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トランプ氏、20年は所得税ゼロ 米下院委が納税記録公開―巨額赤字、「成功者」イメージに傷(時事より)

トランプ氏、20年は所得税ゼロ 米下院委が納税記録公開―巨額赤字、「成功者」イメージに傷

トランプ前米大統領の納税記録が公開されたという記事。

最終年だった2020年は所得税を納めていなかったそうです。

「公開されたのは15年~20年の6年分の記録。15年に約64万ドル(約8400万円)、18年に約100万ドル(約1億3100万円)、19年に約13万ドル(約1700万円)の所得税を納めた一方、16年と17年はいずれも750ドル(約10万円)で、20年はゼロだった。

納税額の変動幅が大きいのは、経営する事業の利益や損失を反映しているため。6年間に計約8187万ドル(約107億円)もの赤字を計上した半面、黒字は計約2872万ドル(約37億円)にとどまった。」

うまく節税して、税金を払わなかったというのであれば、実業家としては評価されるのかもしれませんが、政治家としてはまずいでしょう。

実は、実業家として、たいして成功していなかったということであっても、人気に影響しそうです。

税務調査も規定に反して免れていたそうです。

「同委によると、トランプ氏就任後の17、18両年、日本の国税庁にあたる内国歳入庁が大統領の税監査を行っていなかったことも分かった。米国には同庁が毎年、大統領の納税状況を監査する規定があるため、同委(米下院歳入委員会)が問題視している。」

トランプ氏の納税記録公開 所得税ゼロの年も、民主は租税回避を批判(朝日)(記事の一部のみ)

「多額の損失を計上するなどして、大統領任期の初年(17年)は連邦所得税の納税額が750ドル(約9万8千円)、最終年の20年はゼロだった。中盤の2年間(18~19年)には計110万ドル(約1・4億円)以上を納めていた。」

「下院がまとめた報告書によれば、大統領就任前後の16、17年はいずれも連邦所得税が750ドルで、20年は0ドルだった。ホテル事業やゴルフ場経営に関わるビジネスなどで多額の損失を計上し、調整後の総所得が赤字となっていた。」

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