銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

大和湯(東京・東高円寺)

2021-04-27 06:59:00 | 銭湯
#大和湯






東京メトロ丸ノ内線
#東高円寺駅

▲東高円寺駅


▲ここは東京23区の左端付近だ






▲改札口


▲出た先に地図がある


▲いまここで


▲公園通り沿いをまっすぐ進み


▲ちょっと過ぎたあたりにある


▲地図だけだとイマイチ分からないから、とりあえず階段をのぼろう






▲階段を上って1番出口に出たところ


▲出入り口前にあった地図をみる。今はここなので、右にぐるっと回る


▲右に進む


▲目の前が公園になっており、蚕糸(さんし)の森公園と呼ぶらしい。どうやら農林水産省の蚕糸試験場跡地につくられた公園だからこんな名前なんだとか


蚕によって作られる生糸は、富岡製糸場を経営していた原三溪(横浜の本牧にある三溪園を作った人)が号令を掛けて品質改善に乗り出し、その研究拠点となったのがこの東高円寺だったとか。
のちに世界一の生糸輸出国となり、日本の近代化の下地作りや戦後復興には欠かせない重要な産業となった


▲緑道を進もう






▲ちょうど桜が咲き始めた頃。これはかなり早いほうである


▲一部でだいぶ花開いていた


▲まっすぐ進んで


▲右に小学校がみえてくる




▲このまままっすぐ


▲右にみえる白い建物は中学校








▲中学校を横切り




▲突き当たりを道なりに左折する




▲途中でまっすぐの道と右に分かれるが、右に進む








▲今度も右に進む




▲するとここでもうみえてくる




▲この間に入っていく






▲裏側にまわると


▲こっちからでも行ける


▲奥にコインランドリーがあった








▲到着


下足箱に靴をあずけて扉をあけると、奥にはソファーのあるロビーがあって、右手前がフロントだ。
座るのは60代前半ぐらいの男性。
受付の前は透明シートで覆われ、コロナ対策はしっかりしたところのようだ。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると「はい」とすぐに出してくれて、「ん…」とスプレーを差しだされたので手を消毒しろということかと手を出してスプレーしてもらう。ゴシゴシ手をこすり合わせながら男湯の入り口を確認すると、「中になにもないけど大丈夫?」と聞かれたので「はい、大丈夫です」とこたえる。
ここは入り口のところに使い切りタイプのシャンプー類がもらえると書かれてあったが、その時は必要ないと思ったので、そこには触れなかった。



出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は左側で、中に入ると縦長の作りになっており、規模からすると普通のスペース。
真ん中には長いすがあり、左右の壁にロッカーが並ぶ。
手前には血圧計と、奥には体重計(体組成計)が置いてあった。ステンレスの物置カゴもあったので、しっかり運営してるところという印象を抱く。
トイレは外側にあって、半自動扉をあけて左側にある扉を開けると、昨今では珍しい和式だった。
入り口にはコロナ対策として「水を流すときは蓋を閉めよう」とあったが、和式なので勿論フタはなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けて中に入ると、昔ながらのよくある感じの作りであるが、ここは左手前にサウナがあり、そのサウナの対面に水風呂がある。
水風呂は2人が入れるぐらいのスペースで、水温は思ったほど低くなくて20℃ぐらいか。その水風呂の周りに沿ってカランが並ぶ。
真ん中は島カランが一つ。
右側は手前に立シャワー。
あとは間仕切り壁にもカランが並ぶが、いかんせん古いところなので当たり外れが顕著だ。当たりは、立シャワーの横にあるカラン。常連客が使ってるところが基本的に間違いないだろう。
間仕切り壁のところには昔ながらの広告が見える。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、3つに分かれる。
右が座湯で、最初にその座湯を入ってみたところかなり熱かった。
だいたい46℃あたりと思われる。久しぶりの熱湯だったのでかなり痺れた。
水枕はしっかり機能してて冷たかったのと、ジェットの勢いとちょうどいい。
その横にあるのが電気風呂で、手を差し出すとかなり刺激強め。これはプロ仕様なので、慣れた人でないとやめたほうがいいだろう。
そして最後の左側にあるのが台形のような形の主浴槽で、一番広い湯船。
壁にはミクロンバイブラと解説があったが、実際はすみっこから申しわけなさそうに元気のない泡がでてるだけだ。
こちらも温度は46℃ほどだった。
なので長湯はできないけれども、慣れてしまえばけっこう気持ちよかったりする。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は意外にも高齢者が少なくて、30代から50代ぐらいの幅だった。広さの割には客数は少なく、常時4~5人ほど。


浴室は全体をみると、黒ずみが至るところにあって、正直綺麗とは思えなかった。
壁絵はなくて、かわりに垂れてきた黒い線が幾重にも重なっている。
カランの水垢もこびりついていたので、それほど磨いていないのかも。


室内の色彩は、天井付近が水色で、下の方が灰色。色使いは昭和時代のシックな雰囲気を残している。
どこか寂しげな風景だったが、自分としては落ち着く空間だった。
壁絵はない代わりにタイル絵があって、すっかり退色していた。絵柄は現代美術のようなデッサン。当時としては斬新だったと思われる。
薬湯などは一切なくてシンプルであるが、安穏とした雰囲気に包まれ、つい長湯してしまった銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東高円寺
経路 南下
周辺の環境 住宅、美術教室

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 当たり外れがある
浴槽の種類 座湯、電気風呂、ミクロンバイブラ、水風呂
サウナ あり
温度 46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け ないが、使い切りがもらえる

◆人
受付 60代前半の男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒166-0012
杉並区和田1−71−18

電話番号
03-3381-3452

アクセス
東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅下車、徒歩6分

休日
月曜

営業時間
16:00−24:30
日曜は15:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載

久松湯(東京・桜台)

2021-04-24 07:13:00 | 銭湯 温泉
#久松湯





西武池袋線
#桜台駅

▲西武池袋線の桜台駅


▲池袋からだと、四番目の駅にある。西武の路線沿いは銭湯が多い地域だ








▲エスカレーターでおりる






▲改札口


▲改札口を抜けたところに地図があった


▲いまここで

▲下(北)に行けばマタニティクリニックのすぐ隣だ


▲改札口をでたら


▲右の北口にむかう


▲そのまま真っ直ぐ進もう






▲ローソンのところでストップ


▲そこを右に進む


▲ちょっと歩いたらすぐに左


▲曲がったところ


▲あとは適当に真っ直ぐ進むだけ


▲桜が咲く時期だった






▲この細い道も真っ直ぐ


▲真っ直ぐ(左)進む




▲ここまで来たら久松湯がみえてくる


▲銭湯らしくない建物


▲一見すると美術館ぽいモダンアート風の建物だ


▲とても綺麗である


▲デザインもしゃれている




▲到着


入り口に入ると左右に下足箱があり、コインリターン式のロッカーだった。いつもこの手の銭湯に来ると必ず100円玉を用意するのだが、この日は思いつきで来てしまったため用意するのを忘れてしまった。
財布にはお札しかなかったので、入浴料金を払うついでに崩そうと、そのまま奥にあるフロントへと向かう。
入り口に立つのは50代ぐらいの小柄な女性。マスク越しながら、銭湯業界では珍しくしっかりお化粧をしている。
ちょうど電話の最中だったらしく、子機を耳に当てながら「切るね。うん」と言って受話器を置くと対応をしてくれた。
千円札を置くと「下駄箱の鍵はありますか。両替ですか?」と聞かれて「入浴料を払って、それで…」と途中まで言ったところ、「先に下駄箱の鍵をお願いします」と言われる。
両替してもらい一度戻って、改めて受付で入浴料金を支払う。
「初めてですか?」と聞かれたので「はい」と頷くと、ここはカード挿入式のロッカーらしく、カードの差し方をレクチャーされる。その後でカードと下足箱を交換する。カードの番号とロッカーの番号は対応してないので、好きなロッカーを選ぶことができる。
「シャンプーとか中にありませんが大丈夫ですか?」と聞かれたので「大丈夫です」と答える。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は右側で、のれんをくぐろうとすると、ちょうど中から高齢者が「シャア!」と言いながら勢いよく出てきた。
入ると最初は緩衝スペースになっており(緩衝スペースがあるなら、暖簾はいらないと思うのだが…)、右側に小さな中庭がある。その中庭には水槽があって、亀が眠っていた。微動だにしないので、最初は置物かと思った。
脱衣場に入ると、外観から想像するとおりシンプルで綺麗な作りをしている。ちょうど若い従業員がモップで清掃をしているところだった。
脱衣場の左側は鏡台で、右側がロッカー。ロッカー側は真ん中に座るテーブルがあり、そのテーブルを挟んで両側にロッカーが並ぶ。
受付で言われたとおり、ロッカーの扉裏側に差し込み口があって、矢印方向に奥までカッチリ差し込むと(窪みまではめ込む)鍵を回すことができる。
帰りはこのカードをフロントに返して、下足箱の鍵と交換する。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲入ったところのドレッサー(写真は女湯なので右側にある)


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちは男湯


浴室の扉をあけると、驚いたのは入ってすぐ右側が外気浴スペースだったことだ。
半分以上が庭だったが、隅っこに立ちながら涼むことができる。体を拭くスペースとしても活用できるので、入り口横に作ったのだろう。
初めての銭湯だと体を拭く場所で迷うことが多いが、ここならそうした迷いから解放される。
ちょうど桜が散る頃で、涼んでいたら桜の花びらが飛んでいた。


左手はサウナがあり、サウナの目の前に立ちシャワーが2つある。このあたりの動線は完璧だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


奥に進むと、右側にカランが横列に並ぶ。壁側がハンドシャワーで、島カランが固定シャワー。
ハンドシャワーと言っても、スーパー銭湯のようなプッシュ式(自動で止まる仕組み)ではなくハンドルを操作するので自分のタイミングで使えて便利。ただ、残念なのはヘッドを置く場所が低いので、髪を洗う時はどうしても腰を深く曲げなければならない(自分みたいな胴長短足にはキツい)。
島カランの固定シャワーはボタボタ落ちてくるタイプで、これは人によって好き嫌いが分かれそう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


左側をみると、水風呂と湯船がある。
先ほどの立ちシャワーの裏側に水風呂があって、温度表示は17℃だった。4~5人は入れそうなスペース。
お隣がここの主浴槽で、左側には広く確保された電気風呂が2つ並ぶ。入ってみると強弱を繰り返すタイプだった。
その右隣がジェット関連の設備で、3つ並ぶ。
左がお尻のところからで、真ん中が背中、右端は両脇からジェットが吹き出してる。
やはり最新式の泡立たないタイプで、圧力も申し分なく、人気のある設備だった。
電気風呂とジェットの手前はバイブラ。これらが入った湯船は42.3℃と表記されていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その主浴槽を隔てて右にあるのが新しい銭湯のお約束とも言うべき炭酸泉。こちらもスペースに余裕があり、詰めれば6人は入れるだろう。こういう炭酸泉は決まって高濃度をうたっているが、実際はお店によってマチマチ。ここは正直言うと高濃度と呼べるほどではなかった。
建物への投資は目を見張るものがあるが、ランニングコストに関してはかなりシビアに運営してると感じた。


そして最後は、天然温泉の露天風呂がある。浴槽自体はそんなに広くないが、手前の外気浴スペースが充実していて、庭の縁(ふち)部分が座れるようになっている。
露天風呂は扇形で、お湯はナトリウムー強塩化物泉の濃厚な茶色をたたえた湯船である。スーパー銭湯もしのぐ泉質の高さに、これはビックリだ。
温度は42℃ほど。露天風呂にしては比較的温度が高めのほうだろう。
塩化物泉特有の匂いも漂い、なかなか贅沢な気分に浸ることができた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
 

室内の天井は、一定定間隔で採光窓が取り付けられ、日の光が差し込むと湯船に光が落ちて、とても幻想的になる。
ここはイルミネーションマッピングもやってるらしく、それを期待してやって来たのだが、残念ながら自分の入浴中に見ることは叶わなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲デジタル体験とアナログ体験が同時にできる場所だ


客層はやはり幅広くて、若者から高齢者まで多士済々。ロビーではカップルの姿もみられ、デートとしても利用されているようだ。
建物はすごく新しくて綺麗に見えるが、よくよく見るとカランの水垢がかなりこびりついていたり、壁のところからは黒ずみの滴跡が残ってたりと、外観と比べると内部は思ったよりも経年劣化がみてとれた。
それでも新鮮さは依然として失われておらず、現在も東京を代表する銭湯の一つとしてトップランナーを走り続けている。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 桜台
経路 北へ
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 美術館みたいな建物
壁画・眺望 イルミネーションマッピング
統一感 あり
置物 水槽(亀)
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 無駄がない
シャワーの出 ダボダボと通常
浴槽の種類 水風呂、電気風呂、ジェット、炭酸泉、天然温泉
サウナ あり
温度 39~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の女性
客層 幅広い

【案内】

住所
〒176-0002
練馬区桜台4−32−15

電話番号
03-3991-5092

アクセス
西武池袋線「桜台」駅下車、徒歩5分

休日
火曜

営業時間
11:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

銀座の裏路地散歩

2021-04-22 06:07:00 | 日記






銭湯巡りをしていると、よく通り過ぎるのが銀座。
高級ブティックが立ち並ぶ洗練された街ですが、どんな街にも“らしからぬ”スポットがあり、表通りの裏に隠れた名所があったりします。
今回はそうした銀座の裏路地を紹介してみたいと思います。


最初に向かうのは、夜になると粋な演出がみられる裏路地です


▲最初に訪ねたのは、銀座一丁目駅
(※銀座駅ではありません)


▲その8番出口から中央通りを眺めると、英国屋とティファニーがみえます


▲英国屋


▲ティファニー


▲の間にこんな狭い道


▲一見すると、単なるビルの隙間だろ?と思われるかもしれませんが


▲じつはちゃんとした路地なんです


▲奥に進むと


▲出たところを振り返ります。このように整備された通路であることが分かります。こちらは夜に訪れると、また違った景色をみることが出来ます


▲英国屋&ティファニーの前には銀座発祥の地の石碑があります

次にむかうのは、銀座に残る歴史的な建物です

▲銀座一丁目駅の反対側の出入り口まで歩くと


▲出て右側にぐるっと回れば
(写真だと左側)


▲駅近くにこんな古いビルがあります。
こちらは奥野ビルという名前で、よく見ると、左右に分割された建物になっていています。
左が1932年に竣工し、右が1934年に完成しました。1932年といえば、犬養毅内閣の時代。1934年は東京の宝塚劇場が出来た年でもあります。
設計者は、九段会館も手掛けた建築家だそうです


▲テナントとして入るアンティーク店。現代の感性を醸し出しつつ、歴史あるビルと融合させています


▲入り口


▲中に入ると、各階の案内とむかしの写真が飾られてありました


▲右には通路と階段


▲もちろんエレベーターもあります


▲なんとエレベーターの扉(ドアー)が手動式になっています。開けるときは歴史の重みを感じることでしょう


▲博物館のような佇まい


▲ギャラリーが多く入っているため、いろんなパンフレットが置いてありました。毎月6日は一般公開日らしく(今はコロナの影響でやっているか分かりませんが)、かつてここで美容師をやっていた最後の住人の部屋を歴史の記録として今も残しているそうです


今度はNHKの番組ブラタモリで紹介された有名な場所にむかいます



▲こんどは銀座駅


▲いまは銀座駅A2のところです。番地でいえば4丁目にあたり、銀座のまさに中心地。日本で一番地価が高いところです。
1㎡あたり5770万円だそうです。


▲すぐ横にドトールがあります。普通のドトールではなく、高級ドトールです。お値段がちょっとお高め。それでもこの界隈からしたら良心価格です


▲中央通りを挟んだ先にある白い建物が銀座プレイス。ソニーショールームなどが入るところです。aiboと触れあうこともできます


▲後ろを振り向くと、左が和光(セイコービル)で、右に三越があります。
和光の先には木村パン。あんぱんの元祖で有名ですね。その先に行くと、先ほどの銀座一丁目駅にたどり着きます


▲次にむかうのは、その反対側(ユニクロがある方面)です


▲しばらく歩きます


▲しばらく歩いてきました(といっても5分ほど)。来た道を振り返ります。右にあるのはヤマハのビル


▲いま立つのは、資生堂が入るテナントビルの前です。ここが目的地です


▲先にある赤いビルも資生堂が入っていました


▲ビルに沿って裏側(右)に進みます


▲こんなところに神社の門柱。そう、ここは日本一参道が狭い神社なのです


▲左をむくと


▲金春湯があります。
銀座には銭湯が2つあるのですが、個人的にはこちらがオススメ。
銀座は一丁目から八丁目まであるのですが、ここは終点の八丁目にあたります。
そのため距離的には新橋駅の方が近く、もうここらへんは銀座なのか新橋なのか曖昧な場所になります


▲先ほどの資生堂が入るテナントビル


▲その中央通りから裏側に進むと


▲またもや別の石柱があります。こちらは平成5年と書かれてありました


▲入ってみましょう


▲狭いです


▲豊岩稲荷神社がありました


▲お供え物も


▲来た道を振り返ります




▲その奥にも路地が…


▲じつはこっちがとても有名な路地で、至る所に監視カメラが設置してあります


▲奥に自動扉。自動扉のある参道も日本で唯一かもしれません


▲通りぬけできますの文字。しかし…


▲残念なことに終了してました。ここはNHKのブラタモリで紹介されてた場所で、いつか行ってみたいと思ってたのですが、ちょっと遅かったようです




▲本来は、ここのビルを横切ることができたのですが


▲いまは工事中でした。銀座はあらゆる場所でせっせと工事をしており、新陳代謝が激しい街です。
古いのを壊して、新しくのを作って、古いのを壊し、ビルド&スクラッチは続いています



▲さて、先ほどの銀座駅A2に戻ってきました


▲先ほども紹介した銀座プレイス


▲そのビルを横切ります


▲地下道から来ることもできます。ここの先にある道を右に曲がります


▲曲がったところ。奥にみえるのは近年できたGinza Six(元松坂屋銀座店の跡地。六丁目にある)。インバウンドも見込んだ高級店が入るお金持ちむけのテナントビルです


▲そこから左を向くと、こちらも有名な路地があります


▲これは裏路地というか、普通の路地ですね(^_^;)


▲ここにも神社があります


▲ズンズン進んで




▲裏通りにでます


▲振り返ったところ。目玉はこの通りではなく、写真から見て右(通りから来たら左)に向いたところ


▲その右に行った先のところです


▲驚いたことに、こんな古い商店街が銀座に残っていました


▲昭和の匂いがぷんぷん漂ってきます。銀座の超一等地なのに!


▲なんといえないくたびれた感じがたまらないですね。ここは銀座の奇跡と言える場所ではないでしょうか


▲まるで地方の場末に来た錯覚さえ感じますが、ここは日本一の地価を誇る銀座のそのまた中心地。駅のすぐそばです


▲もはや昭和の遺構とすら呼びたくなる建物です




▲焼き肉さんも現役のようです


そして夜の銀座にやってきました



▲色とりどりのネオンが夜光虫のように人々を引き寄せます


▲英国屋&ティファニー
ここの間にある路地は、夜になると赤い水玉模様を映し出し、人々の目を楽しませてくれます


▲のはずですが、この日はあいにくの雨だったため光が水に拡散してしまい滲んでいました


▲仰ぎ見ると、赤い水玉模様を照らし出すライトが輝いていました。来るなら晴れの日にしましょう


そして最後は、ルパン。文豪から支援されて開いたお店ということで、川端康成や大佛次郎、岡本太郎なども通ったバーです。一番有名なのは太宰治ではないでしょうか。
そんなルパンを訪ねてみました(入店はしてません)


▲先ほどの銀座駅A2からユニクロ(あるいはGinzaSix)方面に歩くと、ドコモショップの手前で立ち止まります


▲このビルを右折します


▲右にみえるのはすずらん通り。こちらも横切ります




▲時計屋さんの前でストップ


▲この裏路地に入っていきます


▲するとルパンがありました


▲路地はまだ続きます


▲奥に進むと飲食店がありました


▲新しくどんどん生まれ変わる銀座。
一方で歴史を重んじる建物や伝統がしっかりと息づいており、幾重にも歴史が交錯する楽しい街でした


万葉湯(横須賀・久里浜)

2021-04-20 06:09:00 | 銭湯
#万葉湯





京急本線
#京急久里浜駅

▲京急久里浜駅。横浜駅からほぼ終点(三崎口)に近い横須賀までやってきた。
久里浜といえば有名なのが久里浜医療センターで、アルコール依存症の患者がよくお世話になる場所である。中島らもが小説の中でアル中の登竜門として描いていた






▲階段を降りて



▲奥に改札口


▲改札口を抜けたら右側の西口に出る




▲近くにあった地図。上に見えるのはJRの久里浜駅。京急はJRと同じ駅名でも距離の離れてるケースが多いのだが(特に蒲田や鶴見。逆に品川、横浜は繋がっているが)、ここはかなり近い方である


▲西口を出る


▲この日は春の嵐の日だった


▲まっすぐ歩き




▲京急メモリアルを横切り




▲ここでストップ


▲右の横断歩道をわたる


▲奥にある踏切を過ぎたら


▲すぐ右手に万葉湯がみえてくる


▲外観はやや暗めで地味だが、ビル銭湯ということで期待は高まる


▲入浴料が470円とあるが、いまは490円である


▲到着。ちなみにスーパー銭湯にも似たような名前のところがあるが、あちらは万葉の湯で、こちらは万葉湯だ


玄関先に入って意気揚々と靴を下足箱に入れると、またしても扉がしまらない。
(この時は28センチ)。今回はなんとか無理矢理押し込んだが…。
古い銭湯だとほとんど入るのに、こういうビル銭だとむしろ入らない傾向にある。
入り口横には券売機があり、奥にフロントがある
ちなみに神奈川県の入浴料490円は日本一高いらしい(次に高いのが岩手の480円。東京は470円)。岩手も謎であるが、なぜ神奈川はこんなに高いのだろう? 


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


受付に立つのは、40代ぐらいの女性。
「下駄箱の鍵とロッカーの鍵を交換します」と言われて、ロッカーの鍵と交換する。「今日の男湯は二階になります」と案内されたので、どうやらここは男女入れ替えがあるところのようだ。


階段をのぼって、




登った先にロビーがある





▲外の景色を眺める


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場はビル銭らしく綺麗に整っている。右側にテレビがあってまわりに椅子が並び、真ん中はカゴ用のロッカーがある。壁際が通常のロッカー。鍵を渡されたので当然ながら通常のロッカーを使用した。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けて中に入ると、浴室は左側に続き、目の前にあるのがカラン。島カランが二つと壁のカランが並ぶ。手前に一つだけ立ちシャワーがあった。
立ちシャワーにしても通常のカランにしても、使い勝手はとても良い。


左側を向くと最初にあるのが水風呂で、2人ぐらいが入れるスペースだ。水温はそこそこ冷たくて16℃ほどか。
その隣(奥側)にサウナがある。
さらにサウナの隣接してヒノキ風呂があった。
こちらは万葉檜と命名され、どうやら店名の元となった設備のようだ。
外国産の檜で、湯船の深さは思ったよりもある。
壁には説明文が掲示され、肌触りや熱伝道性、見た目、香りなどヒノキ特有の有効性が書かれてあった。
ただ、残念なのは訪れたときに故障中だったことだ。お湯が一切張られてなくて空っぽ。お店の代名詞なのに使えなくて残念だった。


主浴槽はサウナや水風呂の対面にある湯船で、こちらは実質一つの湯船である。
右手前は球状の噴水があって、奥にかけて電気風呂(微弱)、寝湯(水まくらは死んでいた)、座湯(刺激がちょうどいい)、歩行湯(足下に石ころとジェットが配置)と並ぶ。
温度はすべて42℃ほどとちょうどいい案配だった。
電気風呂の隣にある寝湯に入ろうとしたところ高齢者から突然声を掛けられて、
「電気風呂は苦手?」と言われた。
どうやら手を差し出して確認してたところを見られてたらしい。結構みんな見てるものである。振る舞いには気をつけよう。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


ここは露天風呂も備えていて、扉を開けると、左にカランがあり、右側に4~5人は入れるぐらいの岩風呂がある。
こちらは若干低めの温度で、41℃ほど。遮る屋根などはないため、雨の日だとモロ浴びることになるだろう。


こんな感じで、設備自体はやはりビル銭湯ということでしっかりしてるのだが、薬湯などはまったくなくて、ランニングコストはあまり掛けてない様子。遊び心も皆無。質実剛健である。


天井は比較的高いのと、面白いことに真ん中がガラス張りである。
なのでカランで頭を洗ってると、目をつつってても外の光が鏡に反射して明るく感じられた。
雨模様の合間に一時的に明るくなった程度だったが、それでもすごく明るかったので、これが夏ならめちゃくちゃ眩しいだろう。室内にいながら日焼けしてしまうかもしれない。


客層はたまたまかもしれないが、高齢者が半分で若い人が半分ぐらい。かなり若者が多いなという印象だった。
高齢者の中には全身入れ墨を入れた人が大勢いて、やはり横須賀という地域柄を感じた。
それと、帰りに傘を盗まれた。
勘違いでもっていったのか分からないが、どちらにせよ春の嵐の時に傘がないのはきつい!


新横浜に着いたときは虹がみえたが、気分は晴れなかった。




【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急久里浜
経路 三崎口方面に歩く
周辺の環境 商店街、踏み切り

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 水槽
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 電気風呂、寝湯、座湯、歩行湯、露天風呂、水風呂、檜風呂
サウナ あり
温度 41~42℃
棚 なし
男女入れ替え あり

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(40円)
備え付け なし

◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 高齢者や若者

【案内】

住所
〒239-0831 
横須賀市久里浜1-6-1

電話
046-837-4133

営業時間
11:00〜23:00

定休日
第1・第3火曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

高砂湯(東京・雑司が谷)

2021-04-17 07:26:00 | 銭湯
#高砂湯







東京メトロ副都心線
#雑司が谷駅
▲雑司が谷駅




▲副都心線だと、隣が池袋である

▲出口1番を目指す


▲ホームの一番はじっこだ


▲エスカレーターでのぼり




▲左に進むと


▲改札口


▲抜けた先の地図。見えにくいと思うが、ちょうど赤い点線になってるところを歩く

▲さらにエスカレーターでのぼる




▲途中でみつけた地図。左上に池袋


▲JRだと池袋の隣が目白で、天皇家とゆかりの深い学習院がそばにある。この近辺は由緒ある場所なのだろう。
有名な卒業生だと、宮崎駿やオノ・ヨーコ、麻生太郎。異色なのは六角精児、仲本工事、角野卓造あたりも卒業生だ

▲近くに雑司が谷霊園。こちらも有名人が多数で、夏目漱石、東條英機などが永眠している

▲今回向かうのは右側だ

▲まだのぼる






▲ようやく地上に到着

▲出たら右側に進む



▲三角ひろばなるものがみえてくる






▲三角ひろばを過ぎて


▲ここでストップ


▲左をみると路線電車の踏み切り

▲今回進むのは右側だ


▲あとはまっすぐ歩くだけ





▲途中で公園がみえてくる


▲公園にあった地図

▲ここらへんは豊島区と文京区との区境になる


▲公園も過ぎて


▲右には今だと珍しく助産所があった






▲雑司が谷弦巻通り商友会の中へと入っていく

▲ラーメン屋なのかおでん屋なのかよく分からないお店


▲寄り道するとちょっとわき道に入れば、昭和チックなお店が軒を連ねていた






▲奥にあるのが雑二ストアー(由来は、雑司が谷二丁目にあるから)




▲60年前に作られた風景がそのまま残っている

▲ちょうど「三丁目の夕日」が描かれた時代に作れられたものだ


▲反対側にでたところ


▲先ほどの道に戻ると、とにかくひたすらまっすぐ


▲クリーニング店を横切り

▲趣味半分、仕事半分らしい




▲ようやく左に高砂湯がみえてくる。奥にあるのはおせんべい屋さん。このおせんべい屋さんの先になると、もう文京区である。ギリギリ豊島区の銭湯だ





▲コインランドリーもある


▲開店時間が17時なので、この時点ですでに周りは薄暗い


中に入ると、左側に下足箱のスペースがあり、規模にしてはまあまあの広さ。




扉を開けると、すぐ目の前にフロントがある。座るのは、50代後半ぐらいの女性だ。やはりこの年代になると、テレビよりもスマートフォンを手にしていた。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「はい」とすぐに出してもらえた。
500円玉を差し出すと30円のお釣りが返ってきたので無料のようだ。
渡された後に「帰りはこちらに返してください」と言われる。
フロントの左右には簡単な椅子があるが、受付の目の前なので一見さんが休憩するにはちょっと落ち着かないかも。


男湯は左側で、のれんをくぐると脱衣場はかなり薄暗い。こんなところが何となく昭和らしいと感じる。
入って左側の壁のところにロッカーが並び、真ん中には座るテーブルと長いすが平行に並ぶ。右側には洗面台。
ロッカー付近にテレビが設置してあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲このロッカーは昔の魔法瓶の絵柄とまったく同じもの。1967年あたりから金属印刷が可能になったので、その頃に作られたのだろう。これも時代の生き証人である


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯側


扉を開けると、ここはかなり古い銭湯のイメージだったが、実際に入ってみると明るくて綺麗で拍子抜けした。
真ん中に島カランがあって、左右の壁にもカランがある。浴室全体は白がベースながら差し色でピンク色も使われており、女性的な感じだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


立ちシャワーはなく、きわめてシンプルな作り。
最初に目を奪われたのは壁絵で、ふつうのペンキ絵ではなく写実的な絵である。
Googleのクチコミでは写真と勘違いしてる人がいるが、あくまでも写真をトレースした絵らしい。たしかに写真と勘違いするのも無理はないかも。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲今の漫画は写真をトレースした背景描画が多いので、時代を先取りした壁絵ともいえるかもしれない


浴槽は奥にあって、左側のみ手前にせり出している。
3つに分かれてて、右側が深浴槽。


出典:東京銭湯ホームページ引用


深浴槽はたいてい熱いので、覚悟しながら足を入れてみると、やはり熱かった。とはいえ45℃ほどか。
真ん中が座湯でジェットバス。水枕があったが、機能してない。ジェットの勢いはまあまあで、温度は43℃かそれ以上かも。あまり深浴槽と差を感じなかった。
そして最後の左端にあるのが薬湯で、奥側がバイブラ仕様。この日は薄い青色をし、よくある薬湯の匂いがした。入ってみるとかなりぬるめだ。
小さな子どもが長湯してたので、たぶん低めだろうなと思ったが、39℃ほどだろうか。この温度設定は子どもでも入れるようにした配慮と思われる。


客層は高齢者がメインで、一組だけ親子がいた。ほとんど会話は聞こえてこず、静かなところだった。


ここは横浜から遠い場所にありながら開店がずいぶん遅い時間帯なので、前から来ようと思いつつ二の足を踏んでいたのだが、実際に来てみると想像してたよりもふつうの設備で、受付の対応もふつうで、ある意味ふつうすぎたので驚いた。
というのも、17時から開店して週休2日なら、意欲的には取り組んでない銭湯だろうなと予想していたからだ。
こうした時短であるが、東京銭湯の記事によると長く経営できるための対策らしく、たしかに時短でいいから続けてくれた方が常連客にとっては嬉しいだろう。
高齢化が進む銭湯業界であるが、今後はこのように無理せず経営するスタイルの銭湯が増えてくるかもしれない。




【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑司が谷
経路 商店街を通る
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 写実的な富士山の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、座湯、ボディジェット
サウナ なし
温度 39~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代女性
客層 高齢者や親子


【案内】

住所
〒171-0032
豊島区雑司が谷1−5−3

電話番号
03-3981-2374

アクセス
副都心線「雑司が谷」駅下車、徒歩8分

休日水、金曜

営業時間
17:00~23:30

※東京銭湯ホームページ転載