Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

僕の宝物141F 僕の宝物☆

2023-04-25 22:52:50 | 僕の宝物
とうとう我が家にもクリスマスツリーが飾られる事になった

儒教の国の皇室で異国の宗教行事を行うのは如何なものか。。。
と訝る長老達の言葉でツリーどころかクリスマスとは無縁だったこの宮殿も
ジンが保育園に通い始めた頃から庶民の暮らしが少しづつ入って来る様になった

クリスマスが近づいたある日
ジンが保育園で作ったサンタ?らしき人形と
星飾り?らしきものを持って帰ってきた

サンタさんをツリーに飾らないとプレゼントが貰えないと
保育園で聞いたらしく、どうしても飾りたいと言うので、
急遽準備したクリスマスツリー☆

サンタ?と星?だけでは寂しいからと
可愛い天使や幸せの鐘、キラキラ光る豆電球
そして綿の雪を降らせると
いつもは落ち着いた佇まいの東宮殿が
パッと華やかになった


子供達が寝静まった夜
ジンのベッドに吊るした靴下にはキャンディーを一掴み
そしてキラキラ輝くツリーの下にはジンが大好きな絵本と
小さな駒付きの自転車を用意した

ジヨンとジウンはまだ小さいから無くてもいいか。
と思ったけれど弟妹思いのジンに

どうして僕だけなの?
ジヨンとジウンのは何処に有るの?と質問攻めに合いそうだから
可愛い二人にも新しい玩具を用意した



クリスマスの朝早く
賑やかな声がパビリオンから聞こえて来た

パパ、サンタさん来たよ!

大きな声で言いながら僕の膝に駆け上ると
何度も嬉しそうに話すジン

重大事件の様だな(笑)

サンタがいると信じている今が
一番幸せな時なのかも知れないな?

良かったな☆と一緒に喜ぶ僕に
早く乗りたいよ~♡と目を輝かせながら催促するジン

よし、食事が終わったら一緒に練習するか?




昼下がりの子供部屋

幼な子を抱きながら暖かい眼差しを向ける妻と
僕の膝で微睡む小さな息子

何の変哲も無い冬の穏やかなひととき。。。

長い間望んでいたこのひとときこそが
僕の大切な宝物☆




僕の宝物     完


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