プチ早期退職者の資産運用+αブログ

ドル円等のトレンド分析(1月2日)と昨年のトレードの振り返り

 子供達も独立しているし、早期退職後ほぼ家に引きこもっているので、お正月と言っても食生活を含め、普段とほとんど変わらない生活だ。それで為替のトレンド分析なんかも普段通りにやっている。自分でもあまり役立っていないのが残念なのだが。


 毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析の1月2日分。11月29日から12月31日までの動きをまとめている。


分析結果と各ペア動きのまとめ

 まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は昨年2月3日のブログを参照のこと。




 全般的に大きな動きもなく、各通貨ペアともトレンドを継続したままだった。米大統領選挙の結果を受けたゴタゴタや、欧州を始めとしたコロナウイルス感染再拡大の継続と英国や南アでの変異種の出現、英欧貿易交渉の合意などもトレンドを変えることはなかった。

 ドル円は、104.0円台から始まり、12月2日には104.7円台まで上げたが、それが12月の高値となった。その後は下げて12月17日には一時103円台を割れ、102.8円台を付けたが終値では103円台を維持した。その後の戻りは103.9円を超えることはなく、月末にかけて再度103円台を割り込むも103円台を維持して終えた。

 ユーロドルは、1.195$台から始まり、上げ基調を維持して12月30日には1.23$に到達した。2018年4月以来の高値だが、12月31日にやや長めの陰線で1.220$台まで下げた。今後の目標となりそうなのは、2018年1月と2月に月足で2回上ビケを付けた1.25$台だろう。その時の高値は2月の1.2555$だった。

 ユーロ円は、ドル円とユーロドルの値動きを受けた動きだが、ユーロドルの強さの方が勝った。124.4円台から始まったが、12月1日の大陽線と翌日の陽線で早くも126円台に到達した。その後は126円台中心の動きが続いたが、12月29日には127.2円台まで上げた。12月31日にやや長めの陰線で126円手前まで下げた。


各国の動きとニュース

 今回、URLをメモしておいたようなニュースはなかった。値動きが小さく、トレンドも変わらなかったせいだと思う。

 年末に向けて多くの為替専門家の来年の為替見通しが出ていた。米ドルの異常とも言える供給拡大を踏まえてドル安・円高見通しが多いようだった。ネットで検索すれば、多くの記事が見つかるだろう。

 ちなみに、購読したZAi 2021年2月号の為替見通しの記事だと、円高で100円以下を予想した人は55人中37人ということだった。最円高の平均値は99円、最円安の平均値は110円、年前半は円高、年後半から円安トレンドとの予測が大勢ということだった。


昨年のトレードの振り返り

 私自身のトレードで言えば、先月の分析の際に書いたようにトルコリラ円の買いポジションの整理等を進めた。トルコリラ円は、追加利上げもあって14円を回復したので、14円に到達したタイミング1枚分損切りした。南アのランド円も堅調だったので、0.1円上げる度に1枚ずつ損切りを進めた。トルコリラ円は1枚当たりの損失が大き過ぎて、なかなか処分できないのだ(FX口座での含み損が拡大したまま)

 私がFX資金を一番投入している先はセントラル短資だが、この会社のスワップポイントは今年は異様に低くなっている。最近だと、トルコリラ円の買は他社が20~28円なのに1円に過ぎないことや、一時は買でもマイナスだったことは以前書いた。その他、ランド円の買は他社が5~6円なのに1円、ユーロドルやユーロ円の売は他社がプラス~0円でもずっとマイナスのままだ。この結果、他社で同じポジションを持っていれば毎日楽に数百円のスワップポイントが得られたはずなのに、セントラル短資だとわずかなプラスにしかならず、損切りするための原資も貯まらないという状況になっている。

 それもあって昨年のトレードでは利益を出すよりもポジション整理を優先してきた。トレード主体の口座でのプラス分を相殺するように、スワップ狙い主体のセントラル短資の口座はマイナスで着地させた。FXでの当面の目標は、リーマンショックでの巨額損失を取り返すことから、セントラル短資のポジションを解消していくこと変わっている。これだけでも年単位の時間がかかりそうだと考えている。トルコリラ円が暴騰でもすれば別だが、逆に再暴落すれば強制決済を避けるために追加資金が必要になる可能性だってある。破綻したスワップ狙いのトレードは悲惨だ

 新興国で金利が高いのは物価上昇率が高いからで、その分だけ新興国通貨は基本的に下落し続ける。そのため、長期的・平均的には、スワップポイントの蓄積では為替差損に追い付けないということになる。私自身きちっと確認・検証した訳ではないが、ランド円やトルコリラ円の買で実感している。スワップ狙いのトレードは基本的にはうまくいかないと考えた方がいい。

 皆様もこのような事態に陥らないように、FX会社選びとスワップ狙いのトレードは慎重になさるのがよいと思います。


【2021.1.5追記】

  先月ツイートしていたニュースが一つだけあったのを書き忘れた。菅首相が意識している為替防衛ラインが100円だという以下のニュースだ。



 為替関係者は、当然このニュースを意識しているので、今年の為替相場の予測でもドル円は100円を大きく割らないと考えているのではないかと思う。私も普通の相場の時は、円高に振れても100円割れを試すという流れになる程度と思ったので上記のツイートをした。しかし、米政府が為替を動かそうとしたり、何か予想外の出来事が起きれば、首相や日本政府の意向だけでは止まらないだろうとも思っている。


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「為替・FX」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事