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インフルエンザ対策…妊婦にも勧める声

2007年12月14日 | 安産・逆子

毎日新聞の記事に妊婦にも予防接種を勧めるとの記事がありました。

 

> 妊婦がインフルエンザにかかると、数は少ないものの、子宮が収縮して早産や流産、重症の肺炎になるリスクが高まる。

> また、12~3月に出産予定の女性も、生まれてくる子どもに抗体ができることから、接種が望ましいという。

(毎日新聞2007年12月7日東京朝刊)

 

皆さんお薬や注射にはとても気をつけておられるので、予防接種自体問題だと考える方も多いようですが、このような記事もあります(以下に本文)。

 

お医者さんは忙しいようでコチラから質問する事が難しい…という方も見受けられますが、先生も聞けば必ず答えてくれます。

 

心配な事があれば何でも医師に相談してくださいね。

 

 

インフルエンザ対策:予防接種、済んだ? 「一番有効」、妊婦にも勧める声

 毎日新聞・ライフスタイル・健康

毎日jp

毎日新聞 2007年12月7日 東京朝刊

 

今年もインフルエンザが流行し始めた。今年は国の指導によって、抗インフルエンザ治療薬のタミフルが10代では使えなくなった。どうすればよいか、子どもと妊婦の対策を考えてみた。【小島正美】

 ◇異常行動の恐れ--発症48時間は目を離さないで

 インフルエンザは、38度以上の高熱、頭痛、関節痛、けいれんなど全身の症状が特徴だ。子どもの場合、まれに脳症で死亡するケースがあり、熱にうかされて飛び降りなどの異常行動を引き起こすこともある。

 抗インフルエンザ薬としては、ウイルスの増殖を抑える経口タイプのタミフルと吸入タイプのリレンザなどがある。

 これまではタミフルが多く使われてきた。しかし、服用後、主に10代で異常行動が多く起きたことから、厚生労働省は3月、「因果関係は不明」とした上で、「原則として10代での使用を控える」と事実上使用を禁止した。

 タミフルやリレンザは発症して48時間以内に使えば、高熱など重い症状を軽くする効果がある。タミフルとリレンザの臨床比較結果など最新データを盛り込んだ医師向けの「インフルエンザ診療マニュアル」(21ページ、日本臨床内科医会発行)をまとめた柏木征三郎・福岡県赤十字血液センター所長(臨床ウイルス学)は「リレンザはウイルス耐性が生じにくいなど、効果の切れ味はよい」とリレンザの使用を選択肢に挙げる。ただ、子どもには吸入しづらいという難点がある。

 発症したら、薬の使用の有無にかかわらず、せき止め剤などを服用して安静状態で回復を待つことが基本だ。しかし、受験などで長く寝ているわけにはいかないケースも出てくる。

 インフルエンザ問題に詳しい神奈川県警友会けいゆう病院の菅谷憲夫・小児科部長は「日ごろから十分に睡眠をとるなど健康な体をつくっておくことが大事だが、小中高校生はワクチン接種をするのが一番の予防策だ」と話す。ワクチン接種は1歳以上から可能だ。ただし接種しても、感染をゼロにはできない。

 タミフルと異常行動の関係については現在、厚労省が調査中だが、タミフルを飲んでいなくても異常行動が起きるケースはある。菅谷さんは「インフルエンザにかかったら、発症して48時間以内は目を離さないことが重要だ」と話す。

 ◇出産間近の人も

 妊婦がインフルエンザにかかると、数は少ないものの、子宮が収縮して早産や流産、重症の肺炎になるリスクが高まる。症状が出たら、他の妊婦にうつさないようマスクをかけ、産婦人科か内科医師を受診する。あとは水分や栄養を補給しながら回復を待つ。

 論議になるのはワクチン接種の是非だ。ワクチンが胎児に悪影響を与えることはないが、厚労省は接種を推奨していない。一方、米国FDA(食品医薬品局)は「接種が望ましい」としている。日本医師会は「個別に医師と相談し、自ら判断するしかない」と説明する。

 医療の現場では接種を勧める医師は多い。三井記念病院の小島俊行・産婦人科部長(東京大非常勤講師)は「ぜんそくなどの呼吸器疾患や心臓病、糖尿病にかかり、免疫力の弱っている妊婦の場合は、特に重い肺炎を防ぐなどプラス面が大きい」と話し、基本的には妊婦の接種を勧めている。

 また、12~3月に出産予定の女性も、生まれてくる子どもに抗体ができることから、接種が望ましいという。ただし、卵に重いアレルギー反応を示す人は医師と相談して決めた方がよい。

 厚労省の調査(06年度)によると、約1877万本のワクチン接種のうち、副作用は149件。脳脊髄(せきずい)炎、発熱、けいれんなどで、接種後の死亡は60歳以上で5例あったが、20歳以上の妊婦での後遺症や死亡はゼロだった。

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 ■インフルエンザの主な予防策

<1>加湿器などを使い、部屋の空気を乾燥させない

<2>外出時はマスクをする

<3>睡眠を十分にとる

<4>帰宅時にはうがい、手洗いを必ずする

<5>水分補給とバランスのとれた食事で体力をつくっておく

<6>症状が出たら、3~7日間は他人にうつさないため、できるだけ人ごみに出ない

毎日新聞 2007年12月7日 東京朝刊

 

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