プチ早期退職者の資産運用+αブログ

積み立てた金を2月と3月に少し売却

 長年、純金積立を続けているが、2月15日に15g、3月9日に20gだけ売却した。


 私が金(ゴールド)への投資を始めてから40年近くになってきた。純金積立にしてからでも30年近い。積み立てた金を積極的に売る気はなかったが、高値更新したのを契機等に稀に30gずつ売っていた。ところが、2020年は金が高値更新を続けたので何度も売却した。終活を意識し始めるシニアになったし、譲渡所得の50万円の特別控除額を有効利用するためでもあった。

 特別控除額の都合で2020年7月に最後に売った量は15gだった。2021年になったら様子を見ながらまた売却しようと考えていたが、金価格は調整局面となり、売却機会はなかった。Reddit騒ぎで大きく上げた銀は1kg売却したりしたが。

 金価格の5年チャートは以下のようになっている。


 出所:三菱マテリアル(https://gold.mmc.co.jp/#gold_5year)


 昨年の秋頃から米国のインフレ懸念が高まり、金価格が上げ始めた。さらに今年2月に入ってロシアのウクライナ侵攻を予想するニュースが流れ始めて、上げ足を速め、円安もあって国内価格は2020年夏の高値圏に戻ってきていた。

 そういう状況の中で、ウクライナ侵攻が2月16日だという、やけに具体的な情報が流れて上げてきた2月15日に7,594円で15gだけ売ってみた。株式売買と同様、逆張りの売という感じだ。今回15gだったのは、前回の売却が15gだったので、その残り分というイメージだった。平均取得価格の3倍ほどで売れて7万円以上の利益(譲渡所得の特別控除額内なので非課税)だった。

 ウクライナ情勢は煽られ過ぎのようにも見えたし、侵攻してもウクライナ東部の独立承認とそれに伴う派兵に留まるというのが一般的な見方だった。経済的な利害を考えたら、侵攻はあり得ないと言う専門家の意見も多かった。しかし、予想以上の規模の本格侵攻が行われてしまった。

 そういう状況の中で国内金価格は上昇を続け、3月5日、土曜日だったが国内金小売価格が8,000円を突破し、ニュースになっていた。



 3月7日に国内買取価格も8,000円に載せたので、記念に8,022円で20gだけ売却した。10万円以上の利益(譲渡所得の特別控除額内なので非課税)だった。これまで基本にしてきた30gにしようかとも思ったが、先行きの不透明感が強いし、残りの保有量も減ってきていたので減らした。

 今や後から積立を始めたプラチナの保有残高(時価の金額も)の方が多くなってしまった。重さだけなら銀の方がずっと多いが。日米欧等でインフレは進行中だが、ウクライナ侵攻による世界経済の混乱で金利上昇が抑制気味になっているので貴金属は上げやすい状況にある。プラチナや銀も昨年の高値を超えてくるようなことがあれば、また少し売りたいと考えている。





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