二人の王女 第10話

昭娘の墓の前でひざまずいた太平公主は、姉を救ってくれたお礼を言うと、母・武媚娘のことを詫びる。
身のこなしや話す口調も違うため、今、安公主が宮中に戻れば太平公主と入れ替わったことをすぐに見破られると話すアジェカイ。しばらく時を置き、機会を待つようにと。
ー3年後ー
武媚娘への憎しみは消えず、安公主は太平公主を吐谷渾の陣地に残し、甘州へ向かう。別れも告げずに去ろうとしていた安公主だったが、追いかけてきたアジェナスムは「止めても無駄なら甘州まで送ろう」と言う。
甘州の知州へ、アジェナスムが太平公主を見つけたと使いの者が文を持って伝えに。
弥陀寺へ行った安公主は師匠と会う。そこに知州がやってくる。安公主は太平公主の剣を見せ、太平公主と信じさせる。
太平公主が見つかったと武媚娘に伝えられる。喜んだ武媚娘は、吉報を陛下にも伝えるように命じる。
アジェナスムと2人きりになった太平公主は「私の心は草原に残してある」と言い、アジェナスムは「私の心は君が奪ってしまった」と返す。もしも戻らなければ妹の面倒を見てほしい、唐と吐谷渾の友好も保ってほしいと頼む安公主。「これからは伝書鳩に文を託そう」と話すアジェナスムは、安公主を想う時に吹いていた笛を「これからは君に吹いてほしい」と差し出す。安公主は自分の髪を一房切り「私だと思って側に置いて」とアジェナスムへ渡し、2人は別れる。
長安に来た安公主は、孫士中と再会。出迎えの役人がいないことを不審に思っていると、謀反を起こした兄・李賢が、捕らえられながら上官婉児と一緒に門から出て来る。武媚娘の仕業だと分り、許せない気持ちでいっぱいになる安公主。上官婉児に兄への囚人扱いをやめるように安公主は言うが、武媚娘から命じられている上官婉児は聞き入れてくれなかった。これまでは自分たちの意に添ってくれていた太平公主とは人が変わったようだと思う上官婉児。「せめて」と安公主は李賢の手かせを外し、自分の輿に乗せて行かせることに。
太平公主を待ちわびる武媚娘に「公主様は人が変わりました」と上官婉児は話す。優しさの中に強さがあり、優雅さの中に威厳があり、おだやかな中に勇ましささえ感じると。
街中を馬で我がもの顔で走り回る白馬寺の僧侶を目撃した安公主。安公主はその僧侶が馮小宝という者で、武媚娘が感業寺にいた頃、親しい仲だったことを知る。そして体がすぐれず高宗は療養しているため、寂しさのあまり武媚娘が馮小宝を宮中に召して側に置いていることも。薛懐義と名を改めた馮小宝は、将軍になっていた。
洛陽へ来た安公主。玄武門の前で兄の李哲と李旦が出迎えてくれる。
甘露殿で初めて安公主は真の母と会う。しかし喜び安公主の髪を触った武媚娘は、目の前にいる娘が太平公主ではないと感じる。
草原に残された本物の太平公主は、姉の安公主に裏切られたと思っていた。そんな太平公主をアジェナスムは慰める。
安公主は武媚娘に輿入れの道中で吐谷渾のスルン可汗に襲われ連れ去られたと嘘を話す。妻にしようとしたスルン可汗から救ってくれたのが弟のアジェナスムだったと。そのアジェナスムから愛していると言われ、公主の縁組みは皇帝と皇后が決めるため拒んだが、3年引き留められたと言う安公主。アジェナスムを婿とさせてほしいと安公主は頼むが、武媚娘は異民族とはダメだと許してくれなかった。そして「あなたには薛紹がいるではないか」と言われ、薛紹が明日来ることを聞かされる。
あきらかに太平公主とは違うと思った武媚娘は、戻ってきた娘が安公主だと悟る。


ーつづくー


せっかく3年も待ったのに、あっという間に武媚娘にバレちゃったみたい(￣ω￣;)
まだ安公主はバレてないと思っているよね…どうなるかな?

安公主はアジェナスムとはしばらくお別れ"(ノ_・、)"
きっと太平公主がいるから、アジェナスムはこれからもちょこちょこ出てくれるよね?
でも…太平公主は安公主と顔が似ているし、慰めている姿を見てると太平公主に惹かれないか不安。アジェナスムには一途に安公主を思っていてほしい。

そんなアジェナスム、今回もカッコ良かった!!
「私の心は君が奪ってしまった」って。きゃあ(*´艸｀*)
相変わらず紳士的だし。
馬に乗るシーンもほんと素敵(*´ー｀*人)




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