Sweet pea

何気ない日々・・・だけど毎日が発見
そんな日々の出来事をゆるゆると

父が残してくれたもの

2013-08-24 | family

何度片づけをくりかえしても処分できなかったもののひとつにビデオテープがある

亡くなった私の父が孫たちを撮り続けた記録

 

ビデオでおいていてもいずれ見られなくなる日がくるだろうと

DVDにダビングするつもりで数年前にそれができる録画機を買ったものの

なかなかそれができなくて・・・

 

なぜなら、テープからまずHDDにダビングするためには等倍速

つまり3倍速の6時間入っているとするとダビングに6時間かかるということ

夫の部屋でフル稼働していたので、その時間がとれなかった

 

ようやく新しい録画機を買ってこれはお払い箱に

だから違う部屋で毎日のようにテープからHDDへ

ダビングの繰り返し

だめになったとあきらめたテープがゆるみをなおすと写ったのは奇跡

テープのラベルにはなつかしい父の字

ダビング中にときどきこの部屋に入って再生されている映像を見ながらなつかしんでいる

旅行はもちろん、運動会、なんでもない休日の山登りと

あきもせず孫の姿を追う父

みんなビデオがまわっていることに無頓着でしゃべっているものだから

おもしろい会話も随所に出てきて・・・

 

父は撮影者だから姿は出てこないが声は充分に入っていて

いまでもすぐそばに父がいてくれるような気がする

 

考えてみれば父がビデオカメラを買ったのは長男が幼稚園のとき

すでに70歳近くなっていた父

今の物とは違って重く、大きいビデオをかついでよくこれだけ撮ってくれたものだと感心する

 

父が亡くなった後、葬儀に参列してくださった方へのご挨拶状に弟が書いた言葉

 

本人は自分自身の友人、知人はもとより、姉や私の友人たちと山登り、スキー、麻雀を楽しみ

その記録を写真やビデオに残すことをひとつの生きがいとしてまいりました。

特に姉の子供ができて以後はその3人の孫の成長の記録を残すことが人生の一大目標であるがごとく

力を注ぎながら、元気に日々を過ごしておりました。

 

私たちが子供のころは無償の愛情を注ぎ、孫が生まれてからはその子たちにいろんな経験をさせてくれた父

写らないと、すぐにあきらめなくてよかった

何度もやり直してくれた夫に感謝感謝である

 

わが子もさることながら一緒にうつっているよそのお子さんの成長ぶりもほほえましく

いつか機会があればその子たちにも見せてあげたいなと思う

 

またまたごめんなさい・・・

押入れ3回目できなかったので日曜日にやってご報告いたします

天気予報は雨ですが

みなさん楽しい週末をお過ごしくださいね~

 

 

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする