ロンドン ヴィクトリアタワーズガーデンスケッチ
ロンドンの国会議事堂、ビッグベンのとなりにヴィクトリアタワーズガーデンがあって、小柄な公園ってところである。ウエストミンスター寺院の通りの方は、観光客が多くて人通りが激しい。しかし、ここはかなり静かで落ち着く。北側から入ってくると、ウエストミンスター宮殿がちらりと見えて面白いなって感じたものだ。一日一枚をめどに、あとはのんびりウオーキング。
ひとり旅なので、別に時間に制限があるわけじゃないし、美術館をさがして時間をゆっくり使う。ロンドンに美術の学校があって、そこには、併設というか、隣接の美術館があって、中学校、高校で見た美術の教科書にのってる絵がたくさん、そのまま掲げてある。
フランスのルーブルでは、一人の画家が一部屋を使うような感じをしたが、そこでは、別々にいい作品を集めていた記憶がある。そんな時間の使い方をしながらの研究旅は自由だった。お天気の状況で、水彩だから途中で筆を置く。
思えば40年以上前、デッサンの時に私の先生は、『いつ筆を置いても、絵になってなくてはだめ。』と言われたものだ。それは、色を置く前の段階での話。雨が降れば、仕方ないだろって自分に、一人言を言っている私である。この色の置き具合、雨で中止したままだ。次の日記の予定は、その対岸、ユーロスターの発着駅の南、セントトーマス病院のとなりにあるランベス宮殿がモチーフだった。