プチ早期退職者の資産運用+αブログ

クラレの株主優待でピントグラス

 3月にクラレの株主優待のプレミアムギフトのカタログが届いた。私の場合、1,000株以上、3年以上の条件を満たしているので1万円相当の品が選べる。昨年は飛騨牛すき焼き用を頼んだ。

 今年も同じ品にするか、うなぎかば焼きセットにしようかと思ってカタログを眺めていたが、コにも“クラレ素材”が活躍というKuraray's Choice Itemsの中にあったピントグラスという品が気になった。

 ピントグラスは老眼鏡の一種だが、中心部ほど度が強く、周辺に行くにしたがって度が弱くなっている。そのため、老眼鏡を使っていて目を上げた時でも、周囲の見え方がましになるという特徴を持っているということだ。クラレのポリメチルメタクリレートというアクリル樹脂を使ったパラペットレンズを使用している。

 私はパソコン利用時は遠近両用メガネを使っているが、ピントグラスだともっと見やすくなるかと期待して頼んでみた。度は軽度と中度が選べたが、遠近両用を使い始めて20年ほど経つ私は中度でよいと思って樹脂モデル 中度を選んだ。先月下旬に品物が届いた。



 さっそく試してみたが、全然ダメだった。遠近両用メガネをだと、普通の姿勢でディスプレイから50~60cm離れた距離でちょうどよく見えるようになっている。しかし、ピントグラスだとピントの合う距離が20cmぐらいで、ディスプレイを見るのには全く使えない。20cmなら裸眼でもよく見える。若干文字が大きく見えるので、読書には何とか使えそうという感じだ。

 今回の見え方だと軽度の方がよかったようだ。今年もらった分はとりあえず保管品にしておき、来年は軽度を選んで試してみようかと思っている。大人しく高級食材にしておく方が無難かな?


 なお、クラレ株への投資では、NISAで得ていた非課税益を後の節税売りで台無しにしてしまって、NISA関連の実現益は結局ほぼ失った。米国子会社での工場火災(2018年5月)に対する損害賠償でクラレが散々毟られてきた結果だ。死亡者もいなかったのに約160人に対して和解金総額約800億円で、巨額の特損を出し続けて昨年4月末にようやく最終決着した(詳細は前の記事に記載あり)。

 クラレの月足チャートに米国子会社の工場火災関連の期間を追記したものを以下に示す。今後の懸念はなくなったが、失われた5年もの時間と巨額の特損の影響は大きく、株価の方はかつての高値圏にはまだ遠い



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