プチ早期退職者の資産運用+αブログ

KDDIの連続増配と株主優待

 KDDIの連続増配の状況や株主優待のカタログギフトについて書いている。


KDDIの増配状況と株価推移

  連続増配株への投資の話は以前書いたKDDIは連続増配株として有名だ。2022年3月期の配当を前期比で5円増配とする予想を今年5月に発表していて、20期連続の増配となる見込み。KDDIの年間配当額の推移と、その間の株価の月足チャートは下記の通り。




 最近は増配の率が少し落ちてきたものの配当額は見事に右肩上がりになっている。例えば、2013年3月期の30円から2021年3月期の120円まで、8年間で実に4倍にもなっている。先日記事にした王子HDは2012年当時は比較的高配当だったがとおにかすんでしまったというのがよく分かるだろう。

 この間、KDDIの株価の方は結構振れている。配当が業績に比例し、株価が業績に比例するならば、株価はもっとなだらかな右肩上がりになるはずだ。しかし、どんな銘柄の株価でも相場環境の影響を強く受けてしまうので、業績のブレが小さい通信株でも大きく動いてしまうのだ。多くの銘柄同様、2012年末から始まったアベノミクス相場の前までは低迷を余儀なくされていた。アベノミクス相場前にKDDIを買えている人がいれば、いまや買値に対する配当利回りは12%を超えるお宝株になっているので、永久保有でいいだろう。

 KDDIの株価は、2012年末からは順調に上げたが、2015年に3,000円台に到達してからは大きくは3,000円を挟んで横ばいという感じになっている。他の銘柄と同様に2015年に入ってアベノミクス相場のひと相場が終わった感じだ。また、3,000円を超えると割安と言えるほど水準ではなくなったので、適正な水準で落ち着いたとも言える。


KDDI株への投資

 KDDIは、昔はKDD(国際電信電話)として誰でも知っている会社の一つだったと思う。その後、通信の自由化の流れの中で業務範囲を拡大しつつ、日本高速通信を吸収合併、さらに第二電電や日本移動通信と合併して現在に至っている。もちろん、私も昔から知っているし、会社員当時の仕事柄、普通の人よりも多少は詳しい。連続増配株であることも知っていた。

 しかし、私がKDDIに投資したの2017年12月が初めてだった。3,000円を挟んだ値動きを見つつ、2,925円で100株、特定口座で買った。当時の配当見込みは90円で3.1%ほどの配当利回りになるので、カタログギフトの株主優待付きの連続増配株を買うには手ごろな水準(配当+優待分で4%超)だと思った。2021年3月期の配当だと、買値に対する配当利回りは4.1%に上がっている。連続増配株の威力だ。

 その後、少し下げてきたので、2018年1月に2,800円で100株、NISA枠でもった。割と短期間での買い増しとなった。株主優待がある銘柄で優待に必要な最低単元の投資だと、大きく上げて割高になったと思った時でも売るのを躊躇してしまう。そのため、複数単元持っておくのも悪くないと思っている。NISAだと配当の非課税も享受できるし。

 なお、KDDIにそれまで投資してこなかった理由は、NTTやNTTドコモの保有額が大きく、ポートフォリオ的に通信株のウェートをこれ以上増やしたくなかったからだ。どの業種にどのくらいの割合と決めている訳ではないが、ある程度業種を分散させておくことを意識している特定の業種に投資先が偏り過ぎると、その業界固有の事情で受ける影響が大きくなるためだ。

 分かりやすい例としては、菅首相が官房長官時代の2018年8月や首相になった2020年9月に携帯料金の大幅値下げに言及して通信株が大きく下げたことがある。首相になってからの発言の影響力は大きく、KDDI株は一時コロナショック時の安値を下回ったほどだ。

 ちょっと話がそれるが、首相になってからの携帯値下げ発言に関して思うところは、NTTドコモがTOB対象になってしまったという記事の中でも少し書いた。2018年の官房長官時代の発言の際、スマホ/ケータイジャーナリストの石川温さんに記事の中で「菅官房長官がズルい」と書かれたりしていた。この頃から、私は菅首相を懐疑的に見ている。
根拠に乏しい「携帯料金4割値下げ」 MVNOつぶしになる恐れも

 返礼品につられて利用しているが制度としてはちょっと疑問なふるさと納税を推進したのも総務相時代の菅首相だ。このことも菅首相を懐疑的に見ている理由の一つだ。以下のような記事もある。


KDDIの株主優待

 100株以上、5年未満なのでカタログギフト花月コース(3,000円相当)だ。5年以上だと5,000円相当にランクアップするau Payマーケット厳選商品で選べる商品は限定的だが、事務局はリンベル社内にあるので、内容的にはリンベルカタログギフトに近いと思う。価格に相応しい商品を好みで選べる。

 先日、優待品として選んでいたうなぎの長焼き2本が届いた。にほんうなぎだが台湾産、1本140gサイズで妻と分けて食べるには程よいサイズだ。



 販売業者から直接、指定しておいた日に冷凍便で届いた。販売業者は、楽天で何度か水産物を買ったことのあるショップだった。もちろん品物に問題はなく、おいしく頂いた。

 以前はふるさと納税でうなぎもよく頼んでいた。しかし、退職してから住民税が減ってふるさと納税が楽しめないので、株主優待でうなぎが選べるとつい頼んでしまう。先日、オリックスの株主優待でもうなぎを頼んでしまった。最近は、株主優待以外ではうなぎを食べていない気がする。



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