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うんたま森のキジムナー

蛸(タコ)

蛸(タコ)は、無脊椎動物の中では高い知能を持ち、子育てをする子煩悩な
生物として知られている。海に住む生き物の中では、子育てをする
生物は少ない。

弱肉強食の海の世界では、親が子供を守ろうとしても、より強い生物に親子もろとも
食べられてしまう。そのため、子育てをするよりも、卵を少しでも多く残す方が
良いのである。子育てをするということは、卵や子供を守るだけの強さを
持っているということでもある。

魚類では、メスではなくオスが子育てをする例の方圧倒的に多い。
おすが子育てをする理由は明らかにされていない。
ただし、魚にとっては卵の数が重要なので、メスは育児よりも、その分の
エネルギーを使って少しでも卵の数を増やした方がいい。
そのため、メスの代わりにオスが子育てをするという説もある。

しかしタコはメスが子育てをする。
タコは母親が子育てをする海の中では珍しい生き物である。
タコの寿命は1年ほどといわれている。高い知能を持つタコが10年、20年と生きたなら、
おそらくチンパンジーのようにタコの社会を形成するだろう。

タコは一生に一度だけ繁殖を行う。交尾を終えたオスは力つき寿命を終える。
残されたメスは、岩の隙間に卵を産みつけ、卵が無事に孵るまで卵を守り続ける。
卵が孵化するまでの期間はマダコで1ヶ月、冷たい海に住むミズダコで
半年といわれている。この期間メスは一切餌をとることなく卵を守り続ける。
卵についたゴミやカビを取り除き新鮮な海水を与える。
卵を破って子供達が海に出るのを助けるともいわれている。
子供達の孵化を見届けるともうメスダコには泳ぐ力は残っていない。
孵化を見届けて寿命を終える。

このタコの生態を知ってからタコをとることをやめた。
時々海の中で見かけるが、もうとることはない。


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コメント一覧

きじむな
生体を知ってからとることをやめました。
買って食べます。
ダイバー
交尾を終えた後は力が尽きて命を終えたり、役目を終えた後はメスの食料となって卵の為の栄養素になったり、・・・😥 傷だらけになって川を遡リ、最後の力を振り絞って浅瀬の川底で産卵した後は命を終えたり、・・・☹️ 人類も含めて全ての生物の命に限りがある理由は、種族の画期的な進化を次の世代に託すためだと云う説もあるようです❤️
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