『弥彦山:弥彦裏参道から』 より
時間は、午後1時。
さすがに三山目の角田山に行くことはありませんが(それなら多宝山から向かっていたことでしょうし)、どうしようか悩みます。このまま表参道を通って弥彦神社を見てから、下道を歩いて帰るのもいいのですが、折角なので、咲いているカタクリも、正しい縦走コースも見ておきたいと、今来た道を逆送し始めたのでありました。今思えば、バカなことを考えたものです・・・。
振り返れば多宝山(の観測所)が遥か遠くに見えています
御神廟から近いかと思いきや、ロープウェイも多宝山も結構距離がありました
車で来てもいい山歩きが出来るのではないですかね?
今から目指すはこちらの山々
まず最初は、右前方にある電波搭の雨乞山へ
一度来た道はダッシュ!!と行きたいところですが
さすがに運動不足に今回のコースはきつかったようで、無理はするなと足が悲鳴を上げてます
6/10のスカイラインの階段手前の分岐を左に向かい(標識無し)
雨乞山への新ルートを進みます。相変わらずカタクリはワシワシ
雨乞山という名称と、この天気。到着した途端に降り出すのではないかと
ネタのような展開にな・・・らないように祈りつつ歩を進めます
どこまで行ってもカタクリ・・・もうすっかり普通に思えてきました
予想以上に人が歩いているのか、しっかりした道がついていました
とはいえ、誰一人会いませんけど・・・
雨乞山にいたる道路に到着
登山道はガードレールに阻まれて見えなくなってます
ガードレールをまたいで、標識の無いここに突っ込む?!
・・・いやはや、逆に来ていたら行けたかどうか
道路を登っていくと、雨乞山(NTT雨乞山中継所)に到着です
こんな調子の道が続いているので、ちょっと跡が見えるだけでも
「左側のこんもり茂みの奥に山頂があるかもしれない」と思えてしまいます
・・・まんまと騙されましたが
雨乞山からの縦走道は分かりやすく延びています
NTTの管理用の道でしょうか?!
白い花が行く手を華やかにしてくれています
ただ、行く手をふさいでいるのは、ちょっと邪魔
先ほどの道路と交差する場所に出てきました
この先どうするかといいますと
ガードレールの裏を歩くのが正解
これらも標識や目印無しですから難易度高めです
白い花増加中
枯れ木の中ですと、蝶のようで綺麗ですね
こちらの下り坂は、容赦ない下りっぷり
低山ではユルユル下りが多い都会人にとっては、まっさかさ~ま~に~
景色が開けたところで、次の目的地が見えてきたようです
あらら、大きな一般道に出てきてしまいました
もしかして、また縦走失敗ですか?!
弥彦山スカイライン入口・・・どこかで見たような
今来た道がこちら、相変わらず標識は無し
こういった環境で育つと、読図能力が著しく向上しそうですね
現在地確認のため、ウロウロ
前方が弥彦山頂、左が寺泊・シーサイドライン
少々離れた場所に観光地のような標識があり、読めない文字を読んでみると「猿ヶ馬場」
おおっ、道は間違っていない!!
猿ヶ馬場峠の由来は、以下のような伝説が残っています。
猿ヶ峠は、大昔は「さらば峠」とよばれていたのが訛って「さるが峠」に変わったといわれます。さらば峠の名は、彌彦大神が越後開拓のため野積浜より峠を越えて弥彦へおいでになるとき、峠の頂上で見送りの妃神と「さらば、さらば」と手を振って別れたので名付けられたといわれます。
自信を取り戻したので、寺泊方面から次の道を探していると・・・
あの看板は?
越後三山縦走路 登山道
越後三山? という疑問はおいといて先に進みます
先ほどまでとはうって変わって、道が分かり辛くなっていきます
ただ、赤いテープが導いてくれます
カタクリ以外の花を見つけると嬉しいですね
夏になったら藪こぎ必至のような道
楽なのは、今の季節までですかね
えっちらおっちらと泥濘やら何やらを歩いていくと、またまた立派な一般道に
ああっ! この三叉路は黒滝城址森林公園から歩いてきた道ですね
ここで右に行くと再び車道をウネウネしながら公園まで登れます
しかし、今回は別ルートです
先ほどの三叉路からまっすぐ歩くこと数分
この石が見えてきます
振り返ると搦手道入口が見えてきます
そして、ここで雨が・・・
泥濘&急坂&森の中
今までとは全く違った冒険がスタートしたような気がします
車道コースでよかったのではないかと思い始め
沢の中を歩き始めたときには、本当にこれが普通のコースかと心配になり
ズルズルの急坂で気力・体力共に使い果たし
ヘトヘトになりながら公園に戻ってきたのでした
往路のダラダラ車道コースとは大違いです
歩いてみると「なんだ、ここか~」と納得
ここまで来なかったため、コースが分からなかったのですね(分からなくて良かったかも)
弥彦山を遠くに見ながら、ここまで戻ってこられたことを感謝
雨がとっても気になってきました
剣ヶ峰も咲き乱れているというのに、花畑を駆け回らず通過
下り坂のため、行きよりも帰りの方が楽なのですが、ヒザが痛み始めました
是非とも咲き乱れる国上山山頂を見ておきたかったのですが
そのまま稚児道から下山します。通称「山の神参道」
階段&ベンチ&景色 とさすが国上山の周遊コースのため楽になっていますが
今は、その階段が曲者でヒザがガンガン痛みます
国上寺経由で道の駅に戻る往路のコースもありましたが
折角ですから別コースにと、麓に降りてみる事にしました
普通に楽々下りコース
民家の横に出てきました
これで今日の山行も終わりです
バス停を見てビックリ!
ここは、地名が「麓」だったのですね
今日の山行は、中部北陸自然歩道コースの一部だったそうです
「A-7 弥彦神社をたずねるみち」
「A-8 良寛てまりのみち」
とはいえ、標識にも各市や自然歩道のサイトにも載っていませんので、結構行くのは大変ですね
下まで降りると一層雨が気になるようになりました
五重塔も雨に濡れております
こんな雨でも酒呑童子の湯(無料足湯)は大盛況
足の置き場が無いくらいの混雑っぷり
この後、「てまりの湯」にて温泉を堪能して、「道の駅国上」にてお土産を漁り、「弥彦神社」を参拝して、家路に向けて高速をひた走り、0時までSAにて時間をつぶして深夜割引 40%OFFも忘れずに、無事に家に帰ったのでありました。
大満足の一日でした
あぁ、酒呑みたいのに車だよ~!
<道の駅国上 ~ 国上山 ~ 弥彦山>
==================
国上山&弥彦山(新潟県/本日の最高峰 弥彦山 634m)
日程 : 2008年4月13日(日)
天候 : 曇り時々晴れ のち雨
コース: (6:30)道の駅国上~(7:00)朝日山駐車場~(7:30)国上山登山口~(7:55)国上山山頂~(8:10)蛇崩・剣ヶ峰分岐~(8:40)剣ヶ峰山頂~(8:55)黒滝城址~(9:50)八幡社~(10:10)妻戸神社~(10:30)弥彦山裏参道~(11:05)能登見平~(11:35)弥彦山御神廟~(12:25)多宝山山頂~(13:00)山頂ロープウェイ駅
(13:00)弥彦山山頂ロープウェイ~(14:00)雨乞山~(14:15)猿ヶ馬場~(14:35)公園分岐道路~(15:00)搦手(公園)~(15:15)剣ヶ峰山頂~(15:45)蛇崩・剣ヶ峰分岐~(16:10)麓~(16:30)道の駅国上
行程 : 日帰り 6時間30分+3時間30分=10時間(もろもろ含む)
==================
新潟の低山、関東よりも侮れません。
ただ、なんだか楽しいです。
何でも道がついていて、流されるままにコースや標識を歩くより、何倍もスリル(?)と自然と歴史が隠されておりました。季節を変えてまた挑戦してみますかね。
時間は、午後1時。
さすがに三山目の角田山に行くことはありませんが(それなら多宝山から向かっていたことでしょうし)、どうしようか悩みます。このまま表参道を通って弥彦神社を見てから、下道を歩いて帰るのもいいのですが、折角なので、咲いているカタクリも、正しい縦走コースも見ておきたいと、今来た道を逆送し始めたのでありました。今思えば、バカなことを考えたものです・・・。
振り返れば多宝山(の観測所)が遥か遠くに見えています
御神廟から近いかと思いきや、ロープウェイも多宝山も結構距離がありました
車で来てもいい山歩きが出来るのではないですかね?
今から目指すはこちらの山々
まず最初は、右前方にある電波搭の雨乞山へ
一度来た道はダッシュ!!と行きたいところですが
さすがに運動不足に今回のコースはきつかったようで、無理はするなと足が悲鳴を上げてます
6/10のスカイラインの階段手前の分岐を左に向かい(標識無し)
雨乞山への新ルートを進みます。相変わらずカタクリはワシワシ
雨乞山という名称と、この天気。到着した途端に降り出すのではないかと
ネタのような展開にな・・・らないように祈りつつ歩を進めます
どこまで行ってもカタクリ・・・もうすっかり普通に思えてきました
予想以上に人が歩いているのか、しっかりした道がついていました
とはいえ、誰一人会いませんけど・・・
雨乞山にいたる道路に到着
登山道はガードレールに阻まれて見えなくなってます
ガードレールをまたいで、標識の無いここに突っ込む?!
・・・いやはや、逆に来ていたら行けたかどうか
道路を登っていくと、雨乞山(NTT雨乞山中継所)に到着です
こんな調子の道が続いているので、ちょっと跡が見えるだけでも
「左側のこんもり茂みの奥に山頂があるかもしれない」と思えてしまいます
・・・まんまと騙されましたが
雨乞山からの縦走道は分かりやすく延びています
NTTの管理用の道でしょうか?!
白い花が行く手を華やかにしてくれています
ただ、行く手をふさいでいるのは、ちょっと邪魔
先ほどの道路と交差する場所に出てきました
この先どうするかといいますと
ガードレールの裏を歩くのが正解
これらも標識や目印無しですから難易度高めです
白い花増加中
枯れ木の中ですと、蝶のようで綺麗ですね
こちらの下り坂は、容赦ない下りっぷり
低山ではユルユル下りが多い都会人にとっては、まっさかさ~ま~に~
景色が開けたところで、次の目的地が見えてきたようです
あらら、大きな一般道に出てきてしまいました
もしかして、また縦走失敗ですか?!
弥彦山スカイライン入口・・・どこかで見たような
今来た道がこちら、相変わらず標識は無し
こういった環境で育つと、読図能力が著しく向上しそうですね
現在地確認のため、ウロウロ
前方が弥彦山頂、左が寺泊・シーサイドライン
少々離れた場所に観光地のような標識があり、読めない文字を読んでみると「猿ヶ馬場」
おおっ、道は間違っていない!!
猿ヶ馬場峠の由来は、以下のような伝説が残っています。
猿ヶ峠は、大昔は「さらば峠」とよばれていたのが訛って「さるが峠」に変わったといわれます。さらば峠の名は、彌彦大神が越後開拓のため野積浜より峠を越えて弥彦へおいでになるとき、峠の頂上で見送りの妃神と「さらば、さらば」と手を振って別れたので名付けられたといわれます。
自信を取り戻したので、寺泊方面から次の道を探していると・・・
あの看板は?
越後三山縦走路 登山道
越後三山? という疑問はおいといて先に進みます
先ほどまでとはうって変わって、道が分かり辛くなっていきます
ただ、赤いテープが導いてくれます
カタクリ以外の花を見つけると嬉しいですね
夏になったら藪こぎ必至のような道
楽なのは、今の季節までですかね
えっちらおっちらと泥濘やら何やらを歩いていくと、またまた立派な一般道に
ああっ! この三叉路は黒滝城址森林公園から歩いてきた道ですね
ここで右に行くと再び車道をウネウネしながら公園まで登れます
しかし、今回は別ルートです
先ほどの三叉路からまっすぐ歩くこと数分
この石が見えてきます
振り返ると搦手道入口が見えてきます
そして、ここで雨が・・・
泥濘&急坂&森の中
今までとは全く違った冒険がスタートしたような気がします
車道コースでよかったのではないかと思い始め
沢の中を歩き始めたときには、本当にこれが普通のコースかと心配になり
ズルズルの急坂で気力・体力共に使い果たし
ヘトヘトになりながら公園に戻ってきたのでした
往路のダラダラ車道コースとは大違いです
歩いてみると「なんだ、ここか~」と納得
ここまで来なかったため、コースが分からなかったのですね(分からなくて良かったかも)
弥彦山を遠くに見ながら、ここまで戻ってこられたことを感謝
雨がとっても気になってきました
剣ヶ峰も咲き乱れているというのに、花畑を駆け回らず通過
下り坂のため、行きよりも帰りの方が楽なのですが、ヒザが痛み始めました
是非とも咲き乱れる国上山山頂を見ておきたかったのですが
そのまま稚児道から下山します。通称「山の神参道」
階段&ベンチ&景色 とさすが国上山の周遊コースのため楽になっていますが
今は、その階段が曲者でヒザがガンガン痛みます
国上寺経由で道の駅に戻る往路のコースもありましたが
折角ですから別コースにと、麓に降りてみる事にしました
普通に楽々下りコース
民家の横に出てきました
これで今日の山行も終わりです
バス停を見てビックリ!
ここは、地名が「麓」だったのですね
今日の山行は、中部北陸自然歩道コースの一部だったそうです
「A-7 弥彦神社をたずねるみち」
「A-8 良寛てまりのみち」
とはいえ、標識にも各市や自然歩道のサイトにも載っていませんので、結構行くのは大変ですね
下まで降りると一層雨が気になるようになりました
五重塔も雨に濡れております
こんな雨でも酒呑童子の湯(無料足湯)は大盛況
足の置き場が無いくらいの混雑っぷり
この後、「てまりの湯」にて温泉を堪能して、「道の駅国上」にてお土産を漁り、「弥彦神社」を参拝して、家路に向けて高速をひた走り、0時までSAにて時間をつぶして深夜割引 40%OFFも忘れずに、無事に家に帰ったのでありました。
大満足の一日でした
あぁ、酒呑みたいのに車だよ~!
<道の駅国上 ~ 国上山 ~ 弥彦山>
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国上山&弥彦山(新潟県/本日の最高峰 弥彦山 634m)
日程 : 2008年4月13日(日)
天候 : 曇り時々晴れ のち雨
コース: (6:30)道の駅国上~(7:00)朝日山駐車場~(7:30)国上山登山口~(7:55)国上山山頂~(8:10)蛇崩・剣ヶ峰分岐~(8:40)剣ヶ峰山頂~(8:55)黒滝城址~(9:50)八幡社~(10:10)妻戸神社~(10:30)弥彦山裏参道~(11:05)能登見平~(11:35)弥彦山御神廟~(12:25)多宝山山頂~(13:00)山頂ロープウェイ駅
(13:00)弥彦山山頂ロープウェイ~(14:00)雨乞山~(14:15)猿ヶ馬場~(14:35)公園分岐道路~(15:00)搦手(公園)~(15:15)剣ヶ峰山頂~(15:45)蛇崩・剣ヶ峰分岐~(16:10)麓~(16:30)道の駅国上
行程 : 日帰り 6時間30分+3時間30分=10時間(もろもろ含む)
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新潟の低山、関東よりも侮れません。
ただ、なんだか楽しいです。
何でも道がついていて、流されるままにコースや標識を歩くより、何倍もスリル(?)と自然と歴史が隠されておりました。季節を変えてまた挑戦してみますかね。
早速本文読まさせて頂きます。(爆)
↑ヂツは1※ネライという噂も…
イチコメ(おおっ、なんか懐かしい)狙っていただき、有難うございます・・・って、これから読むんですかい!
感想も是非書いてくださいね。
先週は、体調不良のため、結構時間に余裕があったので、久しぶりに書きに書きました(とはいえ、7日全部弥彦ものですが・・・)。この勢いで、GWに入る前に、例のものも終わらせたいものです。
とっても参考になります。
が・・・・・・どこをどうたどっているのか???
なかなか楽しそうな山歩きですね
こんなの参考にしないで下さいね(笑)。
普通に行けば、表参道でも裏参道でもかなり時間は短く行けますから、多宝山を入れてノンビリ楽しんで頂くのが一番です。帰りに弥彦神社などの良い場所もお待ちかね。やっぱり、折角の花祭りですから、ゆったり楽しみたいですよね~。
ねこさんの思考回路だんだんわかってきた気がするぞ。つまり、ありえないほうを選ぶんだよね。なんだか、いばらの王子って感じで素敵です。
たぶん だれもついてきてくれないと思うけど(爆)
風邪ひどかったんですね。どうもあれらしいです。ま○太さんの風邪強力だったみたいですよ。あたしもやられました。あ、またつるんでるって、おこられる~
あ・・・ダメな香りは、かいねこさんには、マタタビの香り?
新潟変 いやいや 新潟編完結おめでとです
で、コンビニは?(その5でしたっけ???)
まきくまさんも風邪っぴきとは伺っておりましたが、感染源は、やはりあちらの方でしたか。症状がボケボケするという・・・バキッ・・・ええっと、GWも控えていますから、お互い気をつけないといけませんね。
本当に、何でこんなことになってしまうのか、まるでまきく○さんのようで心配です。いつもありえない方にむかう荊の女王様のようになってしまってよいものか、困っておりまする。
楽しそうな香りがするんですよ、その時は。
最近は、ちゃんと無難な方を選択するようにしているんですけどね。その証拠に、角田山チョイスをしてしまい、なんとか日暮れまでには灯台に到着したものの、駐車場へ帰る術が無く途方に暮れる・・・というネタのような最悪なシナリオはちゃんと回避していますから。
え? それでも何で行ってしまうかですか? やはり遠方に旅をすると冒険をしたくなるからですかね~、しみじみ。
シリーズものながら、珍しく何とか完遂できました。有難うございます。
あらら、似たもの同志ですか~。
自分は雨予報の時は無理をしませんので、雨男にはならないようにしているんですよ。何せ近くにゴルフに行くと90%以上の確率で雨が降る奇跡の人がいるものでして・・・そちらのお仲間かもしれませんね(笑)。
>その5でしたっけ???
記憶いただいておりまして、有難うございます。そうです、続きはその5になります。ただ、今宵ももうこんな時間となりまして、明日5時起きのスケジュールゆえ、そろそろ夕食を・・・って、ヲヲイッ!!