ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「護られなかった者たちへ」

2022年06月03日 | 日本映画
2021年公開の日本映画の紹介です

監督は、瀬々敬久。
中山七里の小説が原作の、サスペンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子。


2011年3月11日。東日本の大震災直後。
宮城県の刑事・笘篠誠一郎は妻と息子を探し避難場所を駆け回ります。
着信に妻から大丈夫と留守電が入るも、笘篠は遺体が安置された場所で妻だけの遺体を発見するのです。
同じ場所で黄色いジャケットを着た少女・カンちゃんも母親の遺体を確認し、外に飛び出したカンちゃんに笘篠は声をかけました。
避難場所には若者・利根泰久も皆と同じくたたずみ、高齢で面倒見のいい遠島けいが声をかけてきます。
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9年後。
出所したばかりの利根は保護司と職業場所に行きますが、“放火犯”は受け入れられないと断られてしまいました。
一方、笘篠は相棒の若い蓮田と通報の現場に到着します。
廃屋場所で、三雲という男性が監禁放置で死後一週間たっている遺体が発見されたのです。
三雲の勤め先の保健福祉センターを訪ねた苫篠と蓮田は、部下だという生活保護担当の若い女性・円山から話を聞きます。
苫篠達は生活保護者から恨みを買っているのではと聞きますが、円山は否定します。
「みんな、生きていくだけで精一杯なんです」
しかし間もなく第二の遺体が発見され、三雲との関連性から利根の存在が浮かび上がるのです・・・

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震災直後と9年後が交互に映し出されます。
それぞれの想いに目頭が熱くなりました。

この映画は、第45回日本アカデミー賞「優秀作品賞」を受賞しています。

円山役は、今年20歳の清原果耶。
女優、ファッションモデル、歌手の肩書があります。
NHK連続テレビ小説『あさが来た』のレギュラー出演しが、女優デビュー作品のようです。
映画は他に、「愛唄 -約束のナクヒト-」(2019)、「宇宙でいちばんあかるい屋根」(2020)、「望み」(2020)、「まともじゃないのは君も一緒」(2021)の出演・主演など目白押しです。

≪ おまけ 中山七里 映画化作品 ≫

「さよならドビュッシー」(2013)
監督:利重剛
出演:橋本愛、清塚信也、ミッキー・カーチス

「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」(2020)
監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、:岡田健史





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
観たかった作品の一つでございました

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつかな~ (ジュリア)
2022-06-03 19:44:54
ふくさん、こんばんは

これこれ! リストの上位に入っているのですが
全く届きません!
競争率、高い!
私も早く観たいのに~~ 
映画館で… (ななもりうぃるまま)
2022-06-03 21:10:27
こんばんは。
当時、映画館で観てきました。

切な過ぎて…。

ただ一つ!
観終えた時、無性にうどんが食べたくなりました(笑)
帰宅して、うどん作っちゃいました~!
おはようございます (ジュリアさんへ)
2022-06-05 07:31:36
返信が遅くなって、申し訳ございませんっっ 
人気があるので、私も少し待ちました
届いたときは、じっくりとご覧になってくださいね
レビューお待ちしています 
おはようございます (ななもりうぃるままさんへ)
2022-06-05 07:35:15
返信が遅くなって、申し訳ございません
この映画は切ない部分が多くありましたが、
伝わる思いも沢山ありました
うどん・・おいしそうに食べてましたもんね

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