飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

富雄丸山古墳の蛇行剣特別公開 (2024年3月30日〜4月7日)

2024-04-05 03:56:05 | スポットなたしなみ
昨年から考古学界隈を賑わせている富雄丸山古墳の発掘調査ですが、目玉の一つである出土品の「蛇行剣」がクリーニングを終えて、期間限定ながらいよいよ一般公開となりました。先月行われた発掘現場の見学会には、いきなりの発表であったため参加できず血涙を流したばかりですが、発掘品の実物を見ることが出来る機会ともなれば、何としても行かなければとスケジュール調整したのでした。実際、先月の現場見学会に行っていたら、1か月も経たずに開催された今回の展示会には行くことはなかったかもしれません・・・いや、現場に行ったことにより、よりテンションが上がってしまっていたかもしれません。こうなると、もう一つの発掘品の目玉である盾形銅鏡の公開がいつになるのかが心配でもあり、楽しみでもあります。
初の一般公開となりますので、どの程度の人気になるかわかりませんし、やはり早く見てみたい気持ちもありまして、開催初日の土曜日に行くことになりました。展示会場は、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館。過去の記憶を辿ってみても今回が初訪問となるようです。


そして当日(2024年3月30日 土曜日)。



他のお店が営業していない早朝の食事といえば、駅の立ち食いそば「爽亭」
朝得そばが 390円 とまた少し値上げとなりましたが、まだまだ安い価格設定で有り難い限りです




まずは新幹線で京都駅に移動します。新幹線が思ったよりも混雑していなかったのは、年度末だからでしょうか
とはいえ、京都駅はインバウンド需要によるものか、相変わらずの大混雑でした

こちらは、ワゴン販売終了で登場した新幹線コーヒーの自動販売機
提供までに最大95秒かかるという、乗車前から心臓に悪い逸品です




京都駅から近鉄に乗り換えて目的の畝傍御陵前駅までは、快速で1時間10分程となります
こちらが畝傍御陵前駅。隣の橿原神宮前駅がそれほど離れていないため、今回初めて利用しました




駅で降りる乗客はまばらでして、自分が想像していたような混雑とはなっていないようです
とはいえ、会場に行って大行列というのは、よくあることですから油断しないで行きましょう
マスコットキャラクターのイワミンがお出迎えしてくれました




こちらが展示会場の奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
駐車場は、満車の看板が出ていますが、他にも臨時駐車場もあるようで混乱はない様子
入場待ちと思われる列が少し建物の入口に出来ている程度で、驚くほどの混雑はない模様
考古学に興味がある界隈での盛り上がりも、一般の人から見れば、そこまで興味を惹くものでも無いということなのでしょうかね




展示会場は、こちらの特別展示室
特別展示を見た後は、常設展示も見られるようです
観覧料は、常設展示と同じ400円。JAF割引が適用できますし、少し早く入場が出来るのでJAF会員おすすめです(ステマ)




会場への入場列は結構のんびりした進み具合
頂いたパンフレットや報道特集の映像を見ながら予習します




こちらに来てから約30分ほどで特別展示室に入ることが出来ました
展示品としては、今回の発掘品の説明と発掘現場の写真、発表でも見たX線写真や3D画像、そして実物展示の流れでした




会場はぐるりと回って、最後に実物とご対面




発表時にすしざんまいをしていたX線写真も展示されていました
普通に写真に入らない長さなのですから驚きです
蛇行している状態を見るのには、こちらの写真の方が分かり易いです




そして、最後に実物の蛇行剣とご対面
全ての展示の写真撮影が可となっていましたので、皆さん喜んで写真撮影されておりました
混雑時は、ベルトコンベア的に見るだけかと覚悟していましたが
特にそういった制約も無くじっくり見ることも出来たことも有り難かったです
見学者の方もかぶりつきで動かない人もいませんでしたし、ストレス無く見ることが出来ました




数日前の発表で、剣と刀の両方のデザインを兼ね備える柄頭であることや、石突についての説明もありましたが
それが現品で確認出来るのは面白かったです




こちらが石突の部分
約20分ほどの滞在でしたが、世紀の大発見を間近で見ることが出来る機会というのは、有難いことです




常設展示にありましたが、もともとの蛇行剣がこのサイズでしたので
今回の発見が規格外ということがよくわかります




常設展示の方も面白いものが盛り沢山
メスリ山古墳の巨大円筒埴輪・・・埴輪とは思えないようなサイズです




藤ノ木古墳の発掘品の展示もこちらで行われていましたが・・・ここが展示場所だったとは知りませんでした
この時は、令和3年修理完了品の展示も行われていました



次は、盾形銅鏡となりますが、いつ公開されるのでしょうか。直ぐに見たい気もしますが、あまり期間が短いと費用的に悩ましいところです。奈良まで来るのも結構費用かかりますので、できれば連休が出来る日程でお願いしたいところです。


富雄丸山古墳の蛇行剣
-クリーニング作業が明らかにした巨大鉄剣のすがた-

期間:2024年3月30日(土)〜4月7日(日)
観覧料:大人400円 (JAF割引あり 350円)
会場:橿原考古学研究所附属博物館
アクセス:近鉄 畝傍御陵前駅から徒歩5分、橿原神宮前駅から徒歩15分
※橿原神宮とのセット観光がおすすめです。


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