鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

季節の変わり目「春」は肝木経が変化する時

2012年03月20日 | 東洋医学、東洋思想

寒いと思えば暖かい日も…

でも少しずつですが、様々な花が咲き始め、私たちの目を楽しませてくれるようになりました。

 

この季節…気候がよくなるにつれ私たちの体調もよくなりそうかと思いきや、そうはいかないのがホントのところかも。


先週土曜日も朝早くから夜遅くまで、具合の悪い患者さんが大勢来院されました。


そろりと増えているのが花粉症。

特に妊婦さんはお薬をできるだけ使いたくないということで、花粉症を検索して来院される方もちらほらおられます。

さすがですね。


この機会に花粉症も鍼灸の治療がとても良く効きますので、覚えておいて下さいね。


実際「木の芽時」に入り、目の症状足がつるミゾオチあたりが不快、と言った症状を訴える方が増え始めています。

春は漢方では「肝」に支配される時。

目や筋肉は「肝」が司りますから、体の免疫力が落ち、春の季節に体が乗れないと目の症状や筋肉痛のような症状を起こしやすくなります。


そして相剋する経である「脾土」の変動(消化器ですね!)にも影響を与えるので、満腹なのに食べたくなるとか、お通じが悪くなるとか…

  

先週も「目が痛い」「目がかゆい」といった症状を訴える方が何人か来院されました。

気温が下がったのもあってか「足がつる」「首が痛い」といった訴えを起こす方も増えています。

 

治療も季節に合った身体作りを考えてツボを選ばなくてはいけません。

ツボがうまく合えば、体は自然と本来の調子の良さを取り戻してゆくはずです。

 

季節の変わり目だからこそ、鍼灸治療で体調を整えてみてはいかがでしょうか。


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