ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「戦場のピアニスト」

2024年05月17日 | 実話をもとにした映画
2003年公開の映画の紹介です

監督は、ロマン・ポランスキー。
ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記が基になっている、ドラマ映画です。
主演・出演は、エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス。


(あらすじ)
1939年、ポーランド・ワルシャワ。第二次世界大戦時。
ユダヤ人シュピルマンが放送局でピアノを弾いている最中、ナチスドイツの攻撃を受け建物が破壊されます。
慌てて外に出るシュピルマンは、友人ユーレクの妹ドロタと顔を合わせ、ファンだと伝えられます。
その後ユーレクに電話したシュピルマンはドロタとのデートを取り付けます。
しかし、喫茶店のドアには“ユダヤ人お断り”の張り紙が張られていました。
ナチスドイツのユダヤ人への弾圧が厳しくなり、所持金の上限・腕章・公園へ行く事も出来なくなるのです。
生活がきつくなる中、ユダヤ人警察のイーツァクが仕事の勧誘に尋ねます。
カフェのピアノ演奏をしていると話しシュピルマンは断りますが、
その後弟のヘンリックが捕まったことでイーツァクに釈放を頼むことになるのです。
1942年。
雇用証明書を家族分用意し、狭いユダヤ人居住区に住むシュピルマンたち家族は、更に移動を迫られます。
ある日家畜用列車に乗るよう言われ並びますが、イーツァクはシュピルマンを引っ張り言います。
「命を救ってやった。さっさと逃げろ。」
そしてシュピルマンは一人、労働力として残された男たちの中に紛れ込むのです・・・

********************************************************
最期にシュピルマンのその後のテロップが流れます。
重く辛い映画ですが、素晴らしいピアノ演奏は心を救うものだと感じました。

この映画は、カンヌ映画祭で“パルムドール”を受賞、
アカデミー賞では、「監督賞」「脚色賞」「主演男優賞/エイドリアン・ブロディ」を受賞しています。

あらすじには登場しませんが、
重要人物、ホーゼンフェルト大尉役はトーマス・クレッチマン。
ドイツの俳優さんです。
映画は他に、「スターリングラード」(1993/ドイツ映画)、「U-571」(2000)、「ブレイド2」(2002)、
「バイオハザードII アポカリプス」(2004)、「キング・コング」(2005)、「ブルータル・ジャスティス」(2020)などの主演・出演があります。

≪ 劇中のピアノ曲 主な曲 ≫

殆どがショパン作曲のようです。

・夜想曲第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
※ 作品のテーマ曲

・夜想曲第19番 ホ短調 作品72-1
・夜想曲第13番 ハ短調 作品48-1
・バラード第2番 ヘ長調作品38
・ワルツ第3番 イ短調 作品34-2「華麗なる円舞曲」
・24の前奏曲 作品28 第4番 ホ短調
・マズルカ第13番 イ短調 作品17-4
・バラード第1番 ト短調 作品23
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22

実は詳しくなく、ウィキから情報を頂きました




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
エイドリアンはインパクトが強すぎ?と思いましたが、
その後もたくさんの映画を観ています

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「半世界」

2024年05月16日 | 日本映画
2019年公開の日本映画の紹介です

監督は、阪本順治。
監督自ら書き下ろしたオリジナル脚本の、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、稲垣吾郎、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴、石橋蓮司。


(あらすじ)
地方都市の、更に郊外の小さい町。
学生の頃同級生だった瑛介と光彦は、山中でタイムカプセルを探しています。
スコップを片手に持つ光彦は木の形を覚えていて、その根のあたりを掘り始めます。
3か月前。
地元で炭焼き職人を継いだ紘は、瑛介の姿を見かけ車を止めます。
今は誰も住んでいないボロボロの実家に久々に帰郷した瑛介は荷物を置き、
紘は片付けは後で手伝うからと言って自分の家に瑛介を連れて行きます。
紘の妻・初乃はもてなしますが、中学3年生の息子・明は紘に対しても反抗的な態度で部屋に入ってしまいます。
翌日、高校の同級生で3人でよくつるんでいた光彦も瑛介の実家を掃除しに来ました。
しかし瑛介は心ここにあらずで、その後も家に引きこもるところを、
紘は炭焼きを手伝わないかと声をかけます。
仕方なく手伝う瑛介ですが、大変な炭焼きの仕事を見て紘に感心するのです。
備長炭の営業にも回る紘に、瑛介は「俺も頑張る」と言い切ります。
ところが紘は声を出して笑ってしまい、後で後悔する事になるのです・・

****************************************************
この映画は、東京国際映画祭コンペティション部門で、観客賞を受賞しています。

タイトルの『半世界』は、写真家の小石清の写真展の題名からつけられているようです。
意味するところは・・・、是非ご覧頂いて。

-------------------
公式HPから・・

諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる39歳という年齢の男3人の友情物語を軸に、
複数のエピソードを交えながらやがて命の通った夫婦のドラマとしても結実していく。
-------------------

撮影は三重県の南伊勢町、およそひと月。
東京生まれ・育ちの、紘役の稲垣吾郎曰く、
「伊勢志摩の土地の力が大きくて、本当に別世界にトリップしたような、
ファンタジーの世界に来たような感覚になりました」





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ブログ開設当初の記事を書き直して再アップしています
やはり懐かしく、再見したくなりますです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「IN HER SKIN/インハースキン」

2024年05月15日 | 実話をもとにした映画
2009年製作の映画の紹介です

監督は、シモーヌ・ノース。
実際の事件が基になっている、オーストラリア制作のサイコ・スリラー映画です。
主演・出演は、ガイ・ピアース、ミランダ・オットー、サム・ニール、
ルース・ブラッドリー、ケイト・ベル。



(あらすじ)
≪マイクとエリザベス≫
1999年3月1日オーストラリア。
ダンススクールから帰る15歳の娘・レイチェルを駅まで迎えに来たマイクは、
電車を降りる様子がないことで自宅の妻・エリザベスに連絡を取ります。
驚いたエリザベスはレイチェルの彼氏・マニーに連絡します。
マニーは別れ際に、高額のバイトがあるとレイチェルが言っていたことを思い出し伝えます。
その後マイクとエリザベスは張り紙をしたり警察に何度も足を運びますが、
「家出」と決めつけるように担当は言うのです。
≪キャロライン≫
向かいに住む主婦ゲイルは、エリザベスに娘・キャロラインの事で困っていると話します。
するとキャロラインが2階から降りてきて、ゲイルに酷い言葉を投げつけるのです。
レイチェルや幼い子供たちの子守のバイトをしているキャロラインは、
自分の容姿を悲観に思い、ダンスをする美しいレイチェルを妬みの目で見ていました。
≪レイチェル≫
・・・・・・・・・・

******************************************************************
いや~~~、
ホラーではないですが、怖かったですねぇ。
あらすじには書ききれませんでしたが、キャロラインは別れて暮らしている父を慕っていて、
しかし父はキャロラインに振り回されてしまうのです。

どちらかというと気の毒なキャロライン役は、ルース・ブラッドリー。
なんと、先日ご紹介の「アガサと殺人の真相」のアガサ役でしたっ (( ;゚Д゚)
全然わかりませんでしたっ
でも恐らく、記事作成の際にこの映画を知った気がしてきました。
随分お恥ずかしい・・・
それにしてもこの映画では、素晴らしい演技でございますよ。





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
異常な行動をする人、大変ニガテ、というより怖くて目、合わせません

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ペイ・フォワード」

2024年05月14日 | ドラマ映画
2001年公開の映画の紹介です

監督は、ミミ・レダー。
キャサリン・ライアン・ハイドの小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ケヴィン・スペイシー、ヘレン・ハント、
ジェームズ・カヴィーゼル、ジョン・ボン・ジョヴィ。



(あらすじ)
ラスベガス。
人質事件が起き、記者・クリスは警官に話しかけ邪魔だと言われます。
その後、犯人が車庫を突き破って暴走し、クリスの車を破壊して逃走します。
ショックを受けたクリスに、犬の散歩で通りかかった弁護士はベンツの鍵を渡し「君にあげる」と言うのです。
4か月前。
新学期が始まった中学1年生のトレバーは、新しい社会科の教師・シモネット先生から課題を出されます。
“もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をする?”
下校中ホームレスの姿を見かけたトレバーは、男性・ジェリーを家に連れてきます。
昼はカフェ、夜はストリッパーとして働いているトレバーの母・アーリーンは、
翌日ジェリーの姿を見て驚きます。
更にトレバーから出された課題の為と聞き、アーリーンはシモネットに抗議に行くのです。
その後、課題がなかなかうまく行かないことで、トレバーは2人目のターゲットを決めるのです・・・

*************************************************************
原題も『Pay It Forward』。
直訳すると「先に払う」ですが、
物語の意味するところでは、
「自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいくこと」です。
劇中の字幕では「次につなげ」となってました。

トレヴァー役は、今年36歳のハーレイ・ジョエル・オスメント。
子役での活躍が目立ち、「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1995)、「シックス・センス」(1999)、
「A.I.」(2001)などの出演・主演、
その後は、「Mr.タスク」(2015)、「」(2017)、コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」(2017)などの出演があるようです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
久々に観ましたが、やはりラストが・・・


一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「レディ・キラーズ」

2024年05月13日 | コメディ映画
2004年公開の映画の紹介です

監督は、イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン。
「マダムと泥棒」(1955)のリメイク、グロさ有りのコメディ映画です。
主演・出演は、トム・ハンクス、イルマ・P・ホール、マーロン・ウェイアンズ、
J・K・シモンズ、ツィ・マー、ライアン・ハースト。


(あらすじ)
ミシシッピー州、田舎町・ソーシエ。
敬虔なクリスチャンのマンソン夫人は、保安官事務所に住民の事をあれこれ言うと自宅に戻ります。
その後編み物をしていると訪問者があり、開けると飼い猫が飛び出していきます。
慌てたマンソン夫人は訪問者・教授に木の上の猫を連れ戻すよう言うのです。
何とか猫を戻した教授は本題に入り、貸家の看板で部屋を借りたいと話しました。
更に教授は音楽の仲間と練習をするため地下室を借りたいというのです。
そしてやってきた(実は新聞で募集した)仲間たち、
・重機材のエキスパート、パンケイク
・カジノの掃除人、ガウェイン
・掘削作業に長けた将軍
・技量に乏しい元フットボール選手、ランプ
に、教授は計画を説明します。
「カジノの金を盗むため、掘り進み、盗んだ後わからないように爆破する。」
ところが、カジノのスパイとしてバイトを始めたガウェインが、
行いが悪いためクビになってしまいました・・・

**************************************************
この映画は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールの候補だったようです。
受賞は、「華氏911」。
イルマ・P・ホールは審査員賞を受賞しているんですね。

原題も同じ『The Ladykillers』。
文字通り意味は「女たらし、色男」
物語的には、なんか違うような・・・

マンソン夫人役は、イルマ・P・ホール。
「コラテラル」(2004)、「狂気の行方」(2009・劇場未公開)などの出演があります。

オリジナルは、
「マダムと泥棒」(1955)
監督:アレクサンダー・マッケンドリック
出演:アレック・ギネス、ケイティ・ジョンソン、ピーター・セラーズ
※ 設定はかなり変えられているようです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
コーエン兄弟映画にトム・ハンクスが主演していたのは驚きでした
ちょっと違和感かんじましたです

一日一度、
ポチっと押して頂けると嬉しいです
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


アマゾン検索ツールに飛びます
お気軽にご利用くださいね

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村ランキング

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

人気ブログランキング


映画レビューランキング