PCAOB Issues Staff Guidance On Auditing Internal Control in Smaller Public Companies
2007-11-04
米PCAOB(公開企業会計監視委員会)は、小規模会社の内部統制監査に関する指針の案を10月17日に公表しました。
内部統制監査の基準であるPCAOB監査基準第5号を、監査人が、小規模で、複雑でない企業に適用する際の指針として公表したものです。
Topics discussed in the staff guidance include: entity-level controls, risk of management override, segregation of duties and alternative controls, information technology controls, financial reporting competencies, and testing controls with less formal documentation.
「指針に含まれている論点は、(1)企業レベルの統制、(2)経営者による統制の無効化リスク、(3)職務分掌とそれに代わる統制、(4)IT統制、(5)財務報告を行う能力、(6)より非公式な文書化しかなされていない場合の統制のテスト、である。」
経営財務10月29日号にやや詳しい解説が出ていますので、興味のある方はどうぞ。
日本の場合も、小規模の上場会社は、来年度からの内部統制評価・監査制度への対応が、大企業と比べれば進んでいないことが想像されます。少なくとも形式的には、大企業より劣る場合が多いでしょうから、本番年度には、内部統制の不備かどうか判断が難しいケースがある程度出てくることでしょう。
小規模上場会社にも大企業とまったく同じタイミングで制度が導入されるというのが間違いなのでは・・・。
PRELIMINARY STAFF VIEWS(PDFファイル)
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