二才のこだわり期。

（長ーーーーーい文章です。興味のある方だけみてくださいね～～）


詩音ちゃん、二才半。世の中でいう「いやいや期」真っ盛りです。


いろいろ読んで、調べて、聞いているので、なんとなくイメージはできていましたが、最初の半年は、「ふ～ん、こんなもの？」とおもっていました。ところが、最近、学校のお友達からきくんでしょうか？どこからか「イヤ！」という言葉を覚えてきましたよ。


でも、なんとなく見えて来たのは、詩音の場合は、イヤイヤ～というよりは、「こだわり期」な感じです。というか、イヤイヤ期とも反抗期とも呼びたくないので、うちではこう呼ぶ事にしました。^o^　イヤイヤには理由があるし、反抗しているわけじゃないしね。



いままではなんでも言われるままだったのが、自分の好きな事、嫌いな事、やりたい事がだんだんはっきりして来て、こだわる。
これが今やりたい。自分でやりたい。いまはここにいたくて、動きたくない。


それを、私たち（親）が、いままでのペースで、「はいはい、いくよ～～」っていって急に方向転換させちゃったり、助けの手をだしちゃったり、ときには無理矢理動かそうとしたりすると、泣いて、ぐずって、時にはかんしゃくを起こして、「イヤ！」ってなる。


同時に、いま一生懸命おしゃべりしています。毎日新しい言葉はどんどん覚えて、使って、話して。物の名前とか、しょっちゅう「ママ・これは？」って聞かれます。詩音は眠い時以外はず～っとしゃべってるか、歌っているかです。


自分は普通に会話しているつもりなのに、それが伝わらないのがもどかしい。ママに「自分はこれをしたいんだよ。これがほしいんだよ」っていうのを伝えているのに分かってもらえない（もしくはママがいそがしくてスルーされる）。そのギャップにイライラしてキーー！ってなる。泣いたら泣いたで自己嫌悪になったり、泣いている自分がかわいそうになってきたり。


自分でできるようになった、こんなことを発見した、って分かってもらいたいだけなのに、認めてもらえなかったり、思ったようにできなかったり。


詩音ちゃんの場合は、特に、すぐ下に瀬来ちゃんがいて、もうちょっと複雑なのかもしれません。遊んでいるつもりでも、瀬来にちょっと手を出しすぎると怒られるし、瀬来ちゃんはゆるされるのに詩音はできないこととかがあったり、瀬来ちゃんはいつも抱っこ。泣けば抱っこしてもらえる。声が大きくなってきた瀬来ちゃんも、詩音にやられるとすぐに大声で泣く事を覚えてきました…。瀬来ちゃんはそとではベビーカーにのせてもらえる（歩かなくてもいい）。ぐずればミルクをのませてもらえる。それがうらやましくてしょうがない。

瀬来ちゃんが産まれて１１ヶ月、いまでも家では赤ちゃん返りしています。うちは優先順位は産まれた順、なので、詩音ちゃんが一番に産まれたからね、（ダディーの次に）一番だよ、って伝えているつもりなのですが・・・。瀬来のことは可愛くて可愛くてしかたがないんですけどね。



先日、たまたまhubbyがお休みで家にかえってきていたので、まだ風邪のなおりかけでお昼寝が長引いていた瀬来を家において、１人で詩音のお迎えにいきました。この日は、風が吹いて寒い日でしたが、この日のしおんちゃんのこだわりは、着ていたお気に入りのジャケットの「ボタンをはめたい」。ちょっとゆるめで三つあるボタンを自分で出来たのが嬉しかったらしく、そして、すごいね～できたね～とママや先生たちに褒められたのが嬉しかったらしく、三つはめては外し、またはめては外し・・・のエンドレスのループをずーーーーっとつづけていました。





最初は学校のドアの外でやっていて、車にも行こうとしないから、なんとか連れて行こうとするも、抱き上げて動かそうとすると大泣き・大騒ぎ。車のそとでしばらく続けた後、でも寒いからね、と、とりあえず車のなかに移動させてもまたボタンのかけはずしに集中。もういかなきゃだよ～～と無理矢理カーシートに座らせてみるも、泣いてのけぞって拒否。

hubbyにメールしたら、瀬来ちゃんは大丈夫そうだったので、あきらめてつき合う事にして、車にのってから３０分以上、このボタンのかけ外しをしていまいた。ある意味すごい集中力！（このふわふわなケープ風のジャケットのボタンが、穴が大きめですぐに外れちゃうんですよ～～～。涙　追記：このボタン穴、後日直しました。詩音がいじりすぎて広がっていたのを1/3くらいずつ縫い直してこの「はめてもはずれちゃう」イライラは解消♪）


途中でもう無理、とおもって、なんとかカーシートに座らせ、帰りのドライブ中も話をしたり歌ったりしてぐずる詩音の気をそらそうとするも、家について、車を降りた時点でまたボタン掛けループが再開。駐車場から家までなんとかつれて帰りましたがもう精神的にぐったり。



この日は瀬来ちゃんがいなかったので、こんなにつきあえましたが、普段はこれは無理。瀬来は詩音が泣いていると、大抵しず～かに遊んでいたりしますが、あまりに長くなるとさすがに泣き出して、二人で一緒に大合唱です。


こんな感じの光景、最近毎日ですね～～～（涙）スケジュール通りに物事がすすむことってない！最近は、「詩音がカーシートに乗らない場合のシナリオ」を想定してから出かけます　笑






「怒る」のと「しかる」のは違うとおもっているので、詩音がお尻をたたかれるのは、人に痛い思いをさせたり、本人も分かっているダメっていわれていることをしたり、の警告３回の後だけです。


力も強くなってきましたが、それでもまだ二才なので、親の権限と力でねじ伏せる事は簡単ですが、いろいろやってみた結果、詩音にはかなり逆効果でした。やった分、反発もつよく返ってきます。（しかもそれが後々まで変な形で出てきます。思春期にどうなるのかがイメージできそうな感じで！）

いまのところは、ぐずっていても、ちゃんと受け止めて、どうしてこれが必要なのか、どうしていま動かなきゃ行けないのかを本人にわかるように説明して本人に納得させると、素直にきいてくれるので、それしか方法がないみたいです。あとはあきらめてつき合う。難しいですね～～。


学校では、「しおんちゃんは、いつも元気で、ハッピーで、おしゃべりで、クラスでも積極的に参加してくれるんですよ～～」と先生たちから言われます。教会でもそうかな。でも家に帰って来たとたんに「ママ・抱っこ～～泣」になるので、きっといろいろ気をはって頑張っているんでしょうね。几帳面で真面目なので、優等生になってしまって、知らないところでいっぱいがまんしているんでしょうか。


初めての子育て、初めての「こだわり期」で試行錯誤中。でも、一つ分かるのは、「イライラしたら（怒ったら）負け」なこと。
私がイライラすると、それが面白いくらい子供たちに伝わって返ってきます。（反対に、優しくしたのもちゃんと返ってくるのが慰めですね。）疲れていたり、寝不足だったりするときほど、抱っこ～ってしがみついて来たり、ぐずったりするみたいです。でもイライラしないのが難しい～～～～～！！


食事も毎晩１時間以上かかるし、故意にしているわけじゃなくても、こぼしちゃったり、こわしちゃったり、よごしちゃったり・・することが沢山あります。本人はちゃんと「しまった！」と思っていて、私も事故だってわかっていても、厳しい接し方をしてしまったり、小言をいってしまったり・・・。

忍耐が練られた品性を～～～（気になる方は検索してくださいな。新改訳聖書　ローマの５：４）ってわかっていても、忍耐のストレッチをされている間はなかなか厳しいですね。



（後部座席を乗り越えてトランクスペースにいくのが最近のブーム。困ったちゃん～～）


昨日は、なかなか寝てくれない詩音につきあって、１時間半、フエルトのボタン掛け＆穴通し練習用のおもちゃであそんでいました。眠ければ眠い程こだわりが強くなるので、終わらない～～～。他のこともできないしあきらめていっしょに楽しみました。でも瀬来ちゃんが寝てしまった八時半からつきあって、本人が満足したのが１０時近く。いつもは八時半にねる詩音ちゃんなので、よっぽど眠かったでしょうね。ベッドにいったらすぐに眠りました。


抱っこさえすれば、文句言わずにどこにでも連れて行けて、寝てくれた赤ちゃん時代って、今考えるとすごく楽だったのかな～。と最近しみじみ感じています。



そういえば、どこかで

「親にとっての「二歳児のイヤイヤ期」は、子供にとっての「親のダメダメ期」だ」って書いてあったのをよんでドキッとしました。好奇心の塊が、自分で動けるように、しゃべれるようになったんだもんね～～～。


祈りつつ、勉強しつつ・・・の毎日です。