よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4054(いて座 M24バンビの横顔)

2024-06-01 01:00:00 | MC天体
いて座 M24/Small Sgr Star Cloud バンビの横顔

画像イ、UV IRカットフィルター使用、1分露出35分のライブスタック
(ダーク、フラット、バイアス補正あり、180°回転)
M24はNGC6603散開星団を含む天の川の一部分。M24を含む一帯は天文ファンからバンビの横顔と呼ばれている。なお、NGC6603は、元画像約800万画素でアップしたため潰れている。ということで縮小されないようにトリミングしてアップすると、

中央にどうにか星が分離して見えている。

FRPのベランダは歩くと揺れるので、設置後はいつも室内からのリモート観望。窓ガラス越しに外を見ると『うん、雲?』窓を開けるとなんと天の川。(^^;幼い頃は天の川と雲見間違えることなんかなかったが、近視の上老眼も進んだので・・・。(^^;
早速、星座ビノで暫く天の川観望。大星夜。
折角なので天の川が感じられる天体観望するかとM24を選択。あとで館長に画像を見せ褒めてもらった。(^^;

画像ロ、アノテーション(トリミングあり)

画像ハ、ライブ画面

画像ニ、導入画面
画像ホ、観望位置(昨年のまとめから)

(ブログ作成後、『はて』『この拡大な画角でやっと写るM24、Seestarで撮ったら何がうつるの?』次のチャレンジは決まった。)


観望の最後は『三裂の青、三裂の青』と呟きながらM20三裂星雲とM8ラグーン星雲(干潟星雲)。
画像ホ、UV IRカットフイルター使用、1分露出6分のライブスタック
ライブスタックが6分で止まる。Seestarはと見ると無惨の一言。今度は本物の雲。終了。(^^;

撮影情報
2024年5月29日午後11時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
いて座 M24/Small Sgr Star Cloud、バンビの横顔
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IRカットフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus32G+iPad mini6
1分露出30分のライブスタック、gainM(252)
(ダーク、フラット、バイアス補正あり)
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料
02) 銀河星雲マニア / Seestarマニア   JUNPYさんのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク
 いつも勉強させていただいているStarlight Terraceさんのブログ、これは完全にバンビに見えます。

電視観望の記録等関連Blog




電視観望の記録4049(こぎつね座 M27亜鈴状星雲)

2024-05-20 01:00:00 | MC天体
こぎつね座 M27亜鈴状星雲

130PDS+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiシリーズ
*130PDS:口径13cmニュートン反射望遠鏡
*ASI715MC:ZWO社が昨年11月発売した1/2.8インチCMOSカメラ。ピクセルサイズが1.45μmと小さく、このサイズで3864x2192ピクセルの解像度を持つ。

画像イ、1分露出48枚のスタックFitsファイルをASIAIR本体のソフトで処理、写真アプリでトリミング・調整

画像ロ、本体ソフトでアノテーション

画像ハ、ライブ終了時の画面
鉄アレイに似ていることから、亜鈴状星雲と名がついたM27。英語でもそのままダンブル・ネブラ。距離1235光年にある惑星状星雲。

北東の空での130PDS最後の目標天体。2日間チャレンジしてみた。今回の観望はどんな風に写るかとSeestarで見えていた直角状の淡いフィラメントが見えるかの確認。とりあえず目標は達成できた。しかし問題多発だったので、以下長い覚書。

覚書)
1、自動導入できなかった。
長いプレートソルブを経て英語で『自動導入失敗』と表示される。これまでは失敗しても中心に導入出来ないだけで、画角内に捉えていることが多かったが影も形もなし。ライブスタックに入って全く写らないので導入されてないことに気づく;^^)何度かやり直し、最終的には、はくちょう座アルビレオ導入、M27の直ぐ上のこぎつね座14番星導入、M27導入でどうにか導入できた。
ライブ終了時に、星図画面に戻ると・・・
画像ニ
ライブ画面では中央付近に見えていたが、かなりズレている。M13、M92、M57でも同じ傾向ででていた。

2、ガイドが荒れる。
ガイドは、3"以内、3枚撮るとデイザーがかかる設定。調子が良い時は大体2"以内だが、結構10"以上にずれることも多かった。画像イで星が流れているのが私でもわかるレベル。AZ-GTiのキャリブレーションやりなおしたが改善せず。極軸アライメントしなかったから?バランスあってない?130PDS重すぎる?心当たり多くて原因不明。(^^;
念のため、ASI StudioのDeep Sky Stackに、48枚を読み込むと、まともなのは、20枚でした。;^^)雲で写ってない。星が二重に写っている・・・など。まともな20枚を再スタックして、SiriLで画像処理。
画像ホ(かぶり処理のためトリミングあり)

逆畳み込み処理しているので、星像はこちらが綺麗だが、色は負けてる?
Seestarにも相変わらず負けてるし;^^)・・・(星見娘19)

画像へ、iステラHDによる観望位置


ついでにM57もDeep Sky Stackで再スタックしてStriLで再処理。(こちらは、30秒74枚すべてを再スタック)
画像ト
こちらは、SiriLの方が良かったかな?
同じ枚数ならSiriLが上かも
でもあの酷い画像をスタックして、それなりに見せてくれるZWOの画像処理技術凄いわ。

しかし、いずれも中心星は写らず;^^)
一人前への道は未だ遠い・・・

これで北東の空のテストは終わり、南天の銀河だ!と思ったら、上弦をすぎたのでこれからは月夜。しかも1週間は曇り予想。また晴れたら頑張る;^^)
しばらく、FMAI35で北東の空です。

撮影情報
2024年5月16日・17日午後11時半頃
メダカベヤ観測所
こぎつね座 M27/NGC6853 亜鈴状星雲/ダンブル・ネブラ
主鏡 130PDS+ASI715MC+CBPフィルター+UV IRCutフィルタ一
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35(M)、1分露出48枚のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
Deep Sky Stackで20枚をスタック、SiriLで画像処理(画像ホ)
写真アプリでトリミング・画像調整等


よしべ~の業務報告
2024-05-19
朝から雨
ということでSiriLで画像処理の練習
1、北アメリカ星雲とペリカン星雲


2、網状星雲





電視観望の記録4048(こと座 M57 by 130PDS+ASI715MC)

2024-05-17 01:00:00 | MC天体
こと座 M57リング星雲/環状星雲

130PDS+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiシリーズ
*130PDS:口径13cmニュートン反射望遠鏡
*ASI715MC:ZWO社が昨年11月発売した1/2.8インチCMOSカメラ。ピクセルサイズが1.45μmと小さく、このサイズで3864x2192ピクセルの解像度を持つ。

画像イ、UV IRcut・CBPフィルター2枚づけ、30秒露出15分のライブスタック

画像ロ、ライブスタック終了時

この日の本命、何度も何度も撮っているM57リング星雲。球状星団M13が大きく写ったので、期待しながらの観望。
先づは、3分露出。M13と同じく明るすぎた。30秒露出に変更。3秒露出でプレビューをかけ、アノテーションをかけると(画像ニ)、3秒でも存在が確認できる!しかもいつものピンチアウト拡大せずともはっきりリング星雲とわかる。長かった~やっとここまできた。

ライブスタック中は、ほのかに中心星が見えているようないないような~ビミョーな写り。画像調整すると痕跡は消えました。;^^)

10分のライブスタック(画像ハ)後、CBPフィルター装着を決意する。カメラを外すとIR UVCutフィルターは簡単には外れない装着。(昼のピント合わせ後暫く床に置いていたので忘れていた。;^^)ええい!とCBPフィルターを追加装着。デネブを導入。バーティノフマスクでピントを合わせ。ライブスタック。そして画像イ。

まだまだだが、大きく写すことはできたので、一歩前進、良しとしよう(^^;

画像ハ、UV IRcutフィルター使用、30秒露出10分のライブスタック

画像ニ、3秒露出プレビューでアノテーション、ライブスタックスタート時

撮影情報
2024年5月10日午後11時過ぎ
メダカベヤ観測所
こと座 M57/NGC6720 リング星雲/環状星雲
主鏡 130PDS+ASI715MC+CBPフィルター+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35(M)、30秒露出30枚ライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

2024年5月18日追加)
17日夜にも、時間待ちで、34分のライブスタック


ちょっと良くなったが、中心星は写らず(^^;

覚書)
1.この組合わせでも、自動導入、プレートソルブ問題なし。(画角0.48°×0.26°)
2.この組合わせで、メダカベヤでのPA(極軸アライメント)は難しいと、省略したが特に問題なし。(前日にFMA135で実施して、設置が室内なのでそのままの状態。)
3.ガイド鏡の設置は問題あり。シャフトへ装着すると窓枠の手摺で星が写らない。

それで、ガイド鏡を本当の位置へ;^^)
これまでのガイド鏡の位置には、FMA135+ASI585MCをおもりに;^^)

これで、M13、M92、M57を観望。ほぼ問題なし(この時は、南天を観望するとアリガタと雲台のネジがぶつかる可能性があった。メダカベヤでは北東しか見えない。)。
そして、このブログを書きながら、もう1度設置してみたら、

これでバランスとれました。(運用はまだ、今晩晴れてほしい。)
4.ASIAIRでのASI715MCのgain選択は、Lが0、Mが35、Hが300。手動では0~300。初心者なのでMで運用している。gain35って低すぎない?と思っていたが、何とかなりそうな感触。

電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館

こと座Lyra画像①CSレンズによる「こと座」撮影。こと座の電視観望を通じて、沢山の経験をさせてもらえた。メダカ部屋では、近くの街灯で1等星しか視認しにくい状況。アライ...

goo blog

 
2倍

そして夜は、極軸合わせ、M27亜鈴状星雲テスト観望
3分露出×11、自動導入できなくて困った;^^)
アルビレオ、14Vulを経由して、やっとこさ導入

Seestarに負けてます。(^^;










電視観望の記録4046(ヘラクレス座 M13、M92 by 130PDS+ASI715MC)

2024-05-15 01:00:00 | MC天体
ヘラクレス座 M13、M92球状星団

130PDS+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiシリーズ・・・☆
*130PDS:口径13cmニュートン反射望遠鏡
*ASI715MC:ZWO社が昨年11月発売した1/2.8インチCMOSカメラ。ピクセルサイズが1.45μmと小さく、このサイズで3864x2192ピクセルの解像度を持つ。

I、ヘラクレス座大球状星団M13
画像イ、SiriLで画像処理

上の☆の組合わせファーストライト。画角は049°×0.28°
事前に3分露光のダークファイルを作成、青空フラットファイル、バイアスファイルも用意、準備万端(極軸合わせは、前日のFMA135+ASI585MCで合わせたままなので省略)。
導入よし、プレビュー画面でのプレ―トソルブOK、アノテーションOK
そして
でかい!アノテーションの円が画面からはみ出てる。
そしてガイドOK
期待一杯で、ライブスタック・スタート!
画像ロ、ライブスタック・スタート画面(画像はプレビューのもの)
3分後1枚目がでる。
画像ハ、(ヒストグラム・オート)
ダメだわ;^ ^)
明るすぎた。

30秒のダークファイルを急いで用意。
やり直し
画像ニ、30秒露出21枚のライブスタック
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)
画像ホ、導入画面

いや~凄いの撮れた(よしべ~基準)。画像処理難しそう。
;^^)
こうしてファーストライトは終わりました。

Ⅱ、M92球状星団(ヘラクレス座)
画像ニ、導入画面

画像ホ、プレビュー画面で、プレートソルブ、アノテーションを完了、そしてスクショ
画像ヘ、ライブ画面
ちょっとピントずれてる?どうすればよいかわからない。;^^)
次の天体が気になるので、6分で終了して次の天体へ。
画像ト、30秒露出12枚のライブスタック
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)

この☆の組合わせで天体が撮れるとわかったのが大きな収穫。
また、勉強して再度観望する。精進あるのみ。
(^^;

撮影情報
2024年5月10日午後9時過ぎ
メダカベヤ観測所
ヘラクレス座 M13/Mel150/NGC6205 ヘラクレス座(大)球状星団、M92球状星団
主鏡 130PDS+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、30秒露出21枚(M13)、12枚(M92)のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
SiriLで簡単に画像処理(M13)
写真アプリでトリミング・画像調整等(M13、M92)

参考資料
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog

















電視観望の記録4045(はくちょう座 網状星雲)

2024-05-12 01:00:00 | MC天体
はくちょう座 網状星雲/Viel Nebura
*東:C33/NGC6992-5
*西:C34/NGC6960魔女のほうき星雲
 現代では、『東+西+IC1340+α=Sh2-103=はくちょう座ループ 』と呼ばれている。

画像イ、調整・トリミングあり
網状星雲は、数万年前の超新星爆発の残骸、今なお秒速100km以上でガスが広がっているという。はくちょう座ループの一部。ループ全体は満月の45倍の拡がりを持つとのこと。

FMA135+ASI585MCの広い画角で、東・中央・西と一枚に写すことができた。(^o^)ノ
なお、中央とこれまで思っていた部分は西の一部でした。(^^; 
天の川の中にあるということで微光星がすごく、ちょっと見にくい。もっと画像処理きちんとしたいと思った次第。雨になったらまた画像処理頑張る。
なお、SkySafariの表示では

という感じ。

画像ロ、CBPフィルター使用、3分露出×18枚、ASIAIRのDSO Stackで、スタック・画像処理
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)

画像ハ、ライブ画面

画像ニ、導入画面

画像ホ、SkySafariによる観望位置


撮影情報
2024年5月9日午前1時前
メダカベヤ観測所
はくちょう座 網状星雲
主鏡 FMA135+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain252(M)、3分露出18枚のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
02) 銀河星雲マニア / SeestarマニアJUNPYのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク


よしべ~の業務報告
2024-05-11
巨大フレアー発生で、電波障害や世界各地でオーロラ観測のニュースもありました。
そして、その活動拠点の1つ巨大黒点群AR13664ともお別れです。
X見てたら、北海道や東北でのオーロラ観測が出てました。


Seestar等倍

2倍


4倍