鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

乳酸と乳酸菌

2006年04月30日 | 健診・検査・予防接種

患者さんとの会話で

 

よく足がつるのですが、何故なのですか??

それは筋肉に乳酸という疲れを感じさせる物質が多くなった状態だからなんですね。運動した時、この乳酸が筋肉の中で作られるわけです。この乳酸が多くなると、組織や血液が酸性に傾いて、細胞の活動が低下してしまうんです。そのうち疲れを感じるようになって、乳酸がいつまでも足の筋肉にとどまるようになったうんです。たまりにたまった足の疲労物質が、神経を刺激し、痛みやだるさをおこすわけです。

 

でも……乳酸って体にいいんじゃないですか??

それは乳酸菌のこと、乳酸ちがいですよ!!

乳酸は乳酸菌が糖などを食べた結果できる物質で、体内のエネルギー代謝によってできる物質 のことで、乳酸菌はまさに生き物なんです。

 

でも……

疲労物質の代表のような感じのある乳酸ですが、乳酸だけでは疲労を説明できないみたい……。

むしろエネルギーの供給源として筋機能を高める役割があるという研究結果も報告されているんです。

 

そういえば中学の時サッカー部だったのですが、水を飲んじゃあダメだっていわれていましたよね。いまではドンドン水を飲んで代謝を浴するようにしています。

将来、今の定説は定説じゃなくなるかもしれないので注意してね!!

定説といえば……ライフスペース事件のグルは今どうしてるんだろう??

 

最近では筋肉痛は乳酸ではなくって筋肉の微細な損傷が原因らしいので、今度このあたりについて考えてみたいと思います。

 

ではでは


最新の画像もっと見る

コメントを投稿