時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

どうする・・・ 紅白歌合戦

2023年10月04日 | 時のつれづれ・神無月

多摩爺の「時のつれづれ(神無月の37)」
どうする・・・ 紅白歌合戦

週明けの月曜日、創業者が虐待事件を起こした芸能事務所が・・・ 2回目の会見を行った。
1回目の会見で、あれぐらいのことを言っておけば、まだ良かったと思うが、
事の大きさが理解できてなかったのか、それとも・・・ まずは様子見と甘く見てたのか、
スポンサーなどからの厳しい声を受けて、否が応でも再会見を行わざる得なかったように見えた。

個人的な思いとしては、自ら「見て見ぬふりをしてきた。」と述べた方が、
これからも所属タレントの面倒を見るというのは・・・ 如何なものかと思いもしている。

解体的出直しと云うのであれば・・・ 経営者としては一旦身を引いて、外部の方に委ね、
一兵卒としてタレントの支援をした方が、反省が前面に出て良かったと思うが、
その決断できないということは、我々が知る由もない、強いプライドと拘りがあったと推察する。

これから先のことは、どうなるのか分からないが、
このような状況では、例え運営形態や社名を変えたとしても、
厳しいようだが、看板の架け換えと取られても仕方ないと思うが・・・ 如何なものだろうか?

今後は基本的に、エージェント契約を中心に運営形態を変えると発表されたことも興味深い。
これによって事務所との関係は対等になり、事務所内でのイジメなどからは解放されるが、
一方でメディアを含む、業界内でのイジメやトラブルに会社は関わらないことから、
逆にストレスを溜め込んで、休養に追い込まれる場合もあり、なにが正解かは分からない。

ただ、これは酷いと思ったのは、あれだけ世間を騒がし、メディア各社が報道しているというのに
質問を一人一問とし、約2時間で会見を打ち切ったのはいただけない。

「揉めてる姿を子どもたちに見せてはいけない。」として、
「落ち着いていきましょう。」と・・・ 不規則発言を治めたことに、高い評価があるようだが、
そもそも、子どもを食いものにしてきた事務所が・・・ それを言うかではなかろうか?

不正取引で窮地に追い詰められた中古車販売会社や、
解散請求待ちの宗教団体が、会見で同じような発言をしたら、間違いなく袋だたきにあうと思うが、
芸能事務所なら許されるどころか・・・ 評価されるんだから、
不規則発言が良いとは思わないが、これには見ている側の視点も、ズレてると言わざる得ない。

似たような質問が繰り返しあったように、質問者する側のレベルが低かったのも間違いないが、
二度、三度と質問を繰り返し、深掘りしなければ、
視聴者やファンが知りたいところには辿りつけないと思うが・・・ 如何なものだろうか?

質問を一人一問としたのも、約2時間で会見を打ち切ったのも、
その狙いは、批判を一旦落ち着かせ、スポンサー離れをくい止めるための、
時間稼ぎの場だったと云われても・・・ 仕方ないだろう。

前置きが、いささか長くなってしまったが、
爺さんがなんだかんだ言っても、野次馬の域を超えないので、ここまでとするが、
それにつけても、気になるのは・・・ 表題にした、大晦日の「紅白歌合戦」である。

つい先日、NHKの幹部から、この事務所からの出場は見合わせる的な発言があった。
例年通りなら、来月早々には出場者の発表があるが・・・ どうなるのだろうか?
発言をそのまま素直に受けとめれば、出場者は「0人」となるが、
それじゃ、多くのファンが許さないだろう。

ただ、女房と娘は紅白歌合戦を楽しみにしてるが・・・ 私は正直あまり楽しめてない。
裏番組では、出血サービスのファイトもあるが、大晦日の夜に殴り合いを見たいとは思わないし、
面白いのに、笑っちゃいけない、なんて番組もあったりするが・・・ それもイマイチで、
毎年、なんとなく時間が過ぎて行っている。

そんな紅白も・・・ ここ10年ぐらいは、男女ともにアイドルグループの数が増えていて、
これは年寄りの僻みになるが、歌いながら踊るパフォーマンスについて行けず、
なんていったら良いんだろ?
歌合戦から、パフォーマンス合戦への切り替わりに、頭がついて行ってないのである。

それでも「USA」と連呼した、キャッチコピー的なフレーズでもあればまだ良いんだが、
そういったフレーズすらないもんだから、一生懸命歌ってるのは見れば分かるが、
歌声だけが右の耳から左の耳へ、途中下車なしで素通りしてしまい、
大変申し訳ないが・・・ 心に刺さらなくなっているのである。

そんな紅白に、今年は事務所の創業者が起こした不祥事により、
毎年5~6組は出場していた男性アイドルグループが、
出れなくなる可能性が高くなっている。

同事務所に所属しない、代わりのグループがいれば、
女性アイドルグループとのバランスも取れるが、
代わりがいなきゃ、女性アイドルグループの出場数にも影響が出かねず、
もしもそうなったら・・・ これはこれで調整という一つの忖度であり、新たな火種となるだろう。

だからといって・・・ 年寄り目線で、一番やって欲しくないのは、
その代役を、半島からアイドルグループ呼び、その人気に頼ることではなかろうか。

半島のアイドルたちが、若い世代に人気があるのは知ってるし、
けっして、彼らを蔑視してるわけではない。

とはいうものの、1組ぐらいならまだしも、彼らに頼って穴埋めしちゃうと、
年に一度だけ・・・ しかも、この日、この時に限って、歌番組を楽しみに見ている、
多くの年長者から、支持を失いかねないと思うが・・・ 如何なものだろうか?

出場者の発表まで、あと1ヶ月に迫った。
大河ドラも風に例えれば「どうする紅白」であり、豪華な脇役陣を見渡せば、
アイドル枠を少し削って、じっくり聞かせてくれる、演歌枠が増えると嬉しいんだが、
主催者の悩みは・・・ たぶん、そこじゃないだろう。(残念!)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 解散風が吹いている。 | トップ | NGリストは是か、否か? »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なおとも)
2023-10-04 18:57:50
こんばんは!
今日、趣味のお仲間との会があり、同じような意見が皆さんから出ていました。単なる芸能ニュースとは言えない日本の問題の一つです。海外からは、どんな風に見られてるのかしらと話しました。恥ずかしい事です。かといって、何ら罪も関わりもなく、ひたすら頑張って来たタレントに番組に出さないぞと言うのは酷な気がしますし、顧客無視な気もします。今までおんぶに抱っこでしたのに。どう解決するのか、お手並み拝見ですね。なおとも
Unknown (多摩爺)
2023-10-04 19:52:26
なおともさん、こんばんは

外野からなにを言っても、どうなるものではありませんが、
一旦でもいいので、外部の方に経営を任せられないこと、
賠償を行う会社と、通常の営業をする会社の両方とも社長を兼務するとしたところに、
この事務所の甘さがあると思っています。
火中の栗を拾ったところは立派ですが、日の当たるところを歩いてきた人の、強すぎるプライドが、
必要以上に突出してるように見えます
気持ちは分からんでもありませんが、前のめりになり過ぎてると思います。

コメントを投稿

時のつれづれ・神無月」カテゴリの最新記事