奥武蔵の風

118 実用の美:木の茶筒

 本物の収集家(コレクター)は、一つのカテゴリーに限定して価値ある作品を追求・収集し、狭く奥深く、その道の知識を極めるのだそうです。

 私の場合は、その対極で、気に入ったものを脈絡もなく買い求め、自己満足だけに終わっている、広く浅いタイプです。

 身辺整理を進める中で、思い出だけの品物は思い切って処分していますが、実用を兼ねた工芸品は、大切に残そうと思っています。中でも、木製の茶筒は、私のお気に入り。数年前から「愛用は最良の保存法」という発想に切り替え、普段使いにして愛用しています。

 手にするたびに、樹皮(樺細工)や木目(繰り抜き)の美しさと、木工職人の技術の高さを感じます。

 

1 樺細工の六角茶筒(秋田県)

 

  

 

2 桑の木の繰り抜き茶筒(群馬県) 

  

 

3 欅(ケヤキ)の木の繰り抜き茶筒(長野県)

 

  

 

4 槐(エンジュ)の木の繰り抜き茶筒(小型)(北海道)

 

 

5 槐(エンジュ)の木の繰り抜き茶筒(大型)(北海道)

 

 

6 槐(エンジュ)の木の繰り抜き茶筒(大小)

 

(掲載写真)© 奥武蔵の風

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