朝日新聞に以下のような記事が載りました。
「妊婦の糖尿病、年々増加 赤ちゃんの先天異常率高く」
妊婦の糖尿病では、通常の1~2%、先天異常を持つ赤ちゃんの生まれる割合が高い傾向にあったようです。
妊娠中の検査で糖尿病だと分かるケースが少なくないようです。
気をつけたいですね。
asahi.com 2006年04月20日21時26分 配信
妊婦の糖尿病(糖代謝異常)が年々増えており、特に妊娠中に検査を受けて初めて見つかるケースが多いことが日本糖尿病・妊娠学会の調査でわかった。妊娠初期に血糖値が高いと、生まれてくる赤ちゃんの心臓などで先天異常が起きる割合が通常より高い。専門家は「出産適齢期の女性、特に両親が糖尿病だったり、自分が肥満だったりする場合は、妊娠前に血糖測定検査を受けてほしい」と呼びかけている。
調査は日本産科婦人科学会の専門医研修施設になっている医療機関816施設を対象に実施し、231施設から回答があった。96~02年の7年間の延べ74万427人分の妊婦のデータを分析した。国内の出産数の約10分の1を占める。
このうち5232人が「糖尿病」と診断された。全体に占める割合は96年は0.55%だったが、毎年増え続け、02年には0.87%と1.6倍になった。脂肪分の多い食事や運動不足が原因とみられる。妊娠中の検査でわかったのが全体の58%の3057人だった。妊娠前から糖尿病だったのに知らなかった人に加え、妊娠中は体質的に血糖が上昇しやすく、初めて軽めの糖代謝異常を発症する人も多い。
また、診断された人のうち詳しいデータがそろった3973人分を解析すると、赤ちゃんに先天異常があったのは4.9%の195人で、通常の1~2%より高い傾向がみられた。
妊娠初期は、赤ちゃんの体中のさまざまな器官が形成される重要な時期だが、妊婦が高血糖だと、神経管異常、心房・心室中隔欠損、口蓋裂(こうがいれつ)などの先天異常になりやすいとされる。妊娠中期や後期でも血糖が高いままだと、赤ちゃんが低血糖や多血症、巨大児などになるリスクも高くなる。
調査を担当した佐中真由実・東京女子医大糖尿病センター講師は「35歳を超えると特に妊娠糖尿病の頻度が高くなる。妊娠する前に検査を受けて、糖尿病とわかれば、食事や運動、インスリン療法などで、血糖をコントロールして出産準備ができる」と話している。
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