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中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第38話 あらすじ

2017年11月24日 12時17分07秒 | 孤高の花(中)

「決死の脱出計画」


1年でも10年でも50年でも、そなたを待つ、と何侠から言われた娉婷は「ご好意は分かりました。でも、だまれません。私を口実に皇女と政から離れ、己がいかに大事な人材か知らしめようとしている。毒殺の件で私を利用しました。私への思いは誠なのでしょうか。野望を実現するため、私が必要なだけでは?」と言い返す。「私の言葉はすべて誠の気持ちだ」と言う何侠。娉婷はため息をつくと、遠乗りの誘いに感謝し「疲れたので帰ります」と言う。

何侠は行きかけてる娉婷に「今、心を変えれば、そなたを幸せにしてやる」と話す。「お忘れですか、私には夫がいます。夫以外の人がくれる幸せなど要りません」と言う娉婷。何侠は「私は明日、発つ。体をいたわれ」と言う。
娉婷が馬に乗って行ってしまい、何侠は兵に「逃げ出しかねぬ。よく見張れ」と命じる。


何侠が屋敷に戻ってくると、冬灼の指示で何侠の甲冑や武器が荷馬車に積み終ったところだった。いつでも出発できると分かり、冬灼に「留守中は娉婷を頼む。しっかり面倒を見よ。また、こたびの戦は極秘であると皆に伝えよ」と言う何侠。


騒がしい屋敷を不思議に思った酔菊は、通りかかった侍女に「朝から皆が物を運んでるのは?」と聞く。侍女は「駙馬様が戦に出られる支度です」と答える。


酔菊は頼まれた金の刺繍糸を娉婷に渡し「駙馬が戦に行くそうよ。つまり、当分いなくなるのよね。だったら逃げ出せるかも」と話す。「誰と戦うのかしら」と言う娉婷。酔菊は「それを聞くのを忘れてたわ。でも、戦の相手など、誰でもいいいでしょ」と言う。とにかく逃げる機会ができるんだから、と。娉婷は「そうね、私がおかしいの。昔とは違うわ。何侠が誰と戦おうと関わりはない。確かに逃げ出せる機会だけれど、今は動けない」と言う。

酔菊が理由を聞くと「何侠は用心深い。そう簡単に手の内から逃げられないわ。私たちが逃げぬか案じている。今でも、これだけの見張りがいるのよ。留守にするなら、必ず見張りの数を増やすわ。逃げ出せない」と娉婷は話す。「では永遠にここから出られないの?」と言う酔菊。娉婷は「逃げ出す機会はあるわ。何侠が出兵しても、皇女は雲安にいる。そして、ここを訪れることもできるわ。この“勝負”がどうつくかは、耀天皇女にかかっている」と言う。そして白蘭の地図を持ってくるよう酔菊に頼む娉婷。


皇女を誘い、花を見た貴丞相は「実はお話があります、お許しください。私はこれまで、白蘭の3代の君主に仕えてまいりました。その私より進言がございます」と言う。「私に白娉婷を逃がせと?」と皇女が聞く。貴丞相が「ご明察でございます。では、もう申すことはありませぬ」と答えると「そなたは、まだ諦めぬのか。丞相は忠臣だ。そして駙馬も楚北捷と互角に戦える唯一の武将。駙馬の話にも一理あると思わぬか。女1人と引き換えに平和が手に入る?かように、うまい話があろうか。その平和はいつまで続くのか」と言う皇女。先々帝の逝去以来、白蘭は常に狙われきた、優れた武将である駙馬を失えば白蘭は他国の餌食となろう、今は戦に打って出るか食われるかの瀬戸際、戦わずして平和など手に入らぬ、と。

「しかし…と言いかける貴丞相を止め、皇女は「まずは駙馬を失わぬこと。白娉婷を逃がすのは、あとだ。あの女は楚北捷と共にいても、何侠と共にいても、次の戦の火種となる」と話す。「皇女様。昨夜、駙馬がどこで寝たかご存じですか」と尋ねる貴丞相。平静を装いながら「丞相、口出しがすぎるぞ」と皇女が言う。貴丞相が「先々帝がご臨終の際に、皇女様のことを託されました。皇女様のお苦しみを、黙って見ていることなど、とてもできませぬ」と言うと、皇女は「なれど丞相は、私の父親ではない。案ずるな、私にも考えがある。宣戦布告はすでに行った。この件は二度と口にするな。晋との戦に勝つため、丞相も駙馬を助け、共に戦術を考えてほしい」と返す。


敵は大群を率い雲安に攻め込む、何侠は都の門を閉じ、高く頑丈な町の城壁で敵を防ぐ、門から出るなら戦のあとだと考える娉婷。娉婷が晋に戻る気だと分かった酔菊は「でも、どうするの。司馬弘は何侠と共に娉婷さんを殺そうとした。戻れば危ないわ」と言う。「北捷様よ」と娉婷が話し、酔菊が「北捷様のお墓参りに行きたいの?」と聞く。娉婷は「とにかく会いに行かないと。お酒も線香もお供えしていない。お腹の子のことを、知らせてもいない。酔菊、夫の埋葬場所を知らぬ妻など、いるかしら」とつらそうに言う。


宿営。北捷に偵察隊による雲安の防備図が届く。偵察隊により、城壁は高さ5寸、厚さ7寸が加わり、2刻ごとに交代している常駐の兵がいると分かる北捷。北捷は「何侠は白蘭の者ではない。だが、今や貴丞相の力を抑え、停戦の国策をやめ、軍備を拡張した。何侠が完全に実権を握れば、白蘭は強敵だ。城壁も修繕を経て、難攻不落となった。これは手ごわいぞ」と漠然に言う。「どうします?」と聞く漠然。北捷が「速戦即決」と答え、漠然が「短期戦ですか?」と言う。

うなづいた漠然は「白蘭は兵糧が豊富で、兵もかなり前から調練を始めている。何侠の備えは十分だろう。わが軍は遠路を飛ばし、ここへ来た。兵糧もまぐさも十分とは言えぬ。戦が長引けば、必ず足りぬようになる。挟み討ちもありうる。ゆえに速戦即決しかない。戦を早く終わらせるのだ。漠然、城壁の下に抜け穴を掘って侵入し、明朝、攻城車で門を破り、内と外から攻める」と話す。伝令に行こうとした漠然は、立ち止まって北捷の前まで戻ると「奥方様はご無事でしょうか」と言う。

座った北捷が何も言わずうつむき「失言です。罪をお許しください」と詫びる。北捷は「何の罪だ。私が守りきれず、娉婷をこんな目に。罪があるとすれば私だ。娉婷を取り戻したら、頭を下げて謝罪する」と言う。


夜。北捷は崖の上から雲安を見下ろしながら笛を吹く。
同じ頃。庭に出ていた娉婷は、酔菊が厨房から持ってきた酒を杯に入れ「捕われの身ゆえ何もできない。素香半韻酒がないから、この祖酒を捧げるわ」と言ってまく。また杯に酒を入れ「一月(ひとつき)で会うはずが、今はあの世とこの世に。北捷様、あなたが恋しい」と言い、飲む娉婷。さらに杯に酒を入れ、泣きながら「万里、離れていても、幾多の山や川を超えても、私は必ず晋へ帰る。妻として、あなたに添い遂げるわ」と言うと、酔菊が止めるのも聞かず娉婷は飲み干す。


外出しようとばかりする酔菊について「おとなしくさせてください」と世話係から頼まれる娉婷。酔菊が退屈していると分かり、娉婷は人手を借りて、庭の瓶をすべて洗って水を入れることに。


瓶に水を入れさせたあと、部屋に戻ってきた酔菊は「あの水をどうするの?」と聞く。娉婷は「何侠の守りは堅い。外からいかに攻めても撃退されるわ。敵は速戦即決で来る。何侠は頑強な城壁と、豊富な兵糧で戦を長引かせる。遠方から来た敵は疲弊し、負けるわ」と話す。
その頃、娉婷の読みどおり、晋軍が退いていた。

娉婷は「雲安の弱点は水源が都の外にあること。何侠を苦しめるには、都の外で永安と龍首の両水源を断つか、毒を入れる。何侠は城壁から出ざるを得ず、速戦即決に。水を用意した意味が分かった?」と酔菊に聞く。「どの家も瓶に水を貯めてるから、当分は大丈夫。でも毒を入れられたら、大勢の民が苦しむ」と言う酔菊。娉婷は「権力者は手段を選ばないの。己の栄光のため、兵士を大勢死なせ、民も虐殺する。毒くらい使うわ」と話す。

酔菊は娉婷に頼まれ、音が出る物を持って来ていた。「これで何をするの?」と酔菊が聞くと、娉婷は「私たちは、いい暮らしをしすぎよ」と答える。酔菊が意味が分からず「私たちを嫌う者がいて、恐らく何かをしてくるはずよ」と話す。


何侠に「斥候が晋軍の密書を入手しました」という知らせが。それには“事態は深刻なり。龍虎、龍狼、龍魈の3軍は、勅命により帰還せよ。鎮北王も至急、晋に戻れ”と書かれていた。
偵察でも“勅命を受け、援軍が引き返した”と報告があったと知り、何侠は「楚北捷。今や孤軍奮闘か。もう終わりだな」とつぶやくように言う。


密書が何侠の手に渡ったと北捷に報告が入る。「水路が断たれれば、何侠は出てきます。密書を読み喜んだでしょう」と漠然に言われ、北捷は外にいる陛下の使いを通すように言う。
陛下の密書は“負けたふり”と使いの体に入れ墨で彫られていた。ふっと笑った北捷は「これが本物の密書だ。同じお考えか。何侠は“戦が終わる”と思うが、実際は今、始まった」と漠然に告げる。


夜。娉婷のいる部屋に刺客が入る。事前に用意していた仕掛けで刺客たちを捕まえた娉婷は、世話係に、私の命を狙う者がいるのにここにいるのは危ない、警備が厳重なこの屋敷に入るとは手だれの刺客、黒幕がいます、それゆえ外の助けが必要です、と話すと、思いついたという感じで「皇女は都に?」と聞く。世話係はためらうが「命に関わることですよ。皇女にお知らせを」と言う娉婷。娉婷は「その時、これをお渡しください」と刺繍を渡す。


娉婷の思惑どおり、皇女と会えることに。
「初戦の勝利にお祝い申し上げます」と言う娉婷。皇女は「私も昨夜、知ったばかりよ。なぜ分かったの?」と聞く。娉婷は「兵の鬨などから、白蘭軍は“守り”と判断を。駙馬が頑丈な城壁を造ったゆえ、敵は負けるはずです。しかも城壁の外に煙が。敵の抜け穴の作戦は失敗です。加えて皇女様の顔色もよろしいゆえ、白蘭軍が勝ったと思い、お祝い申し上げました」と話す。「なんと非凡であること。これらの手がかりから勝敗を見極めるとは。千里の遠きより、戦術を考えて勝つ“女諸葛亮”だけある」と言う皇女。

皇女は「刺客が現れたと駙馬の屋敷より知らせが来た。刺繍も受け取ったわ」と刺繍を手に取ると「これは白殿が刺繍した物かしら?誠に器用ね。見事な刺繍だわ。惜しいことに雁が1羽だけでは何もできぬ。私は下手だから、緑衣にもう1羽、刺繍させた。白殿ほど上手ではないが、1羽より2羽のほうが、ずっと心強いはず。どうぞ見て」と言う。娉婷は刺繍を見ると「皇女様と2人にして」と酔菊を下がらせる。皇女も緑衣たちを下がらせ、部屋には2人だけに。
ひざまずいた娉婷は「この時を待っていました。皇女様、お願いします」と頭を下げる。


ーつづくー


北捷が娉婷を思って笛を吹いたり、同じ時に娉婷が北捷を思ってお酒を飲んだりは、やっぱり切なかった(;д;)
すぐ、そばにいるのに会えないのも、亡くなった人を恋しく思うこともつらい。

陛下の密書が!!
ドラマなのに、体にこんな入れ墨をされちゃって…とか変な同情をしてしまったり( ̄▼ ̄|||)

娉婷、刺客まで利用するなんてすごすぎる(✽ ゚д゚ ✽)
酔菊が頼まれて持ってきた、音の出る物は刺客を捕まえる時に利用したのね。
そして人を呼ぶときにも使える。
刺客たち、屋敷に入るまでは確かにすごかったのかもしれないけど、仕掛けでの捕われ方が面白すぎる(´艸`●)




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3 コメント

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突っ込みどころ満載 (ねこ)
2017-11-24 17:56:21
皇女は何侠を夫としても武将としても頼りにしたいのに、貴丞相の一言は辛いです。

あの刺青が本物の密書だったとは。
何侠の方がピンチになりそうなのも知らずに・・・。

瓶の水替えとか音の出る物の準備とか、何のためにするの?という場面が時々あるけど
娉婷の用意周到な策なんですね。
雁が1羽だけの刺繍も何か意味がありそうで、次回いいところでつづく。


うささん、刺客の生け捕りのところで私も同じことを思いました。
手だれの刺客のはずなのに弱っちょろいよね。

瓶の水替えとかのとき、酔菊が「早くして。遅いわよ。」とドンと押したからこぼれたのに「こぼれたじゃない。」ってぶうぶう言ってたのが酔菊らしかったです。
酔菊にかかれば、みんな気の弱そうな男子や刺客になってしまうね。

皇女の猫が通販生活のCMに出てたの、みっけ。

突っ込みどころ満載のところが楽しいです。
とうとう戦に、、 (Berry)
2017-11-25 21:28:10
突っ込み所を見つけるなんてすごいですね。
酔菊は、せっかく戦の情報を聞いたのだから、どこと?って聞かなくちゃ。晋とわかればなあ、。
何俠は娉婷と同じ寝所で過ごしたと聞いて、皇女は面白くないですよね。。
入れ墨、確かに墨で書いただけでは、消えるかも知れないから刺青なのかなあ、痛いですよね、、
シリアスとコミカル (time)
2017-11-26 01:13:00
前半は、勘違いの何侠と貴丞相の一言に傷つく耀天が
本当にいたかったです。。。
後半は、娉婷の仕掛けが面白すぎましたね。
いろいろな道具たちが大活躍でした!
きっと強い刺客なのに、あんなにあっさりつかまってしまってw
入れ墨もすごかったですね。
北捷が何であんなことをするのかと思いきや、書面がそこに。
この戦い、どんな結末になるのでしょう。
いろいろな人の思惑が絡まっていますね。

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