道端に花と線香が供えてる場所に遭遇する
そんな場所だとは気付かずゴミ捨て場と勘違いして
ゴミを・⌒ ヾ(*´ー｀) ポイ
普段から( -ω-)ノ⌒━~ ポイ常習犯の彼
缶ジュースが沢山あったので、ちょうどいいや・⌒ ヾ(*´ー｀) ポイ
そこは交差点だ
１人の女性が、その場所に花と線香をもって歩いてきた
その前での・⌒ ヾ(*´ー｀) ポイ
彼女は、その男に走り寄り、
『ここにゴミなんか捨てないで』
『何だよ～ババァ～うっせんだよ』
今時のヤンキーな若者は女性を突き飛ばした
それを見て見ぬ振りの通行人
巻き込まれたくなかったのだ
『ここは息子が事故で亡くなった場所なんですゴミなんか捨てないで』
『あっそう～』
若者は、つばをその場所にペッ
彼女は、何も言わずに掃除をして線香と花と缶ジュースを供えた
『良ちゃん、ゴメンネ怒らないでね早く成仏して頂戴』
彼女は毎日のように、その場所を訪れては線香を供える
山崎 良太
8歳
ひき逃げにあい2年前に亡くなった
犯人は捕まっていない
下校途中での事故だった
警察の捜査も虚しく、ひき逃げ犯人が検挙されない
１人息子を亡くした彼女は、未だに息子が成仏できずにいると思っていた
何故なら死亡現場に、たたずむ息子の夢を毎夜見るからだった
夢は現場を走る車や側を通る人の顔を覗き込む息子の夢だ
『良ちゃん、犯人は必ず見つかるから成仏して』
日が経つにつれて、そこで事故があった事も風化していく
いつからか噂が立つようになった
小学生位の男の子が
『目の上にホクロのある人を知りませんか？』
通行人に聞いて回っていると言うのだ
最初は良ちゃんが霊になって犯人を捜しているのか？
と思ったが、良ちゃんは車にひき逃げされたのだ
通行人を捜すはずはない
そんな悲しみが消えない毎日の中で今日も線香をあげにやってきた母親の久美子
その久美子の目の前で
ヤンキーな男はひき逃げの現場に・⌒ ヾ(*´ー｀) ポイしたのだ
やるせない気持ちだったが、どうしようもなかった
交差点なのに路上駐車も目立つ
田舎だが繁華街の交差点
下校途中の時間は、まだ明るかったのに目撃者がいない
交通量も多くはないが目撃者ゼロが信じられない
毎日、事故のあった時間に、その場所に線香をあげにいく母親
母子家庭だったが、良ちゃんの成長を楽しみに過ごす日々だった
それを奪った、ひき逃げ犯人が憎かった
線香をあげて合掌する久美子は、そこに息子を感じる
今日も線香をあげ合掌して帰ろうとすると路上駐車していた車に１人の男が乗った
見れば目の上にホクロがある
その男と目が合った
しかし、気にしていないのか車に乗って走り去った
『まさかね』
ただの偶然だろう
久美子は車を見送っる事しかできなかったが
次の瞬間、凍りついた
良ちゃん？
後部座席に自分の息子の姿があった
『良太』
叫んでいた
他人の空似では無い間違いなく良太だ
この世を彷徨い犯人を捜し、見つけたのか
その男は良太に憑かれていた
良太だけでは無い
その場所は無数の浮遊霊も彷徨う魔の交差点
沢山の霊にとり憑かれてる男
間もなく男は自首した
男は交通刑務所に服役している間
一緒に服役している人に世にも恐ろしい体験を語った
その体験は怖い
子供の霊は純粋すぎるから怖い
魔の交差点を彷徨う浮遊霊の正体は？
心臓の悪い方は、この先の続きは遠慮して下さい
ここからが本番だぞ
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