銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

堀田湯(東京・西新井)

2023-12-30 06:54:00 | 銭湯
#堀田湯




東武伊勢崎線
#西新井
▲西新井駅の西口

▲西口を出たら真っ直ぐ

▲この建物が見えてきたら

▲左折する

▲真っ直ぐすすみ

▲フィットネスクラブを横切り


▲突き当たりにきたら

▲右折


▲進んだ先にある左の横断歩道を渡る


▲左にむいたところ

▲横断歩道を渡ってまっすぐ


▲再び突き当たりで止まり

▲左折する

▲ちょっと歩けば堀田湯がみえてくる


▲到着





入り口に入ると、足下はコンクリの土間になっており、そこで靴を脱ぐ。
下足箱は左側て、そのそばにある小さな券売機でチケットを購入。入浴料は520円でタオルセットは200円だった。合計で720円。
受付は入ってすぐ目の前にあり、若い男女が対応していた。チケットを渡すと下駄箱の木札(鍵)も渡すようにいわれ、それで脱衣場の鍵と交換する。
男湯は左側で、女湯は右側。


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場に入ると、去年リニューアルしたということでとても綺麗だった。
ロッカーは手前と左側にあり、洗面台は奥の前後に設置してある。
アメニティは潔いぐらいまったくなし。


浴室の扉をあけて中に入ると、まず目を奪われるのは、梅の花が描かれたタイル絵だ。
壁一面を大胆な構図で描かれ、さらながら美術館に紛れ込んだような気分。


出典:東京銭湯ホームページ引用


カランは、真ん中と左右にあり、手前に立ちシャワーが一つだけ。
カランは今時らしくスーパー銭湯と同じプッシュ式で、時間の経過とともに停止する。シャワーは粒の大きなタイプだった。この手の最近みられるシャワーであるが、個人的にあまり好きではない。圧が物足りないからだ。
備え付けはなくて、全体を通してみると、色々とランニングコストを抑えていることがわかる。


浴槽はL字型になっていて、一部の通路を無視すると浴室の一番左手前から奥の右奥まで続いている。
手前にあるのが水風呂で、こちらはなんら特徴もなく、水温も平均的な冷たさで20℃前後あたりか。
そこから一度通路で区切られ、さらに奥にかけて右の途中まで主浴槽が続く。温度はかなり低めで40℃ぐらい。設備は奥の左端にジェットバスがあるのみだ。
この浴槽はタイルに特徴があって、少しザラついた感触がある。この手のタイルは初めてなので、なんとなくクセになる感触だった。ほかの銭湯でも採用してほしいと思った。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


そして一番右端にあるのが熱湯で、深浴槽にもなっている。熱さは半端なくて、手を入れただけで熱さを通り越して痛く感じた。自分は入らなかったし、ほかの人も入っているのを見かけなかった。温度は最低でも48℃ぐらいだったかもしれない。


これだけに終わらず、ここは露天風呂がある。
浴室の左に扉があり、開けると最初は通路の空間になっている。その右端っこにサウナの入り口があった。そして目の前には外にでる引き戸がある。
外にでるとかなり広くて、しかも開放感が抜群。一般的な銭湯の露天風呂は天井にも囲いがあったりするので、商店街の一画にある銭湯でこのような露天風呂を作れるのはすごいと思った。


出典:東京銭湯ホームページ引用


湯船は外に出てすぐ右手にあり、岩風呂仕様で温度は気持ち熱めだが、それでも41℃ぐらいだろうか。
空いたスペースには多くの椅子が取り囲み、大勢の人が外気浴できるようになっている。入浴と外気浴は必ずセットなので、外気浴の椅子が多ければ多いほど正義である。
さらにここの目玉と言うべきなのは露天にある水風呂で、こちらはスーパー銭湯並みか、それ以上に大きい。なおかつ、めちゃくちゃ深い。どれぐらい深いかというと160センチもある。当然ながら子どもは入浴禁止。そもそも成人の女性でも平均身長ならば奥まで行くと頭までスッポリ入ってしまうだろう。ただ階段状になっているので途中までなら大半の人が入れる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


こんな感じでとても綺麗で、なおかつ設備も充実しているので、かなり若い人が多かった。しかもなぜかみんな鍛えられた体の人ばかりで、意識の高い人たちが集まってるところのようだ。自分みたいなわがままボディの人間は肩身が狭かった。


カランの鏡の下には昔なつかしの広告が今でも掲示されており、先端を行く設備を用意しながら伝統もきちんと継承する意識が随所にみられる。昔の文化と先端の感性が見事に融合した完成度の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西新井
経路 西口から住宅街へ
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 梅のタイル絵
統一感 あり
置物 大黒様
照明 明るい

★設備
休憩所 フロントの横
脱衣所 きれい
シャワーの出 微妙
浴槽の種類 ジェットバス、水風呂、熱湯、露天風呂、露天水風呂
サウナ あり
温度 40~48℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(200円)
備え付け なし

◆人
受付 20代の男女
客層 若者が中心


【案内】

住所
〒123-0852
足立区関原3−20−14

電話番号
03-3852-4126

アクセス
東武伊勢崎線「西新井」駅下車、徒歩7分

休日
第2木曜

営業時間
平日14:00−24:00、土曜・日曜・祝日8:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

The SPA西新井

2023-12-23 08:01:00 | スーパー銭湯
#The SPA
西新井





東武スカイツリーライン
#西新井駅
▲西新井駅

▲駅構内に立ちソバならぬ立ちラーメン屋さんがある! しかもめちゃくちゃ混んでた。かなり人気店のようだ


▲改札口

▲右の西口にむかい



▲西口に出たところ。ドン・キホーテが目印


▲そのまま真っ直ぐ歩き


▲パサージオ西新井のところで止まり

▲左折する


▲少し歩けば


▲セントラルウェルネスクラブのビルがみえてくる


▲今回の目的地は、そのウェルネスクラブが運営するThe SPA西新井だ

▲入り口は駐輪場の奥にある

▲エレベーターで3階にあがると受付の入り口がある


入り口のところで靴を脱いで、左側にある下足箱に靴を預ける。
受付は入り口の進んだ先にあり、対応してくれたのは20代前半ぐらいの若い男性。
「初めてなんですが」と聞くと、くわしく説明をしてくれて「たぶんないと思いますが…」と断ったうえで、タトゥーや皮膚病がないかも確認された。会員になるかやレンタルの有無なども聞かれた。タオルは借りる必要があったのでタオルをお願いして(レンタル料204円)、あとは渡されたタグ(ICチップ)が財布代わりになるので、それで最後に精算する仕組み。ちなみに土日の入浴料は1252円だった。


受付を終えるとエントランスの奥へと歩くのだが、ほかのスーパー銭湯同様に物販品だったり、自販機などが所狭しと並んでいる。
エントランスの奥には岩盤浴の入り口があった。その左手に進むと男女の入り口がある。
入り口の手前には子どもが遊べるスペースを用意するなど、ファミリー層を意識していることが伺えた。
たまたま、のれんの手前にある従業員用の扉が空いておりボイラーが見えたのだが、かなりの数が並んでいた。やはりスーパー銭湯となるとバックヤードの規模も桁違いだ。


男湯ののれんをくぐって中に進むと、脱衣場はそこそこの広さで、島ロッカーが3つほど並び、壁沿いにもロッカーが続いていた。
扇風機が稼働しており、どことなく生臭いにおいがする。
ロッカーはタグの数字と無関係なので好きなロッカーを選べる。
洗面台は一般的なスーパー銭湯と比べてアメニティはやや寂しいが、これはコストを抑えるためだろう。値段を考えたら仕方ないと思われる。


扉をあけると緩衝スペースを抜けて、ようやく浴室に到着。照明は薄暗く、なんとなく気分が沈む雰囲気であった。
配置は非常にわかりやすく、一見さんのでもすぐに把握できた。
左がカラン群で、スーパー銭湯によくあるなんの変哲もない作り。シャンプーやボディシャンプーは恐らく業務用の一番安いものであろうと推察される。


右が浴槽で、二層に分かれており、手前(左側)が温泉で、奥(右側)がジェット関連の白湯。
最初に温泉のほうに入ったら予想よりも熱くて42℃ぐらいだった。ナトリウム-塩化物強塩温泉で関東にあるポピュラーな温泉ではあるが、入っているととても気持ちいい。


出典:The SPA西新井ホームページ引用
▲左下が男湯。ここは全般を通して女湯のほうが豪華なようだ


奥側のジェット関連の湯船は5つ並び、それぞれ違ったジェットを噴出している。真ん中だけはこの日は壊れたまま。底からわき上がってくるジェットは腹部に当てると浮くことができるというものだが、何度やってもできなかった。
ジェットのお湯はぬるくて40℃ぐらい。ただ90センチの深さがあるので小さい子どもだとちょっと厳しそう。


出典:The SPA西新井ホームページ引用


浴室の右手前にサウナと水風呂がある。水風呂は17℃前後の水温で、そこそこ冷たい。
サウナは詰めれば20人ぐらい入れるかもという規模で、温度もそこそこ熱かったが、通常範囲。万人向けになってしまうのはスーパー銭湯の宿命だろう。

出典:The SPA西新井ホームページ引用



出典:The SPA西新井ホームページ引用


浴室の真ん中にある扉をあけると、露天風呂になっており、こちらもシンプルに徹した作りだった。
左側が寝湯で、4人が寝ながらお湯に浸かることができるが、ここは背中に流れるお湯がめちゃくちゃ薄く、ほぼ石に体を預けているだけの感覚だった。


出典:The SPA西新井ホームページ引用


入り口から見て右側にある露天風呂は室内とおなじナトリウム塩化物泉。
ただこちらのほうが明るい空間にあったためか温泉の濁り具合がよく見えた。
濃度は高いのかもしれないが、匂いははかとなく漂うのみ。温度は41℃ぐらいと、こちらも高温ではない。
露天風呂の空間は周囲を壁が取り囲み、上部のみ外とつながっている。
壁のまわりには外気浴ができるように椅子が並んでいた。


出典:The SPA西新井ホームページ引用


ここは駅前にあるスーパー銭湯ながら料金は東京の中だとかなりリーズナブルで、この値段でよくやっていけるなと思っていたが、やはりそこはサービスを最低限に抑え、通常だとほかのスーパー銭湯に見られる設備は男湯だとなかった(女湯だけつぼ湯やシルク風呂がある。女性客のほうが利益率が高いのか?)。
これは善し悪しは別として、安く利用するためのトレードオフとして必然だろう。
昨今は豪華なサービスを売りにするスーパー銭湯が盛んであるが、ここのように本当に必要なものだけを用意して安く利用できる設備は自分のようなコスパ優先の人間からするとありがたい存在である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西新井
経路 西口を出て左
周辺の環境 マンションや商業施設

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 薄暗い

★設備
休憩所 エントランスロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 微妙
浴槽の種類 温泉、ジェット関連
サウナ あり
温度 40~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(204円)
備え付け あり

◆人
受付 若い男女
客層 若い人が中心


【案内】

料金

◆大人(中学生以上)◆
<平日>
一般:1,038円
湯ったりスパ倶楽部:936円

<土・日・祝日>
一般:1,252円
湯ったりスパ倶楽部:1,151円

◆小人(3歳~小学生)◆
<平日>
一般:519円
湯ったりスパ倶楽部:468円

<土・日・祝日>
一般:620円
湯ったりスパ倶楽部:570円

朝風呂(土日祝日のみ 7:00~10:00)
大人550円 小人275円

※「湯ったりスパ倶楽部」にご入会いただくと、館内を湯ったりスパ倶楽部料金でご利用いただけます。 (登録料金208円/有効期間1年間)
レンタル料金 レンタルタオル204円、館内着204円、タオル&館内着セット306円

◆入館回数券◆
11枚綴り 9,420円(土・日・祝日も利用可)

営業時間・営業期間

10:00~23:00(最終受付22:30)

<リラクゼーション>
リラクゼーションサロン【aura】
11:00~22:30(受付10:30~22:00)

休業日

年中無休

※ニフティ温泉ホームページ転載

ゆ~シティ蒲田(東京・蒲田)

2023-12-16 06:53:00 | 銭湯 温泉
#ゆ~シティ
蒲田




JR京浜東北線
#蒲田駅
▲JR蒲田駅


▲改札口を抜けて

▲左折する

 
▲東口にでたところ

▲東口を左に進む

▲ほぼ真っ直ぐ



▲ここで止まり

▲右折して

▲すぐ左折

▲呑川を渡ったら


▲奥の突き当たりにゆ~シティ蒲田がみえてくる


▲まるごとビル銭湯だ


▲到着


入り口の下足箱に靴を入れて左に進むと、小さな休憩所があり、右斜めに受付のフロントがある。
座るのは40代前半あたりの男性。パソコンを熱心に叩いていて、売上管理などをしているのだろうか。対応はしっかりした人という印象を与える。
ここはフロントの後ろにある券売機でチケットを購入。
タオルはフェイスタオルで十分なのだが、バスタオル付きの手ぶらセットしかなかったので、そちらを購入した。
脱衣場の入り口はフロントの横にあり、右が男湯で左が女湯だった。

▲入浴料+サウナは800円。東京だと安い部類になる。一年ぶりにバスタオルを使ったので贅沢な気分になった


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲入ってすぐのところの小さな休憩所


ここは丸ごとビルの銭湯であるが、上階は宴会場を兼ね備えたところなので、脱衣場はそんなに広くはない。それと特にこだわりも感じなくて、ビジネスライクな作りだ。
手前の右側にロッカーが並び、左の間仕切りにドレッサーと洗面台がある。はかとなく古さを感じるが、平成の半ばあたりに作られたところだろうか。
ちなみにロッカーはコインリターン式なので、事前に100円玉を用意しておく必要がある。


浴室の扉をあけると、明るい照明でてらされており、奥行きはそんなにない。
真ん中と左右の壁にカランが並び、シャワーの出は抜群。勢いもあれば湯量も多く、浴びていて気持ちよかった。
ただ若干温度が高めだったので、しばらく浴びていたらかなり火照った。
手前の右側には立ちシャワーがひとつあるが、ヘッドが平らで広く、こちらもすごく快適だった。


浴槽はL字型で立体的な作りになっている。温度はすべて41℃ぐらいなのでみんなが入れる温度。真ん中の浴槽が一段高くなっており(階段でのぼる)、そのお湯が手前と右の双方に流れていく仕組みになっている。
手前の湯船はバイブラで、細かい泡がすごい勢いでわき上がっていた。
真ん中は壁面の四方からジェットが噴出し、ここはかなり深くて短足の自分では足がとられそうになった。
右側は座湯のジェットが2つ並ぶ。水枕はちゃんと機能していて冷たかった。さらに一番右は電気風呂で、電気の威力は控えめ。すべての機能が万人を想定したところである。

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯。男湯はちょっと違うけど、だいたいこんな感じだった


さらに浴槽の壁を隔てた奥は通路になっており、真ん中にサウナの入り口がある。サウナには入らなかったが、覗くとそこそこ広さが確保されてあった。
左奥にはこれまた深さを確保するために一段あがった水風呂になっており、サウナブームに乗じたためか、かなり冷たくて14℃前後かなと感じた。


くわえて浴室の右奥に露天風呂の入り口がある。二重扉になっていて、露天風呂の区間に入ると露天風呂は黒湯だった。しかもかなり濃厚だ。手ですくっても底が見えないほど。さすが蒲田である。
温度は41℃ぐらいで、のんびりと浸かることができる。
外気浴のベンチもあるが、狭いスペースに無理矢理置いた感じなので、ちょっと足を伸ばすと人が通れなくなる。
そのベンチの後ろに打たせ湯があった。ボタン式なのでボタンを押すと、最初はちょろちょろ出てくるなと思ったら、少し出てきたものの、それでオシマイ。
自分が経験してきた中で、最弱の打たせ湯だった。


壁絵はチップタイル絵で、ちぎり絵のようや形で山脈が描かれている牧歌的な雰囲気の絵だった。
客層はかなり幅広くて、小さな子どもを連れた親子から友人同士の若者、高齢者に中高年と満遍なく揃っている。全身に入れ墨を入れた若者もいた。


浴室自体はそんなに広くないのだが、欲しい設備は無理なくコンパクトに詰め込まれており、浴室から出てきたときはいつも以上に満足感があって、かなり精度の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 蒲田
経路 東口をでて呑川を渡る
周辺の環境 飲み屋や美容室、コンビニ

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 山脈の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 小さなロビーやお座敷
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジェット、座湯、電気風呂、水風呂、露天風呂(黒湯)
サウナ あり
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし

◆人
受付 40代の男性
客層 幅広い年齢


【案内】

住所
〒144-0052
大田区蒲田1−26−16

電話番号
03-5711-1126

アクセス
京浜東北線「蒲田」駅下車、徒歩5分

休日
火曜

営業時間
11:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

みまつ湯(東京・鐘ヶ淵)

2023-12-09 06:33:00 | 銭湯
#みまつ湯




東武スカイツリーライン
#鐘ヶ淵駅
▲鐘ヶ淵駅



▲鐘ヶ淵駅の西口

▲左にある踏切を渡り

▲直進(通学路と書いてあるところ)の道に進む。左は、鐘ヶ淵駅の東口につながっている

▲少し歩くと

▲ここで立ち止まり

▲右折する

▲するともうみえてくる。歩いて3分ぐらいの距離か







▲到着


のれんをくぐって中に入ると目の前に下足箱があるが、一般的な木製ではなく、学校の下駄箱を思い起こさせる無機質なスチール製である。
ひだりの扉を抜けると休憩所が目の前にあり、その右側のところに受付のフロントがある。座るのは、70代半ばぐらいの男性。
「こんにちは」と挨拶して「貸しタオルありますか?」と訊ねると、黙って出してくれた。
ここはのれんの色で男女が分からず、無意識に紺色の右側に行こうとすると、「反対ですよ!」と言われる。
「(タオルを借りてるから)なにもないんでしょ?ここにシャンプーがあるから、持っていって、使ったら戻してください」と教えてくれた。
いわれたとおりフロントの横に無数のシャンプー類が置いてあった。容器はみんなバラバラで、とりあえずボディーシャンプーとシャンプーの違いを確認しようとすると「中身は一緒だから。なにを選んでも同じですよ」と教えてくれた。
愛想は皆無だけど、悪い人ではない。


休憩所の奥にはテレビとテーブル、椅子が並んでいた。
のれんをくぐると横幅のある空間で、右の手前と左側に、これまた無機質なスチール製のロッカーが並んでいた。
洗面台の近くには蘭らしき花が飾られ、まわりがシンプルゆえに花がひときわ華やかに見えた。


浴室の扉をあけると、浴室全体は下の部分が鮮やかな青色のタイルで張られ、その上部分は白で塗られている。
カランは島カランと左右の壁に並び、右手前に立ちシャワーが一つだけある。立ちシャワーはお湯のハンドルが壊れており、水のみだった。


通常のカランのシャワーは勢いこそあるものの湯量が圧倒的に少なく、ちょっと使いづらかった。おそらく節水弁にしているのだろう。


湯船は奥の左側にあり、壁の反対側が斜めになっている。台形に似た形状というべきか、少し変わったかたちの湯船だ。
ここは前後に湯船が分かれ、手前にあるのは薬湯だった。この日はじっこうで、その左側に電気風呂がある。
電気風呂は人気のようで、常に誰かが使っていた。足を踏み入れると思ったよりも深みがあり、温度は41℃ぐらいとややぬるめだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


奥にある湯船は白湯で、こちらは左側にボディジェットとハイパージェットの設備がある。ただ、ボディジェットらしきものは壊れていて稼働していなかった。
右側は赤外線が灯っていた。
そこそこ熱くて44℃前後。最初はこっちに入ったらけっこう熱かったのですぐに入れず、薬湯の方で肌の温度を整えてから入り直した。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵のタイル絵は、モネのような抽象画で、おなじ絵のタイルが大小それぞれ飾られてあった。こうしたところもここの銭湯の個性的な点だ。
客層はほぼ高齢者で、若い人は見かけなかった。お隣の女湯からは賑やか声が響き、元気な奥様方が多い地域のようだ。


全体的にやや変わった作りながら、設備に関しては特別なものはなく、シンプルかつベーシックなものに限られている。
静かな空間の中で、淡々とした空気が流れ、時折聞こえてくる女湯からの嬌声が別世界から響いてくる音に感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鐘ヶ淵
経路 東口方面へ歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 マンション銭湯?
壁画・眺望 抽象画のタイル絵
統一感 あり
置物 花
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 物足りない
浴槽の種類 薬湯、電気風呂、ハイパージェット
サウナ なし
温度 41~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 もう少し反応がほしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の男性
客層 高齢者のみ

【案内】

住所
〒131-0031
墨田区墨田4−9−12

電話番号
03-3611-7937

アクセス
東武伊勢崎線「鐘ケ淵」駅下車、徒歩2分

休日
土曜

営業時間15:30−21:00

※東京銭湯ホームページ転載

狸湯(東京・鐘ヶ淵)

2023-12-02 07:17:00 | 銭湯
#狸湯




東武スカイツリーライン
#鐘ヶ淵駅
▲鐘ヶ淵駅

▲ちょうどとうきょうスカイツリー駅と北千住駅の真ん中にある場所だ




▲ずいぶんと曲がったホームである

▲東口を出て(なんと東口は無人) 

▲少しまっすぐ歩くと

 
▲右手に踏切がみえてくる

▲右と左に道が分かれているが

左の道をすすむ



▲ここでストップ

▲左折する


▲ちょっと歩いてすぐに止まり


▲左折


▲あとはまっすぐ進むのみ


▲ここでスカイツリーがみえてくる


▲その先にたぬき湯がある


 





▲銭湯の敷地にはなぞの古い建物。いまはもう使われている様子はない




▲木、金の13:00~16:00までという超時短営業のところだ。4時(16時)に閉めるとあるので、実質入浴できるのは15:30ぐらいまでだろう


▲到着


入り口から男女に分かれている。ということでここは昔ながらの番台だ。その番台に座るのは30代後半から40代ぐらいの女性。銭湯はほとんどが家族経営で行われているので、おそらく娘さんか。
「こんにちは」と挨拶すると「こんにちは」と小気味よく返してくれる。貸しタオルをお願いすると、すぐに出してくれた。シャンプーとか備え付けはありますか?と訊ねると、ロッカーの端っこにあるので自由に持っていってくださいと言われた。


脱衣場は昔ながらの作りで、やや狭いスペース。
ロッカーは真ん中と右壁にあり、間仕切り壁には大きな一枚鏡。そこに長いすが置いてあった。
店名のとおり狸の信楽焼きがショーケースの中におさめられている。
隅っこにはマッサージチェアがあり、外に面して坪庭がしつらえてある。小さな縁側ではあるが外にでて涼むことができる。その縁側の隅っこにトイレがあり、窓ガラスがほぼ透明なので入ってる人の後ろ姿がみえてシュールであった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲金魚の入った水槽もあったが、自分がみたときは一匹しかいなかった


▲坪庭。奥にたぬきの置物がある


浴室の扉をあけると、浴室も小さくてシンプルな作りになっている。とくに目新しいものはなく、真ん中に島カランと左右の壁にカランが並ぶ。手前の右側に立ちシャワーが一つのみ。
通常のカランは昔ながらの設備だが、立ちシャワーだけ周囲の壁面が真新しかった。調べると2017年に中普請したそうでだ。しかし全体は古いまま。ここまで部分的なリニューアルも珍しい。
ちなみに通常のカランであるが、シャワーを出すとめちゃくちゃ熱い。
自分には熱すぎて使えず、仕方なく桶で水をうすめて浴びることに。
立ちシャワーはお湯と水を混合して調整できるので、苦手な人はこちらを使うほうがいいだろう。


▲こちらはリニューアル前の写真かもしれないが、ほぼ同じ作り。浴槽が少し違っていた


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。右が主浴槽の白湯で、一番右端の前後にハイパージェットと座湯があった。ボタン式で自分で押すと稼働するもの。
温度はシャワーの温度が熱かったので覚悟して入ってみたものの、せいぜい41℃ぐらいか。拍子抜けするほどの低い温度だった。逆にシャワーがなんであんなに熱かったのかちょっと理解できない。
左の湯船は最初見たとき黒かったので、この地域でも黒湯がでるのかと思ったら、ルイボスティーの薬湯だった。この薬湯は甘い香りが漂い茶黒色だったので、最初はコーヒー湯?と思っていた。あとでルイボスティーを案内したポスターを発見した。


壁絵は、ペンキ絵で中島さんが描いたものらしく2021年11月27日とサインがある。ちょうどほぼ2年前の絵であったが、かなりボロボロになっていて、2年でこんなに劣化するものなのかと驚いた。ペンキ絵は休業が多いとかえってダメにしてしまうものなのかもしれない。
ちなみに題材は富士山の絵ではなく、山あいの谷筋に流れる渓流の景観。


ここは入り口の写真で分かるとおり、木曜日と金曜日しか営業していない。しかも13時から16時までなので、一週間に6時間しか営業していないところだ。
ほぼ営利目的で営業しているというよりも、地元の人のために営業してる感じなのだろう。事情があって短い時間に限定してると思うのだが、もの凄く混雑していた。地元の人たちから愛されているところである。
短時間営業でもきちんと清掃しているのが分かるし、受付の対応も良く、これからも無理せず続けてほしいと思う銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鐘ヶ淵
経路 西口方面へ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 ペンキ絵
統一感 あり
置物 たぬきの置物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 ふつう
シャワーの出 めちゃくちゃ熱い
浴槽の種類 ハイパージェット、座湯、薬湯
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の女性と70代の女性
客層 高齢者や一部若い人

【案内】

住所
〒131-0031
墨田区墨田2−21−8

電話番号
03-3610-3538

アクセス
東武伊勢崎線「鐘ケ淵」駅下車、徒歩8分

休日
月曜、火曜、水曜、土曜、日曜

営業時間
13:00−16:00

※東京銭湯ホームページ転載