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民主主義指数:混合政治体制について

私が最近関心を持っている「民主主義指数」。

民主主義指数は「完全な民主主義国」、「欠陥のある民主主義国」、「混合政治体制」、「独裁政治体制」に分けられるが、民主と独裁の中間に位置づけられる「混合政治体制」とされた国について説明したい。

2010年に混合政治体制とされた国・地域の上位3位までが香港、ボリビア、シンガポール、最下位がハイチとイラク。

香港
中国に返還された後は、中国本土の共産党政権の影響は多かれ少なかれ受けているだろう。「市民の自由」は高く、日本と同じ値だった。イギリス領時代、社会主義の中国本土とは対照的に、香港では自由放任主義という経済政策が採られ、福祉面では遅れているもよう。





シンガポール
複数政党制だが、選挙制度が与党に有利な仕組みになっており、人民行動党の事実上の一党独裁ともいわれる。周辺のタイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンと比べると経済水準は高いが、民主主義指数は低い。昔ほどではないが、言論の自由も不十分。投獄された野党議員もいて、まるで復帰前の沖縄のようだ(沖縄では瀬長亀次郎が那覇市長に当選後投獄されたということがあった)。




ベネズエラ
チャベス大統領のもと社会主義政策がとられている。政権は貧困層を中心に支持を集めているが、資産家は国民に分配するために土地や施設を収容されるなど、受難にあっている。






カンボジア
かつてポル・ポトによる独裁体制が敷かれていた。現在、政府関係者による民間人に対する暴力が横行している模様(『世界仰天ニュース』という番組でやってた)。








ハイチ
カリブ海諸国の最貧国。2010年に大地震があり政府機能もマヒ。

イラク
2003年イラク戦争、フセイン政権崩壊。現在も混乱が続いている。

去年のジャスミン革命で独裁政権が倒れたチュニジアは、独裁政治体制から混合政治体制にランクアップした。

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