでいただいたトートバッグにある「育業」ですが、東京都が育休を取得しやすい社会の雰囲気づくりのために令和 4 年 6 月に発表した育児休業の愛称のことです。人生は短いから不幸でいる暇なんてない気づいていない人が多いけど生まれた時に教えてくれ pic.twitter.com/SjlVFEgnWh— さぁさ姉 (@sersa_h) November 11, . . . 本文を読む

蓮如上人の生涯を学んで思ったこと

2023年10月20日 | 宗教、哲学
子どもの頃にもらった数珠を今も使っています。親玉に透かしがあり、のぞくと阿弥陀様を拝むことができるもので、多分2000円くらいで買えると思います。プラスチックでできた見るからにちゃちいものですが、愛着もあるので多分死ぬまで使い続けると思います。毎週仏教のオンライン講座を受講している。だいぶ前の話だが、蓮如上人についての講座の後吉崎御坊について調べていましたら、「数百年前から続く集落の信仰拠点に存続 . . . 本文を読む

変性男子と女性差別

2023年10月06日 | 宗教、哲学
仏教が女性を不浄視するのは、「もしも女が臭くて汚いなら、性欲が起きなくてよいのに」という願望をみたすためである。仏教の教義には、こうした、実現の願望を願望の実現に摩り替えるトリックがたくさんある。もう一つの理由は、ガウタマ本人の意思に反して、ガウタマが「仏様」という、来世での幸福を保証するファルス的存在へと祭り上げられ、仏教が父権宗教になってしまったことである。世界宗教は、キリスト教もイスラム教も . . . 本文を読む

既存の宗教への反発から新しい宗教は生まれる

2023年09月23日 | 宗教、哲学
今日は以前書いた事を思い出しつつ書き出す作業(;^_^A仏教は反カーストから、キリスト教はユダヤ教の選民主義の否定からといった、今ある宗教は現行の宗教への反発から爆発的に成長したという。ユダヤ人は虐げられてきた民というイメージがあったのだが、もともとは自分達を「選ばれた民」として優位性を保とうとしていたらしい。それに反発して誕生したのがキリスト教。宗教の歴史は差別の歴史、なんと皮肉な事だろう。差別 . . . 本文を読む

それはカルトかカルトでないか

2023年09月08日 | 宗教、哲学
台風13号が上陸しそうですね。外苑いちょう並木界隈、伊藤忠のビルによるビル風もあってか、早朝より風が強いです。私が浄土真宗に興味を持ったのは五木寛之のエッセイからだと思う。そのあと倉田百三、吉本隆明からも薫陶を受け、その後母の死を受け経典も読むようになった。素人ながら、それなりに浄土真宗を学び、築地本願寺のお晨朝も参拝し、こちらが大いに試される感じのするこの宗教に、一層興味を持つようになった。何気 . . . 本文を読む

阿弥陀さまのいるところ

2023年09月06日 | 宗教、哲学
写真は外苑前駅に一番近い歩道橋からです。今日も1日お疲れ様でした!浄土教で言うところの阿弥陀様って何処にいるんだろう。その存在する場所について考える事が最近よくある。「必ず救う、我に任せよ」と衆生におっしゃる阿弥陀如来、この世のどの辺にいるのか考えてしまう。歎異抄9条の中で親鸞は、唯円の「念仏称えても、喜ぶ心がおきません。また、はやく極楽へいきたいという心もありません。どうしてでしょうか」という問 . . . 本文を読む

生と死はシームレス?

2023年08月02日 | 宗教、哲学
私たち凡人を「丸ごと救う」と宣言し阿弥陀仏になられた法蔵菩薩、この事実からして生きながらにして私たちは浄土が確約されている。信心定まればすなわち往生定まるわけだから。でも裏を返せば生きていながらにしてすでに死んでもいるという事でもある。此岸と彼岸の連続性 - 鍼灸師「おおしたさん」のブログです六字の名号「南無阿弥陀仏」、必ず救うとは阿弥陀様の私どもへの呼びかけだが果たして本当にそうなのか。特に信じ . . . 本文を読む