朝日が昇る時間に（お水時代）帰宅する事はあったが
朝日の眩しい時間に起きるなんて
私も普通の人間だったのね
普通の家庭に育った私
お水の世界に偏見を持ってた時代もあったし(‥;)
縁があって夜の世界に飛び込み自分の店を持った
お水の世界
美貌も色気も必要だが、世間の話題も豊富じゃないと勤まらない
世の中を多く知り、話題が尽きない人程、人気者になるのよ
だけど、そんなのとは全く関係ない、お話があるの
『こいつ新婚1週間目なんだぜ』
新婚ホヤホヤの社員を深夜まで飲み連れまわす上司
それも連日
とても楽しそうに飲んでるとは思えない
上司と部下の暗い雰囲気に入っていけない
静かに水割りを作りながら
" ベットの中ですねてる新妻を想像した "
どうみたって、上司のセクハラじゃない？
新婚ホヤホヤの彼を連日ぶっ続けで飲みに連れ歩くなんて
ぶったまげたわ
『奥さんと喧嘩にならない？』
『・・・・・・・・・・・。』
返事がない
上司がトイレに行ってる間
『酷い上司だね』
そっと耳打ちした
すると
『酷いのは俺の方なんだ』
(￣ェ￣;) エッ?
『僕の奥さん、上司の彼女だったんだ』
Σ(￣Д￣;)なぬぅっ!!
仕事帰りに一緒に飲み、盛り上がり
『今〇〇〇って所にいるから出てこないか？』
上司が彼女を呼び出した
『それがきっかけさ、あとは知っての通り奪って結婚』
ぶったまげたわ
今度は上司が気の毒に思えた
某団体企業のAちゃん上司
部下に彼女を盗られ、腹いせに飲みに連れて歩くのは復讐か？
自腹を切って連日の飲みは悲しくないか？
とそこに、痺れを切らしたのか新婚さんの奥様登場
いらっしゃいませ言う間もなく
上司の前に仁王立ち
『ちょっと、いい加減にして!!』
上から下まで、お水の私よりも派手ないでたち
ブランド物のスーツにブランドのバック
ぶったまげたわ
『あてつけなの？』
全身から怒りがにじみ出てる
『連れて帰るわよ』
部下は上司に申し訳ない顔で
『今日はこれで失礼します』
頭を下げて奥様と出て行った
『頭なんか、下げる必要ないわ』
新妻の怒りが響く
上司のAさんが気の毒、慰めの言葉が見つからない
『人生色々、もっと良い女は沢山居るわよ』
『あいつの、イビキって凄いんだ』
おっ、口を開いたAさん
悪口と愚痴を聞いてあげましょ
それが私達、お水の仕事
励ましたり一緒に笑ったり、時にはシモネタで盛り上がる
ケド
新婚ホヤホヤの部下を連日のように連れ歩くって
彼女を盗った部下だろうが、やりすぎでしょ
『俺が誘って飲んでたんじゃないんだよ』
(＠◇＠;) ウッ
訳がわからない
『誘われてたのは俺の方なんだ』
ぶったまげたわ
『何で？』
『アイツと付き合ってた頃、俺は借金だらけだったんだ』
『お金の無心？』
『物欲が凄い女なんだよ』
別れたくても、別れてくれと言えなかった
借金が膨らみ悩んでた俺
部下が彼女を奪ってくれたお陰で俺はラッキー♪
結婚を迫った彼女と結婚はしたものの
『彼女の金遣いの荒さに悩んで、俺に相談してきたんだよ』
サラリーマンの給料なんて知れてるだろ？
" あの女は、欲しい物があれば給料なんて一晩で使う女さ "
" イビキが凄くて寝不足だとも言ってたし "
『だから俺も、アイツのイビキで寝不足だったって言ってやったよ』
男同士の飲みには、深い訳がある
ぶったまげる深い意味
寝不足になる程のイビキってどれくらいなのだろう？
プリンのイビキとどっちが凄いかな？
プリンのイビキってライオンに似てない？
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