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「売」も「買」も音読みで「バイ」、さらに「買う」は英語でも「buy(バイ)」という件

先週金曜日(6月28日)、「ザワつく」というテレビ番組で、転売目的で商品を大量に買い占める「転売ヤー」について取り上げていた。「転売ヤー」は「転売」と「バイヤー」を合わせた言葉。「バイヤー(buyer)」は「buy(買う)+er」で「買い手」「仕入れ係」のこと。

「売る」と「買う」は反対語だが、漢字の「売」も「買」も音読みでは同じ「バイ」と読み、さらに「買う」英語でも「buy(バイ)」という点は興味深い。「売」の旧字体は「賣」で、「買」から派生した漢字で、音も「買」から来ている。漢字の「買」と英語の「buy」が同じ語源というわけはなく、音がほとんど同じなのは偶然に過ぎない。
ちなみに中国語では「買」は「mai マイ(3声)」、「mai マイ(4声)」と発音しする(声調だけが違う)。
「売価(ばいか)」と「買価(ばいか)」のように読みは同じだが反対の意味をする熟語がある。「売春(ばいしゅん)」と「買春(かいしゅん)」のように同音を避けた熟語もある(「売春」はもともとあった言葉で、「買春」は近年になって新たに作られた言葉)。

「売る」は英語で「sell(セル)」。これも日本語の「競る」(「きそって値を上げる」の意)と似ているところが興味深い(同じ語源なわけはないが)。
インドの少数民族のレプチャ語で「売る」は「ul(ウル)」と言うということを以前日本人のルーツ:諸説で述べた。これはレプチャ族が日本人のルーツだという説から同じ語源である可能性は高い。

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