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帝産湖南交通バスの信楽発着系統、2024/3/31限り全廃

関連ブログ記事・・・2023/5/22付「大戸川ダム建設に伴う県道大津信楽線付け替え道路完成後の様子」、2023/5/23付「MIHO MUSEUM線バスのキャッシュレス対応の様子(後)

帝産湖南交通バスの信楽発着系統が、2024/3/31限り廃止となります。

https://shiga-teisan.co.jp/topics/20240219/

廃止対象便は以下の通りです。

・信楽駅~田上車庫線(信楽駅発6:55発計1便・田上車庫発17:38発、19:07発計2便)
・ミホミュージアム~信楽駅線(ミホミュージアム開館中に限りミホミュージアム発の片道運行、12:20発と13:30発の計2便)

21世紀の初頭まで、同社はJR石山駅と甲賀市信楽町の中心部を乗り換えなしで結ぶバスを概ね1時間毎に運行していました。所要時間は約1時間・運賃は1000円程度となっており、行程の過半は大戸川沿いの交通量のわりに未整備でセンターラインのない区間が連続する<大戸川ダム計画があるため整備ができなかった>県道大津信楽線経由でしたが、京都方面からだとJR草津線・信楽高原鐵道経由より短絡となるため一定の利用がありました。しかし、2008/2/23に並行区間に新名神が開通した後、2009年秋には一部を除き途中の田上車庫で系統分割となりました。この時点では乗継割引制度が制定されたものの、田上車庫~信楽間は減便の一途をたどり、2010年代半ばには現行の1日僅か1.5往復となっていました。甲賀市信楽町内区間はデマンド交通や信楽高原鐵道で代替可能であり、大津市域の大戸川沿いはダム工事に伴い既に無人地帯になっているので需要自体がありません。

ミホミュージアム~信楽駅線については実需は少なからずあったものと思われますが、近年の運転手不足を踏まえ、敢えて運行を継続する必要性はないと判断したのかも(甲賀市コミバスもありますし)。ちなみに、冬期休館中のミホミュージアムは2024/3/3から再開します

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