トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんなブログです。

「食器棚の裏に忍び寄る危険」の巻

2024年05月16日 | 店主


お得意様から


「食器棚のコンセントが使えなくなったから見てほしい」





食器棚の真ん中に三口のコンセントがありますが電気はきていません


食器棚の裏にあるコンセントを確認しなければならないため、引き出しを外したり、上段のガラス扉を外し中の食器をだしたりしても食器棚はビクともせず


上下を固定しているボルトを外して上段だけずらして見ると




3口のコーナータップに食器棚のコンセントが繋がっていて





焼けてます(°□°;)


普段、食器棚で隠れているため気づくことがありません


このコーナータップを見てみると




1000wまでと記載されてます






食器棚のコンセントは1,500wまで



で、ここに繋がれた電気製品は

ケトル 1200w

オーブントースター 1200w

コーヒーメーカー 600w



同時に2つは使わないようにしていたらしいが、時々忘れて・・・・


ちなみに、IH炊飯器は

1200w



どれも2つ同時使用をするとコンセントは容量オーバーになります


そもそも、今回のコーナータップは1000wなんで、コーヒーメーカーぐらいしか使えないしろもの



最近のコーナータップは




1,500wまでと容量がアップしてます






しかし、家具のコンセントプラグはご覧の通り


コンセントやタップ、プラグなどは燃えにくい材質で作られますが、長期間容量オーバーの使用をすると熱で材質も炭化して火種となります




焼けたタップやコンセント




新しく交換したコンセントから分岐して



露出コンセントを取り付けさせていただきました。


家具用のコード付きコンセントに交換も可能ですが、家具でかくれるコンセントはダイレクトに分岐が安心です


しかし、これでも1,500wまでなので今まで通りに同時使用はできないと言うことを説明させていただきました。











ケトルとオーブントースター、IH炊飯器は消費電力をご確認ください


コンセントの容量は合計で1,500wまでです


ブレーカーが切れなくても、ギリギリの使用を長期間することでコンセントやケーブルが焼けたり炭化して火種となります


理屈はわかっているから大丈夫!


なんて思っていませんか


電器店はこのような事例をたくさん見てます


いま一度、家具の裏に隠れているコンセントをご確認ください


きょうはここまで


つづく