愛する
それは互いに見つめ合うことではなく
同じ方向を見ることである
そう言ったのは、『星の王子さま』の人、サン=テグジュペリ。
大好きな作家のひとりです。
はじめてこの言葉を読んだとき
ああ、そういうことだったんだ! と震えた。
実感していても、言葉で表現できなかった思いを
言い当てられたように感じた。
愛し合うということは、
相手と見つめ合って
お互いの視線や情念に閉じ込め合うのではなく
同じ方向、
同じ目標や夢を
同じ誰かを見つめることだと
わたしも思う。
恋人とか配偶者だけではなくて
親友や
仕事仲間とも
そんな絆を築きたい。
そういえば、
横田滋さんと早紀江さんご夫妻の姿を拝見すると
いつもこの言葉が浮かんだ。
滋さんの肉体が消滅したいまですら
きっと、
お二人の見つめている先は同じだと思う。
わたしたちにできることは、いったい何だろう。
UNの職員だった夫も
極東は担当外なのに、ずいぶん気にかけていた。
ああ、いけません。
放っておくと延々と脱線してしまうので早々に戻して――
去年、とあるセミナーで。
友人とその愛犬が一心に見つめるのは
彼女の夫であり、彼の飼い主です。
彼ら3人(正しくは2人と1匹)の絆は、とても深い。
こういう感じ。
「愛する」っていうのは、
お互いに見つめ合うことではなくて
同じ方向を見ることなのだ。
愛って、
できればあまり不用意に使いたくない言葉だと思います。
大事にしたい言葉、
大事にしたい気持ち、というかんじで。
ちゃんと使える人ならまだしも
わたしなんかが使いすぎると陳腐な言葉になってしまう気がして。
そもそも こそばゆいし!
でもなんとなく、少し書きたくなりました。
いや、実は…
普段からけっこう使ってしまっている… かな?
あ、最初の写真はディズニーシーです。
ずいぶん前の写真。
ディズニーランドは苦手ですが、シーの方はわりと好きなのです。
あの、雰囲気が。
: